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【新学期を迎える小学生たちへ!】『ぼくは、ういてる。』
¥1,650
なかがわちひろ/作 55P のら書店 【「ういてる」って良いこと?悪いこと?】 主人公の僕は時々浮いています。その時によって違うけれど大体20〜30センチぐらい浮いています。周りからはただぼんやりしているように見えるらしく、叱られたり、笑われたり、置いていかれたりします。 退屈して他の人と違うことを考えていたり、何か夢中になっている時に浮きやすいです。しかし、悪いことだけではありません。浮いてるからこそ思いがけないものが見えたりもします。 浮いていることは悪い気持ちにするだけではなく、良い気持ちになることもあります。よく見ると浮いてるのは自分だけでなく周りの人も全員ちょっぴり浮いてました。みんな揃って3センチぐらい浮いていたので気づきませんでした。 浮いていることが悪いことなのか良いことなのかは答えは出ませんが、自分らしく生きている姿が、文章をよりわかりやすくするような絵で描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 多数の中で自分だけ思考や行動が違うと周囲から「浮いている」」と言われることがあります。それが個性と呼ばれる良いことなのか、協調性や集中力のない悪いことかはわかりません。 この本には浮いていることについて良い悪しの判断はされていません。そんな浮いてる子どもを優しく見守る校長先生もこのお話には登場します。大人が子どもたちと接して必要な時にはフォローをしていくのが大切だと思います。 僕も小中学校と「ういてる」子どもでした。みんなと同じことを何故ここまでも強制されなくてはいけないのか?時代は80年代半ばから90年代初頭、管理教育が厳しく不条理な校則に縛られた生活でした。 そんな生活に疑問を持った僕は、高校を埼玉県にある「自由の森学園」(https://www.jiyunomori.ac.jp)への進学を決めました。子どもたちの主体性を何よりも重じる、校則もない高校でした。 そこでは「自由」と「わがまま」の紙一重な難しさなども学びました。そして、後に一生の友達となる皆んなと、共有、共鳴、共感をともにしました。 当時の学園長であり「自由の森学園」の創立者でもある故・遠藤豊氏は、僕らの卒業式でこう言いました。 「社会の囚われ人になってはダメだ!」 今でもその言葉は僕のベーシックにあります。社会の荒波に揉まれながらも、自立して生きていくこと。なかなか出来ることではありません。自分の自由のために時には社会と闘わなければならないこともあります。 だから僕は、未だにちょっと「ういている」ぐらいが丁度良いと思っています。互いの個性を尊重し合う社会になることを切に願っています。 今の子どもたちは「おりこう」な子が多いと思います。「おりこう」とは客観的な評価であり、本来は「かしこい」でなければいけないのではないでしょうか? 子どもだけでなく、大人にも是非とも読んで欲しい本です! 大人の顔色を伺いながら「おりこう」な生活を強いられている子どもたちを救わなければならない!僕はこの本を読んでそう思いました。 世の中的には「子どもの主体性を大切にした教育」と言われてますが、本当に子どもたちの主体性が大切にされているでしょうか?本当に「多様性」を受け入れているでしょうか? 子どもたちをもっと自由に解放してあげようじゃないですか!それが僕ら大人の役目であることは確かです。
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【限定30冊!宛名入り服部みれい&福太郎のサイン本】『murmur magazine for men 第5号』
¥990
予約商品
服部みれい/発行人・編集長 96P 株式会社エムエム・ブックス 【今の生活をを大切にしたい人、自分に正直に生きていきたい方へ!】: 実に6年ぶりのfor men最新刊です!! ◎総力特集|僕たちのチャクラケア いまこそ、チャクラの知恵 監修・執筆=kaiさん(セラピスト、アーティスト、文筆家) あらためてチャクラとは?|3分で早わかり! 7つのチャクラ|わたしのチャクラの状態は? 簡単セルフチェック!|チャクラ閉じすぎor開きすぎ 14の特徴と傾向!|現代人に多い4つのタイプ〜男性編〜|kaiさんのチャクラケアブックの魅力について話したい ◎特別対談|kaiさん×池川明さん(医師・医学博士) 子どもと大人の信頼関係が誰もがやりたいことをやれて幸せに生きられる、まだ見ぬ地球をつくる。 ◎グラビア|小林健二さんのアトリエから|居相家のあたらしい日々 ◎インタビュー|居相大輝さん(iaiデザイナー) iai/居相の家づくり「創造し続ける日々」 ◎ロングインタビュー|小林健二さん(アーティスト) すべては光が見ている夢だとしたら ◎ 鼎談|父親同士、子育てについて語り合ってみた! 