『いろってなあに？』

アリス＆マーティン・プロベンセン/作　32P　アノニマ・スタジオ

【いろいろな色が示すものってなんだろう？】

色は、匂わないし、味もないし、聞こえもしなし、触れてもわからない。でも見ると分かります。全部で9色の色のものが描かれています。

例えば、黄色は、ヒマワリ、トウモロコシ、レモン、バナナなどと、画面いっぱいに大きなライオン4頭っが描かれいます。

他の8色についても同じように、細かく描かれたものと、大きく描かれたものが繰り返されます。
ただの色の紹介ではなく、色にまつわる想いだったり、考えが文章として表現されていてワクワクします。

繊細かつダイナミックに描かれたこの絵本は、1967年にアメリカで刊行された絵本です。
その古さを全く感じない、新鮮な気持ちでページを読み進めることができます。

【丈太郎のひとりごと】
色に興味を持ち出した子どもたちにぴったりな絵本です。ケバケバしさがなく紙質も色使いも落ち着きがあります。

「いろってなあに？」と聞かれたらどんな風に答えますか？それはこの絵本の最後まで楽しんだらわかると思います。