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【入手困難な絵本!】『ぼくはアーティスト』
¥3,300
ドロ・グローバス/作 ローズ・ブレイク/絵 さとうりさ/訳 40P HeHe 【アーティストとは ものをつくる力があって、つくったものを みんなに 見せてくれる人です。】 「アーティスト」は様々なアーティストがいます。画家、イラストレーター、写真家、木工職人、ガラス吹き職人、テキスタイルアーティスト、環境アーティスト、グラフィティアーティスト、陶芸家など、みんなアーティストです。 アーティストは普段どこで何をしているのでしょう?アーティストはスタジオ(作業する場所)でものを作っています。色々なものを見て、感じて、何もないゼロから作品を生み出すのです。全てが簡単に出来るものではありません。色々と試行錯誤をしながら、様々な作業工程を経て作品が出来上がっています。 この絵本では様々なアーティストのスタジオに、ヴィオラという女性とキットという少年が訪ねていき、色々なものを見たり聞いたりします。そして、自分たちも実際にアートを作ることができるのを感じとります。 色鮮やかにデザイン性が高くポップなイラストで、素敵なアーティストたちやスタジオの様子を描いています。 【丈太郎のひとりごと】 「アート」や「アーティスト」という言葉を聞くと、自分とかけ離れたことや存在に思う方もいるでしょう。しかし、それは違います。普段私たちが生きていること自体がアートなのです。色々な物事を考えたり、実行することは誰もがやっていること。そして誰もが出来ることなのです。 この絵本ではその誰もがアーティストである喜びを、様々なアーティストの様子を見ながら感じることができます。 正直なところ価格は安くはありませんが、その分だけのクオリティの高さとハイセンスさを感じる絵本です。小学生ぐらいの子どもから大人まで、子どもたちは「アーティスト」の存在を知り、大人はこの絵本自体のアーティスティックさを楽しめる絵本です。 この絵本を見ているだけでもカラフルな色使いや洗練されたデザインやイラストに、ワクワクしてテンションが上がります!
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『はじまり はじまり』
¥1,815
SOLD OUT
荒井 良二/作 32P ブロンズ新社 【新しい物語が次々とはじまる】 暗闇から「はじまり はじまり」がやってきました。それは何かのステージです。「はじまり はじまりい」と言って幕をあげました。僕はマンドリンを弾いていました。とても上手です。またもや「はじまり はじまりい」と言って幕が上がりました。今度はスイスイ泳いでいます。 次々に「はじまり はじまりい」と言って幕が上がり、つながれている犬を放してやったり、僕が小さくなって猫に踏まれそうになったり、星空になったりと色々な新しい物語が始まります。 オリジナリティ溢れる絵で幻想的な世界が描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 「はじまり はじまりい」と次々に物語が画面いっぱいに描かれています。それは留まることなく次々と始まるのです。生きていることはそんな始まりの連続なんだなぁとこの絵本を読んで思いました。 どの絵本でも荒井良二という作家は、独特の彼にしかないオリジナリティ溢れる絵本を発表し続けています。その絵本のどれもに深さを感じ、何度も読むことにより、絵本の真意にたどり着きます。この絵本はそういった意味ではとてもポジティブな気持ちにさせてくれる絵本です。
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『いれかえことばクイズショー』
¥1,650
おおなり修司/作 しごくん/絵 48P 偕成社 【言葉遊びが楽しく絵もユーモア満載!】 絵本のタイトル通り、絵を見ながら言葉を入れ替えて新しい文章にしていきます。例えばこんな感じです。 「ゴンドラが◯◯◯ン」 この丸の中に絵を見ながら「ゴンドラ」の言葉を入れ替えて文章を作ります。なんだか炎の中を竜の形をした乗り物が次々に噴火山からやってきます。この場合は、竜の形がポイントです。 そう「ドラゴン」になります。 「ゴンドラがドラゴン」 このようにして絵をヒントに言葉を入れ替えていく、今まであまり見たことがなかった新感覚の絵本です。先に進めば進むほど難しくなるので、絵をよーく見て考えなければなりません。 ポップでオシャレに描かれた絵は、わかりやすく言葉の入れ替えが難しくても、諦めることなく絵を眺めていることができます。 【丈太郎のひとりごと】 今までにあまり類を見たことがない新感覚の絵本です。4〜5才になると子どもたちは、ダジャレ、なぞなぞ、クイズなど「言葉遊び」を好むようになります。そんな子どもたちにぴったりな絵本です。 ちょっと難しいところもあるので、大人が一緒になって考えるのも良いでしょう。もしかしたら、子どもたちの方が早く分かるかもしれませんよ!頑張れ、大人!