4人の妻のコメントつき 居相大輝さん(iaiデザイナー)×菊地翔さん(cahier美容師)× 井上博斗さん(トランス・ナヴィゲーター)×聞き手 武山直生(小誌編集部員) ◎特集② |4大セルフケア入門 ナビゲーター=服部福太郎(小誌編集部員) 冷えとり健康法|ひまし油湿布|海水温熱|砂浴 ◎new boyのためのholistic life入門 「都市脱出」|内田明夫さん (農家)| 田附勝さん(写真家)|太田光軌さん(パン職人)|安藤巖乙さん(観光組織職員) ◎連載 Holistic Gear News ‖ セルフケアグッズ パーマカルチャーデザイナー大村淳の森のつくりかた! 水は捨てすぎずためすぎず余すところなく利用すべし ソーヤー・海の共感男子‖ジャッジしないための「観察」 曽我部恵一の東京父親日記‖シスターの静かな目 ピーター・バラカン New Morning, New Beginning 【丈太郎のひとりごと】 今から10数年前、女性の間で「冷えとりスタイル」が話題になった。そのスタイルを提唱したのは、服部みれいさん。実は僕のみれいさんとの出会いは、そのもっと前の2000年代前半ぐらいで、まだみれいさんの肩書きは「編集者」だけで合った頃だ。 偶然?今となっては必然的な出会いであったと思う。何度か彼女が同じ編集者の友人とシェアしている家にクリスマスパーティーにお呼ばれして、あらゆるジャンルの人々が集ったそのパーティーはまさにカオス状態!とても楽しかった覚えがあります。 これからしばらく疎遠になってしまったのだけど、「冷えとりスタイル」が話題になった時に「服部みれい」という名前を見かけるようになり、その後はエッセイを書いたり、編集者に留まらず文筆家としても活躍しているのを知っていた。そして、2015年に岐阜県美濃市に東京から移住したことも(僕が名古屋に戻ったのは2014年!)知っていた。 「いつかmmbooksにも行ってみたいなぁ!」と思いながらも、長らく会っていないこと、その間に輝かしき時の人となっていた彼女が変わっていたらどうしよう?なんて思いながら過ごしていたのだが、昨年の秋に岐阜県美濃市で僕の講演会があった。 「これはmmbooksにいけるな!」と思い立ち、例え彼女が変わっていようが「それは仕方ない!」と諦めれば良いと腹を括った(かなり大袈裟!)。お店に入るとオーガニックとかナチュラルって言葉が浮かぶような古民家のオシャレなお店。 場違いの僕は彼女を探したが見当たらなかったので、お店のスタッフの方に「みれいさんはいらっしゃいますか?」と声をかけた。スタッフの方は「今、ここにはおりませんが何か誤用ですか?」と丁寧に接してくれて「みれいさんに会いたいのです!メルヘンハウスの三輪丈太郎と言えばわかる筈です。」と伝えた。スタッフの方が自宅にいたみれいさんに連絡を取ってくれたようで10分後ぐらいに来ると言うではないか! 僕は緊張した。最初の言葉はなんだろう?「お久しぶりです!覚えてますか?」かな?などと、第一印象が大切と色々と気の利いた言葉や行動を、久々の再会のために思考を巡らせていた。 しばらくすると彼女が犬を連れてやってきた!「お久しぶりです〜!」なんて、ごく普通の挨拶をしたが、長い間会ってなかったようなのが嘘のように、そこからはお互いの会っていなかった期間の穴埋めをするように思い出話もしながら、話は今お互いに取り組んでいることを話した。 その話はとてもエキサイティングであったことは確かだ!そして、一緒に何かやろうよ!と言うことになり、まずは春頃に発刊予定の『murmur magazine for men 第5号』の発売記念トークショーをメルヘンハウスでやろうと! そして、書店なのに服やソックスもあり、その中に変わった絵本と張子が幾つか置いてあった。「本屋に張子は場違いだろう!」と思うかも知れないが、何故だかお店の雰囲気に会っていた。 「あっ、これは私のパートナーの福ちゃん(服部福太郎)の張子と絵本!絵本には歌も付いているんだよ!」とその場で歌を聴かせてもらったが大爆笑をしてしまい、絵本の内容も張子のセンスもバッチリで、その日は不在であった福ちゃんに確認することなく「メルヘンハウスで絵本の原画展と張子の展示をやろう!」と決まった。 面白いと閃いた時は即決するタイプなので、どんどん話が膨らんで行った。 そして、良い時間を過ごして家路へ。 後日、みれいさんと福ちゃんがメルヘンハウスにご来店!福ちゃんは色々な絵本を物色している。ギャラリーも見てもらい、秋頃の「服部福太郎エキシビジョン(仮)」も決まった(詳細はお楽しみに!)。とにかく話の進行具合が早い! と、かなり長くなってしまったけど4月25日(金)に『murmur magazine for men 第5号』の発売記念トークショーをメルヘンハウスで開催決定! しかも、それから10日後の5月5日(月・祝)に、おそらく近々発表される本に関するイベント「BOOK BOOK」で、みれいさんとのトークGIGも決定している。こちらのトークもかなりヤバい内容でお送りするので、マーマーヘッズの皆さんのご来場をお待ちしています(詳細は後日発表)! そんなこんなで皆さんより一足先に『murmur magazine for men 第5号』を読ませてもらったが、「ふむふむ」、「なるほどねぇ」、「それは素敵すぎるだろ!」、「曽我部恵一のスタンスは音楽だけなく良いな!」とか、楽しくタメになることも沢山書いてあったが自分にないものがそこには沢山記してあり、興味深く読ませてもらった。 「このボリュームで990円はないだろ!」と1,000円でお釣りが来てしまう。 menもwomanも必読です!womanでも全然楽しめる内容かと思います。 この機会に是非ともGET!してください。
