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【詩集】『ともだち』
¥1,320
谷川俊太郎/作 和田誠/絵 72P 玉川大学出版部 【ともだちってどんな存在?】 「ともだちって」「ともだちなら」「ひとりでは」「どんなきもちかな」「けんか」「ともだちはともだち」「あったことがなくても」と、七つのテーマで「友達」とはどんな存在であるかを、何十編にわたり短い詩とシンプルな絵で描かれています。 それらは「友達」の定義の押し付けではなく、「友達ってこんな存在なんじゃないかな?」という投げかけであると僕は思います。 一度に最初から最後まで読み通す必要はありません。ふとした時にどのページをめくっても、きっと誰もが自身の「友達」の顔や想いが浮かんでくることでしょう。また、新しい「友達」との出会いのきっかけにもなると思います。 【丈太郎のひとりごと】 友達の定義って何?僕はそんなことを聞かれてもすぐに答えられません。しかし、この詩集を読むと色々な定義があって、そしてそれらは特別なことでもなく友達と日常的なことであったりします。 友達の関係がうまくいかなかったり、信頼出来なくなったり「友達ってなんだろう?」って考えた時にこの詩集を読むと良いかもしれません。
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【読み物】『新月の子どもたち』
¥1,870
斉藤倫/作 花松あゆみ/画 312P ブロンズ新社 主人公は小学5年生の令と言う男の子。声変わりも始まり、色々と思うことがある日々を過ごしている。そんな中、夢と現実を行き交う中で「大人になるってどんなことだろう?」と、現実社会の問題に直面したり、そして未来への希望を見出しながら「自分を見つけていく」長編小説。 詩人が書いた長編小説のため、リズムや言葉使いが良く、またゴム版画の挿絵もとても素敵! 僕はこの本を読んで、すぐに虜になりメルヘンハウスに30冊置きました!そしてお客様に「とにかく良いから!」と言って、結局は100冊ぐらい手渡してきました。 近年でこんなにも僕を熱中させる本に出合えたのがとても嬉しいです。 対象年齢は小学高学年からですが、むしろ大人にとにかく読んで欲しい本です!必読です!