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『しごとのどうぐ』
¥1,870
SOLD OUT
三浦太郎/作 44P 偕成社 【このどうぐ、つかうのは だれ?】 のこびり、かなづち、くぎ、クランプ、さしがね、のみを使うのは誰でしょう?大工さんです。 ちょうしんき、スポイト、ちゅうしゃき、ピンセット、くすり、アンプルを使うのは誰でしょう?お医者さんです。 このように「このどうぐ、つかうのは だれ?」とその人が使う道具が描かれており、次のページで誰だかわかります。全部で10人の仕事をする人が登場します。 デザイン性の高い絵で、字のフォント(字体)も、その仕事の人にあった文字の形になっていて、細部まで絵本のこだわりを感じます。 【丈太郎のひとりごと】 2005年ボローニャ国際絵本原画展入選作品をもとに、イタリアで出版された絵本の初邦訳の絵本です。三浦太郎さんといえば絵本に詳しい方なら『くっついた』(こぐま社)が思い浮かぶ方も多いと思いますが、他にもたくさんの絵本を発刊されています。どれもデザイン性にこだわりを持った作品が多く、シンプルながらも飽きのないところが特徴です。
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『こんた、バスでおつかい』
¥1,540
田中 友佳子/作 32P 徳間書店 【バスを間違えて乗ったら、、、】 こぎつねのこんたはお母さんに、バスに乗っておばあちゃんの家においなりさんを届けに行くように言われました。赤いバスで5つ目のバス停で降りるように言われ、青いバスには乗らないようにも言われました。 しかし、こんたは間違えて青いバスに乗ってしまいます。バスが走り出すと辺りが薄暗くなって来ました。一つ目のバス停から乗って来たのは、かさのおばけです。こんたはびっくりして叫びそうになりました。2つ目のバス停では、ろくろっくびとゆきおんなが乗って来ました。こうやって3つ目、4つ目のバス停でもおばけが乗ってきます。バスはおばけたちでぎゅうぎゅうです。 5つ目のバス停でようやく降りて一安心し、おばあちゃんの家に行くといつもと様子が違います。しかし、こんたは気づかずに呼びかけました。すると中から、5つの目があるおばあちゃんが出て来ました。こんたは急いで逃げ出しました。 一体どうなっているのでしょう?こんたは無事におばあちゃんの家に着くのでしょうか? 画面いっぱいに描かれたおばけの数々は、どれも迫力がありますがどこか可愛らしくもあります。 【丈太郎のひとりごと】 メルヘンハウスではよくお化けの絵本や妖怪の絵本を探しにくる子どもたちがいます。子どもたちは怖くないのかな?と思いながら紹介するも、普通に読んでいたりして不思議です。 お化けや妖怪の絵本を探している子どもたちにオススメの絵本です。
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『しっぱい なんか こわくない!』
¥1,760
アンドレア・ベイティー/作 デイヴィッド・ロバーツ/絵 かとう りつこ/訳 32P 絵本塾出版 【やってみないとわからない!】 世界一のエンジニアになりたい女の子のロージーのお話です。小学校の教室にいる時はたいてい大人しく座っています。しかし、誰もいないところではエンジニアのたまごに変身し、ゴミ箱をあさってメカに必要なお宝探しをします。夜遅くまで作りますが、眠るときはベッドの下に作ったメカを隠します。誰にも見られたくないのです。 もっと小さい頃は隠すことなくおじさんやおばさんに「ホットドッグせいぞうき」や「ふうせんパンツ」などのメカを作ってプレゼントしていました。ところが、動物園の飼育係のおじさんにメカをバカにされてから、エンジニアになりたいという夢も心の中にしまい込んだのです。 ある秋のこと、おおおばさんが遊びにやってきて、若い頃飛行場で働いていて、自分で作った飛行機のこと、ひとつひとつの夢を叶えてきたことを話してくれました。しかし、おおおばさんには叶えていない夢が一つだけあり、空を飛んでみたいと言うのです。 そしてロージーはああでもない、こうでもないとガラクタをいじり続けて「チーズコプター」を作りテスト飛行をしますが、、、。 白の背景をベースに細部まで細かく描かれた絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 僕は尊敬する人に「トライ&エラーを忘れないこと」と教えてもらいました。何事にも挑戦して失敗したら何がいけなかったか検証して、またトライしてと繰り返して成長していくものだと思います。 ロージーもトライ&エラーをしながら、自分の夢を叶えて欲しいものです。人目を気にして中々一歩を踏み出せない子どもや大人にオススメの絵本です。
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『こども』
¥1,430
SOLD OUT