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『しごとへの道1 パン職人・ 新幹線運転士・ 研究者』
¥1,430
SOLD OUT
鈴木のりたけ/作 192P ブロンズ新社 【仕事に就くまでの様々な道のり】 この本はパン職人、新幹線運転士、研究者になった人達の物語です。この3人に共通しているのは、最初からなりたかった夢ではなく、色々な人や事柄に出会い、少しずつなりたい仕事になっていくことです。 ただ一つ、共通していることは、一生懸命取り組むことです。新幹線運転士は小さな頃は野球に夢中でした。監督からの厳しい言葉などもあり、野球に励んでいましたが、紆余曲折がありながら新幹線運転士になったのです。 この本はコマ割りのイラストで物語が描かれているので、楽しく読むことが出来ます。 【丈太郎のひとりごと】 大切なのは、「今」を十分に楽しく頑張り努力する、そして、何に対しても「好奇心」を持つことです。この3人は好奇心旺盛です。その好奇心を突き詰めていけば、なりたい仕事になれることでしょう。 もしかしたら、なりたい仕事でもなかったけれども素敵な仕事になれるかも知れません。 三者三様の幼少時からの様子を読んでみて、子どもたちが今何をすべきか?何に没頭すべきか?色々と考え、将来、どんな仕事になるのかお楽しみにしておくのも良いでしょう。
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『しごとへの道2: 獣医師 オーケストラ団員 地域おこし協力隊』
¥1,430
SOLD OUT
鈴木のりたけ/作 192P ブロンズ新社 【迷って、なやんで、とびこんで、自分の「好き」をしごとにするまで。】 読む「しごとば」シリーズ第2弾は、獣医師、オーケストラ団員、地域おこし協力隊の3職業を収録。 自分のしごとに出会うまでの紆余曲折、人生を変える言葉や人との出会いを、子ども時代から取材。 しごとへの道はひとつじゃない― 子どもから大人まで、心に響くエピソードが満載! コミック仕立てで充実の読み応えです。 (以上、出版社コメントより) 【丈太郎のひとりごと】 大切なのは、「今」を十分に楽しく頑張り努力する、そして、何に対しても「好奇心」を持つことです。この3人は好奇心旺盛です。その好奇心を突き詰めていけば、なりたい仕事になれることでしょう。 もしかしたら、なりたい仕事でもなかったけれども素敵な仕事になれるかも知れません。 三者三様の幼少時からの様子を読んでみて、子どもたちが今何をすべきか?何に没頭すべきか?色々と考え、将来、どんな仕事になるのかお楽しみにしておくのも良いでしょう。
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【名古屋のカルチャーを知り尽くした伝説の書店員】『故 古田一晴を偲ぶ 黒いエプロン』
¥500
野口あや子/作 【古田一晴への愛と感謝と思い出に溢れたZINE】 古田一晴さんとも親交の深かった名古屋在住の歌人、野口あや子さんが挽歌を詠んだ追悼ZINEです。「古田愛」に溢れた37首とエッセイ2編が収録されています。 ちくさ正文館で長年に渡り、様々な人々がジャンルレスで人文書からサブカルチャーまで精通する異様な空間「古田ゾーン」にお世話になった方も多いと思います。 古田一晴さんと交流がなかった方でも、このZINEを開けば「古田一晴」と言う最期まで「書店員」に徹した姿を垣間見ることが出来ることでしょう。 【丈太郎のひとりごと】 以前のメルヘンハウスの店舗から徒歩3分のところに「ちくさ正文館」がありました。 2014年にメルヘンハウスに入社し、ある日「ちくさ正文館」の名物店長の古田さんに挨拶に行きました。その際に「メルヘンハウスのショップカードを持って来い」と言われました。 「ウチ(ちくさ正文館)は児童書が少ないから、いつもアンタの店を紹介していて面倒なんだ。ショップカードを置いとけば渡すだけだからな!」 系統は違えど同じ「書店」で他の書店のショップカードを置くという寛容さに驚きました。 それから休憩時間に「ちくさ正文館」によく行くようになり、様々なアートカルチャーシーンに精通している古田さんに好きなバンド(マニアック過ぎて誰も知らないであろう)の話をしたら、そのバンドのことで大盛り上がして、それがキッカケで親しくさせて頂きました。 「ちくさ正文館」の「古田ゾーン」と呼ばれるゴチャゴチャしたスペースは人文学、哲学の本やカルチャー、しかもサブカルチャーに強く大好きな場所でした。 僕が吉本隆明(吉本ばななの父)に興味を持ち、どの本から読めばわからず古田さんに相談したら「まずこれからだ!」とすぐに出してくれました。 しかし、その本は僕にとってあまりにも難しく、何度読み返してもわからないことだらけ。その話をしたら「分からないから良いだよ!分からないから何度も読んでわかろうするだろ?今の本は分かりやす過ぎるんだよ!」と古田さんは言いました。 その言葉に衝撃を受け、絵本でもナンセンス絵本などはよく分からないとお客様から言われるけど、そう言うことか!と思い、古田さんの「分からないから良いんだよ!」とフレーズをメルヘンハウスでもよく利用させて頂きました。 そして「ちくさ正文館」も昨年閉店し「古田さん、これからどうするんだろうか?」とずっと思っていたところ、古田さんの訃報舞い込んできました。お通夜に行くと顔見知りの人に多く出会いました。色々とイジられたりもしながらも、いつも「本」と向き合い素晴らしい目利きでした。書店員の先輩として尊敬し憧れの人でした。 そんな古田さんがいないのが残念でなりませんが、こうやって「本」としてカタチに残ることを嬉しく思います。
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『色彩の魔術師 エリック・カールの絵本とアート』
¥3,850
SOLD OUT
ペンギン・ランダムハウス /編 前沢明枝/訳 135P 偕成社 【知られざるエリック・カールの人生を除いてみたら、、、。】 エリック・カールと言う名前を聞けば、『はらぺこあおむし』(偕成社)を思い浮かべる方がほとんどでしょう。日本はもちろんの事、世界中の子どもたちから愛されてやまない名作絵本です。 しかし、『はらぺこあおむし』など日本でお馴染みの絵本などは、エリック・カールのアーティストとしての一片でしかありません。 この本ではエリック・カールの生涯を知ることが出来ます。生い立ちから影響を受けた人々、絵本作家への道など詳細が書かれています。 しかもオールカラーで文章だけではなく、あらゆる時代の作品や写真も掲載されているため、とても読みやすく、エリック・カールに触れることが出来ます。 【丈太郎のひとりごと】 過去にエリック・カールが来日した際に、3〜4回ほどメルヘンハウスにも来てくれたことがあるそうです。とてもフレンドリーな彼は、終始ニッコリして子どもたちに快くサインや写真撮影などに応じてくれていたようです、 そして、彼との食事はいつも決まってメルヘンハウスの近くの中華料理店。それほど高級でもないお店ですが、その中華料理店をとにかく気に入っていたようです。 この本では彼の絵本作家としての仕事だけではなく、ポスターやパンフレットの仕事も掲載されていますが、それらは私たちが思い浮かべる彼の絵本の画風とは全く異なり、とても新鮮に感じます。 生涯を通して、子どもから大人まで読者を喜ばせてくれた彼の詳細を知るには優れた記録集です。 ちなみに僕がエリック・カールの作品で一番好きなのは,晩年の絵本『えをかくかくかく』(偕成社) https://shop.meruhenhouse.com/items/85166844 です。彼の絵本の中でもとてもシンプルで力強い絵と言葉で、自分の信じる道を歩むことが大切であることが描かれています。
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『ひとつだけ守りたいもの』
¥1,980
SOLD OUT
リンダ・スー・パーク/作 ロバート・セーヘン/絵 佐藤淑子/訳 72P 玉川大学出版部 【あなたにとって大事なものは何ですか?】 「あなたのいちばん大事なものはなんですか?」と問われたら、皆さんは何を思い浮かべますか? この絵本では学校の先生が出した宿題の「火事の家からひとつだけもちだしたいものを考えてくること。」を皆んな考えてきて発表し、意見を交わすお話です。皆んなはそれぞれ家に帰って考えます。 スマートホン、マンガ、本、野球選手にもらったサイン、スケッチブック、お金、おばあちゃんが作ってくれたカーディガンなど、中には陶器の動物コレクション93個も!そして、皆んなで話し合いをすると、それぞれ考え方の違う意見が交わされます。 人それぞれ大事にしたいものは違うのです。そして、皆んなの話を聞き終えた先生は、自分が大事なものの考えが変わります。それは実際に存在する「モノ」などではありませんでした。果たして先生が大事にしたいものは? モノクロで描かれた絵はとてもオシャレで、あえてモノクロで描かれていることにより、文章かが際立ち、心に残ります。 【丈太郎のひとりごと】 僕にも大事なものが沢山あります。しかし、一番大切なのは小学3年生になる僕の子どもです。大事なものというのは、目に見えるものもあれば、そうでないものもあります。 皆さんもこの絵本を読んで自分の大事な物を考えてみてください。ちなみに僕は息子の子どもの次に大事なものは「メガネ」です。
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【クラシカルな幼年童話!】『くよくよしても しかたがない!』
¥1,650
ワンダ・ガアグ/作・絵 小宮 由/訳 64P 瑞雲舎 【ユーモアたっぷりの仕事の取り替えっこ!】 おばあさんが子どもに「これはね、わたしが子どもだったころ、わたしのおばあさんからきいた、ふるいふるいお話だよ。」と言うところから始まります。 お百姓さんの名前はフリッツル、奥さんの名前はリアシと言い、小さいキンドリという名の娘がいました。それから犬が1匹いてスピッツと言います。他に牝牛が1頭、山羊が2頭、豚が3匹、がちょうが12羽いました。みんなは小さな土地で慎ましく暮らしていました。 フリッツルの仕事は、畑を耕し、種を蒔き、雑草を取ること、それから牧草を刈り、それを集めて束にして積み上げることです。 リアシの仕事は、家の掃除をして、料理をしてクリームをかき混ぜて、バターを作り、納屋の動物たちと娘の世話をすることでした。 二人とも毎日一生懸命働いていました。二人とも熱心に働いていましたが、フリッツルは自分の方が余計に働いていると思っていて、リアシの仕事はそれに比べて楽なものだと言います。 少し言い合いとなり、リアシが仕事を交代してみようと提案し、フリッツルも大賛成しました。しかし、フリッツルが楽だと思っていたリアシの仕事は、、、。 ユーモア溢れる挿絵も楽しさを助長してくれます。 【丈太郎のひとりごと】 人と比較すると「自分ばかり」となりがちですよね。フリッツルもそうです。そして、僕もたまにそんなことを思います。しかし、そんなことはなく、人それぞれ大変なんですよね。 ユーモア溢れるお話の中に、しっかりとそんなメッセージが織り込まれています。 絵本から幼年童話に変わっていく変化の中で、読みやすい内容です。
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【幼年童話の入り口に最適!】『パインさんの ごちゃまぜ かんばん』
¥1,540
レオナード・ケスラー/作 小宮 由/訳 60P 大日本図書 【描き直した町の看板が大変なことに!】 パインさんは看板やさんです。これまで町の看板を全部作ってきました。車の標識もパインさんお住む「リトル・タウン」のどのようなお店にも、通りにも道路にも、全ての看板です! しかし、雨が降り、雪が積もり、風が吹きつけ、日が照りつけて、町の看板は少しずつ古くなり、文字がかすれてきました。そして、「リトル・タウン」の町長さんがパインさんに新しい看板を作るようお願いをします。 パインさんは町中全部の看板を描き直すことにしました。1週間で全ての看板を描き終えることができました。後はペンキを乾かすだけとなりました。次の日、ベッドから降りるとパインさんのメガネがありません。家中、探し回ってもないのです。パインさんはメガネがないと、全部ぼんやり見えます。 でも今日はメガネなしで看板をつけることにしました。しかし、パインさんは気づいてなかったのです。自分の看板が正しいところにつけていないことを!町中は色々な間違った看板のせいで大混乱!果たして「リトル・タウン」はどうなってしまうのでしょう? 黒と黄を基調としたポップな挿絵もとても可愛く、ユーモアなお話をもっと膨らませくれます。 【丈太郎のひとりごと】 普段、メガネを愛用している僕としては、とてもパインさんの気持ちがわかります。本当にメガネがないとよく見えないのです。 そんなことから町一番の看板屋さんがしてしまったことにより町は大混乱になります。 とてもポップなお話とセンスの良い挿絵で、気持ちよくページを読み進めることができます。 幼年童話の入り口に最適な本です。
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【小学高学年から大人まで必読な読み物!】『あの空の色がほしい』
¥1,980
蟹江 杏/作 224P 河出書房新社 【みんなと違っていても良いんだ!自分らしく生きる!】 主人公のマコはお絵描きが大好きな小学4年生。学校生活に不満はないが、どこか他の子どもたちと違う違和感を感じながら生活をしています。 ある日、土手沿いに、屋根の上に巨大な足形の鉄のオブジェをのせた風変わりの家を見つけました。美しい葡萄の彫刻の門には「フローレンス美術教室」と看板が目に入り、マコはその名前に惹かれていき教室に通うことにしました。 しかし、そこの森のような庭には、あちらこちらに不思議な彫刻が見え隠れし、近所でも怪しい家と言う評判でした。そして、マコが想像する「芸術家」とのイメージとはかけ離れた小汚いオッサンが住んでいました。 ちょっと変わった感性を持ち学校でも浮いているマコが美術教室に通うことになり、いろんな大人たちと出会い、そして、期待感、喪失感、絶望、希望の光などの感情が多々に揺れうごきながら成長していく物語です。 【丈太郎のひとりごと】 作者は僕と高校が一緒です。その縁から知人となりました。画家として大活躍をする日々、『ハナはへびがすき』(福音館書店)と言う絵本も描いています。 その絵本もこの本も杏ちゃん(馴れ馴れしく名前で呼んでます。)自身の幼少時のことをきっと書いているのだろうなぁと思いながら読み、あとがきを読むとその勘は的中で半分ノンフィクション、半分フィクションとのことでした。 知り合いだからと言う訳でもなく、この本は初めて書く小説なのに、とても良過ぎて物語の中にどんどん吸い込まれていきました。別に暗い話でも冒険の話でもないのに読みながら自分がドキドキしているのを感じました。 「このドキドキ感はなんだろう?」 喜びなのか?悲しみなのか?楽しみなのか?どのような言葉でも表現できない感情でした。そして「普通」と言う曖昧なラインは何のためにあるのか?「普通」から逸脱したら社会から疎外されてしまうのか?そんな疑問を持ちながら読み進めました。 そして、子どもは出来るだけ「普通」ではない大人との交流が、その後の人生を左右するのだと思いました。同じくらいマコの両親のように優しく何もかも受け止め、良い意味で子どもを「子ども扱いしない」大人も必要であると思いました。 文章はとても素直で読みやすく、長文が苦手な子ども、大人でも読みやすいと思います。 小学高学年から大人まで幅広く、この本を楽しむことができると思います。 きっとこの本を読み終えた時に自分の中に潜む「何か」を見つけることができることでしょう。 その「何か」を大切にして欲しいと思います。
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【とにかくオシャレな幼年童話!】『こんにちは、アンリくん』
¥1,980
エディット・ヴァシュロン/作 ヴァージニア・カール/作・絵 松井るり子/訳 240P 徳間書店 【ユーモアなお話とオシャレな絵バランスが素晴らしい!】 この本には「アンリくん」、「かさ」、「なんようび」の3つのお話が書かれています。 例えば「アンリくん」なんかはとても面白いです。 アンリ君はフランスに住んでいて大家族です。猫のミシェルくんもフランスに住んでいて大家族です。アンリ君は母さんに頼まれて魚を買いに行きます。猫のミシェルくんも同じく母さんに頼まれて魚を買いに行きます。 ところが二人が買おうとしたのは同じ一番大きな魚でした。互いに取り合いになりますが、「あっ、そうだ!」と同時に言いました。そして、二人が考えたこととは? フランスの国旗の色である、青、赤、白を基調として描かれた絵は、とてもポップでオシャレで読みながらワクワクしてしまいます! 【丈太郎のひとりごと】 とにかく全てがオシャレでポップでキュートで、手にするだけで楽しくなってしまいます! お話も幼年童話としてちょうど良い文章量で、ユーモアに溢れているのでとても読みやすいです。そしてそのお話をもっとカラフルにしているのが、ポップな絵の数々! 読了後の感想はとにかくポジティブな気分に浸ることになるでしょう。スキップしたくなるような軽快さです! もう表紙買いしても良いぐらい中身は保証します! 大人の僕が言うんだから、大人だって読み終わったらスキップしたくなりますよ!
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【大人が読んでもグッとくる!幼年童話】『ひとつのねがい』
¥1,430
はまだ ひろすけ/作 しまだ しほ/絵 31P 理論社 【街灯の儚い夢のお話】 ある町はずれに、1本の街灯が立っていました。そこはあまり人通りのない、小路の角でありました。 街灯は毎晩のように心の中で、自分の一本足もよぼよぼで風が荒れだしたら、もう何もかもおしまいだと思っていました。しかし、街灯にはひとつの願いがありました。その願いを想い、街灯は少し強い風が吹いてもぐっとこらえていたのです。 そのたったひとつの夢とは、一生に一度だけで良いから星のような灯りになってみたいと言うことだったのです。その願いを抱いて何年も立ってきたのです。 しかし、人間も黄金虫も蛾も誉めてくれるどころか街灯の灯りをけなすばかりです。それでも街灯は決心をして頭をしっかりと持ち上げて灯りが明るくなりました。 そこにお父さんと10才ぐらいの男の子が現れました。そして、男の子が言った言葉に街灯は、、、。 1ページずつの絵が1枚の絵画のように美しく、お話の内容ととても合っています。 【丈太郎のひとりごと】 ここでは結末は書きませんが、なんとも言えない気持ちになりました。 街灯のはかない夢はどうなるのでしょう?力強く信念を持っていれば必ず願いは叶うのでしょうか?小学低学年の子どもが対象ですが、大人が読んでも素敵なお話です。 子どもだけで読むのも良いですが、大人が一緒に読むこともオススメします。もちろん、大人だけでも!
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【読み物】『机の下のウサキチ』
¥1,650
岡田淳 /作 223P 偕成社 【ウサギの跳ねる力を取り戻す冒険ファンタジー】 この本の主人公の小学4年生になる一平は不思議なことを体験しました。ある時、大好きなおじいちゃんが手術をするために入院をしなくてはならなくなりました。 お母さんは付き添いで行くため、お父さんが帰って来るまで、一人で留守番することになりましたが、大好きなおじいちゃんの書斎で遊んで良いことになり、おやつにコンペイトウとお茶の入った水筒を用意してくれました。 そして、留守番をしていたら突然雷が鳴り停電してしまいました。ランタンを用意して机に下に避難しました。そうしているうちにランタン以外の光のような明るいものがありました。そこは通路になっていてツタの葉のトンネルを抜けると草原が広がっていました。 草原の向こう側に何かいるようです。近づいてみると巨大なウサギでした。ウサギは一平を待っていたようで名前はウサキチと言います。ウサキチは一平のことをキョチと呼びました。 そして、ここはキョチの国であることも告げました。どうやらウサキチは「跳ねる力」をなくしたようで、一平と一緒に跳ねる力を取り戻すことを考えていたようです。 さあ二人の冒険の始まりです!果たしてウサキチの跳ねる力は取り戻せるのでしょうか? 【丈太郎のひとりごと】 児童文学の冒険ファンタジーと言えばこの本の作者の岡田淳さんがまず頭に思い浮かびます。今までも学校を舞台にした冒険ファンタジーの本など沢山発表してきました。 今回の舞台はおじいちゃんの書斎が始まりです。大好きなおじいちゃんの書斎から始まる不思議なウサギのウサキチと共に、ウサキチが失った「跳ねる力」を取り戻す冒険が始まります。 児童文学だからと言っても、大人も十分に楽しめる内容になっています。 しっかりとした構成と躍動感のある文章、これぞ岡田淳ワールドという作品になっています。
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【読み物】『おとうさんがいっぱい』
¥1,650
三田村信行/作 佐々木 マキ/絵 208P 理論社 【5つの摩訶不思議なお話】 この本には5つのお話があります。どのお話もちょっとシリアスでドキッとしたりハッとしたりする結末が待っています。 タイトルにもなっている「おとうさんがいっぱい」は、お父さんがどんどん増えていく、これまた不思議なお話です。同じ名前、声、容姿で3人になったお父さんが、自分が本物だと言い張って争いになります。 しかも、自分のお父さんだけでなく、学校でもみんなのお父さんが増えていることで話題が持ちきりです。トシオは不思議でどうして良いかわからず、全国的にも同じ現象が起こっていると言うのです。そして、結末はと言うと今度はトシオが、、、。 挿絵も不思議さを助長するかのように無機質に描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 本の冒頭に「一度、自分の心の世界の窓から外の世界をのぞいてみたら?」と意味深な一文あります。本の中で冒険してみてはいかがでしょう? 星新一のようなショートショートなお話よりもちょっと長い程度なので、小学中学年から楽しめると思います。
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【読み物】『ジョン』
¥1,760
SOLD OUT
エマニュエル・ブルディエ/作 平岡 敦/訳 192P あすなろ書房 【ザ・ビートルズのジョン・レノンの10歳の時の物語】 10歳の頃のジョン・レノンの様子を書いた小説です。 決して「良い子」ではなかったジョン。それは周囲の環境の影響もあります。母ジュリアは破天荒な人で、ジョンはミミ叔母さんの家で生活しています。そして決して裕福な状況で絵はありませんでした。 いつも世の中に不満を持ち、楽しいことが中々見つけられない日々が続く中、絵を書くことは好きだったジョン。そんな時、ミミ叔母さんの家に同じ名前のジョンが下宿生としてやってきます。 彼の部屋にはギターがあり、興味津々ですがギターは譲れないけどハーモニカならあげると、ジョンは手にします。そのハーモニカがジョンの音楽演奏の原点となるのです。 しばらくしてジュリアはジョンと約束をしたバンジョーを教え、ギターを買ってくれました。そして、ジョンは最初のグループを組み、16歳でポール・マッカートニーと出会い、のちにザ・ビートルズが結成されます。 もちろん脚色されている部分は多々ありますが、ジョンの10歳の頃の環境が書かれていており、ジョンの揺れ動く心情も伝わってきます。 ザ・ビートルズに興味のある方にはオススメの本です。 【丈太郎のひとりごと】 誰もが知っているザ・ビートルズのジョン・レノン。バンドの成功は知っていてもジョンの10歳の頃の状況は知らない人がほとんどでしょう。 文学的にも10歳の思春期の少年を描いた物語として十分に楽しめます。
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【読み物】『プラテーロとわたし』
¥1,760
J・R・ヒメネス/作 長新太/絵 伊藤武好・伊藤百合子/訳 312P 理論社 【美しく温かな光のさすような物語】 小さくて、ふんわりとした綿毛のロバのプラテーロと、わたしの物語です。 プラテーロとわたしの四季折々の日常が、まるで詩か日記のように記されています。 ひとつのひとつの出来事が細かく描写されていますが、一編ずつはとても短くゆっくり味わいながら読み進めることが出来ます。 長新太の挿絵も素晴らしく、文章を邪魔せずに寄り添うように優しく描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 毎朝「朝読」として読みました。何気ない日常から特別な日のことまで、語りかけるように書かれており、気品さえも感じます。僕はヨーロッパの古い町並みの風景をイメージしながら読みました。 空が明るくなっていく雰囲気ととても相性が良く、読んでいる時は、毎日気持ち良い朝を迎えました。読了感として、読み終わった寂しさがまだ残りますが、心地良く居心地の良い本の雰囲気は、しばらく僕の中で続くことでしょう。
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【詩集】『ともだち』
¥1,320
SOLD OUT
谷川俊太郎/作 和田誠/絵 72P 玉川大学出版部 【ともだちってどんな存在?】 「ともだちって」「ともだちなら」「ひとりでは」「どんなきもちかな」「けんか」「ともだちはともだち」「あったことがなくても」と、七つのテーマで「友達」とはどんな存在であるかを、何十編にわたり短い詩とシンプルな絵で描かれています。 それらは「友達」の定義の押し付けではなく、「友達ってこんな存在なんじゃないかな?」という投げかけであると僕は思います。 一度に最初から最後まで読み通す必要はありません。ふとした時にどのページをめくっても、きっと誰もが自身の「友達」の顔や想いが浮かんでくることでしょう。また、新しい「友達」との出会いのきっかけにもなると思います。 【丈太郎のひとりごと】 友達の定義って何?僕はそんなことを聞かれてもすぐに答えられません。しかし、この詩集を読むと色々な定義があって、そしてそれらは特別なことでもなく友達と日常的なことであったりします。 友達の関係がうまくいかなかったり、信頼出来なくなったり「友達ってなんだろう?」って考えた時にこの詩集を読むと良いかもしれません。
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【幼年童話】『バレエ団のねこ ピンキー』
¥1,540
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ノエル・ストレトフィールド/作 スザンヌ・スーバ/絵 田中潤子/訳 24P のら書店 バレエの好きなネコのピンキーの仕事は、劇場いるネズミを捕まえること。しかし、ピンキーはネズミが苦手で捕まえる事が出来ません。金曜の夜になると給料を渡されるのですが、いつもクビにならないか心配です。 ある時、バレエの公演で主役のダンサーが怪我をして出れなくなります。その代役を務めるダンサーは喜ぶどころか泣き崩れています。それは演目を覚えていないので、代役が務まらないからです。 ピンキーはネズミを捕まえるのが苦手でしたが、バレエは大好きで全ての演目を覚えています。 さあ、ピンキーの出番です!代役を務めるダンサーにバレエを教えることになります。 果たしてバレエの公演はどうなるでしょう? 皆それぞれ、苦手なこともあれば得意なこともある。そして、いつかは自分の得意なことで役に立つこともあります。 この本を読むと、自分にしか出来ないことを見つける事ができるでしょう。 自分に自信が持てない子どもに読んで欲しい幼年童話です。 きっと自分の存在意義を見つける事が出来る事でしょう! 小学低学年からオススメの本です。
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【読み物】『新月の子どもたち』
¥1,870
斉藤倫/作 花松あゆみ/画 312P ブロンズ新社 主人公は小学5年生の令と言う男の子。声変わりも始まり、色々と思うことがある日々を過ごしている。そんな中、夢と現実を行き交う中で「大人になるってどんなことだろう?」と、現実社会の問題に直面したり、そして未来への希望を見出しながら「自分を見つけていく」長編小説。 詩人が書いた長編小説のため、リズムや言葉使いが良く、またゴム版画の挿絵もとても素敵! 僕はこの本を読んで、すぐに虜になりメルヘンハウスに30冊置きました!そしてお客様に「とにかく良いから!」と言って、結局は100冊ぐらい手渡してきました。 近年でこんなにも僕を熱中させる本に出合えたのがとても嬉しいです。 対象年齢は小学高学年からですが、むしろ大人にとにかく読んで欲しい本です!必読です!