キャサリン・アンホルト&ローレンス・アンホルト/作 内田 莉莎子/訳 25P 徳間書店 【みんなこども!こどもは自由だ!】 おおきいこ、ちいさいこ、げんきなこ、びょうきのこ、、、「こども」と言ってもこどもそれぞれです。 「こどもって?」こどもっておかしい、おふろずき、どろんこずき、、、。 「どんなこがいる?」めがねのこ、インクでスカートよごしたこ、にこにこしているこ、、、。 「こどもってなにをする?」ちらかす、なぐさめあう、らくがきする、わめく、、、。 この他にも「どこにかくれる?」、「ポケットのなかには?」、「どんなものをつくる?」、「こわいものは?」、「いやなこってどんなこ?」、「いいこってどんなこ?」、「こどものみるゆめは?」、「ママとパパはなにしてくれる?」と単元ごとに、こどもの様子がイキイキと描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 こどもって本当に面白いですよね!メルヘンハウスの創業者であり僕の父である三輪哲の言葉で「こどもから学ぶ」という言葉があります。こどもから教わることもたくさんあります。できるだけこども扱いをするのではなく、対等に接していきたいものです。
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『いろ・いろ 色覚と進化のひみつ』(講談社の動く図鑑MOVEの科学えほん)
¥2,145
SOLD OUT
川端 裕人/作 中垣 ゆたか/絵 40P 講談社 【みんな色の見え方が違う!】 今日はとても良い天気です。子どもたちが外で絵を描いています。ある子の絵を見てみるとリンゴの木を書いているのですが、リンゴの色が茶色、葉の色が薄茶色、木の幹は緑になっています。普通に考えるとおかしいですよね? しかし、全然おかしいことではないのです。何故ならこの子は「進化型」と言える人だからです。この子にとっては自然のことです。「進化型」とは他の人とは違う見え方を身につけているのです。 年齢によっても見え方が違うし、変わって来ます。「進化型」は恐竜時代からありました。人の祖先は恐竜がまだ生きていた頃、身を守るため夜に活動していたので、暗いところでもよく見える目を持っていたようです。恐竜時代が終わり、昼間に行動するようになると、今の色の見え方になって来たのです。 現在は「進化型」の人でも見やすいように色々なマークやモノが配色されています。 色の見え方の違いの歴史や仕組みをポップでカラフルに描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 大勢の人と比較して少数派だと偏見の目で見られたりしますが、この絵本に書かれているように「進化型」という捉え方をすれば、それは立派な個性となります。その個性を尊重すること、受け入れることが大切だと思います。
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『きみはたいせつ』
¥1,760
クリスチャン・ロビンソン /作 横山 和江/訳 34P BL出版 【必ずひとりではないということ。】 気づかれないほど小さな生き物もいます。波に乗って泳ぐものも、波に乗れないものもいます。先に行くものもあれば後から行くものもあります。 やっかいものと思われる時も、自分ではどうしようもできない時もあります。忙しすぐぎて誰も助けてくれなくても、忘れられているわけではありません。 大変なことが起きて、初めからやり直さなくてはいけなくても、心が爆発しそうになってもきっと誰かが助けてくれます。 色々なことがあっても、決して1人ではありません。そして、どんな君も大切です。 切り絵も多用された絵はシンプルにおおらかに、明るく描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 人間に限らず、生き物の何もかもが1人ではありません。時々孤独を感じたり、関係がうまく行かなくて悩むことがあるでしょう。そんな時にこの絵本を開いて、ゆっくりページを進めてると、なんだかホッと安心します。
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『えをかくかくかく』
¥1,540
エリック・カール/作 アーサー・ビナード/絵 25P 偕成社 【自分に正直に自由に表現をしていく!】 既成概念に囚われることなく、自分が思った通りに自由に絵を描いて行きます。 青い馬、赤いわに、黄色いうし、ピンクのうさぎ、緑のライオン、オレンジのぞうetc...。 「ぼくは えかきだ じぶんの ほんとうの えを かく かく かく」 この絵本の原題は「The Blue Hors(青い馬)」。作者のエリック・カールが実際に青い馬を描く画家に憧れて絵を描くようになったきっかけの絵が「青い馬」を描く作家だったようです。 エリック・カールには珍しくストレートなでシンプルな表現で力強く描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 エリック・カールといえば『はらぺこあおむし』のイメージがとても強いですが、この絵本はエリック・カールの中でも異色なとてもストレートなメッセージを放っています。自分の思うように描く、それは自分の思うように生きると言うことを意味しているのではないでしょうか? この絵本はエリック・カールの晩年の作品です。自分の原点に戻ってシンプルにストレートに表現したのだと僕は思います。 自分らしさや、やりたいことが何か?悩んでいる人に読んで欲しいと思うと同時に、子どもたちに「こんなに自由でいいんだ!」とメッセージを受け取って欲しいと切に願います。 僕も何かと比較して少し弱気になったりする時に、この絵本を読んで「自分らしくで良いんだ!」と自分を奮い立たせています!
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【丈太郎激推し!】『ねえ、おぼえてる?』
¥1,760
シドニー・スミス/作 原田勝/訳 40P 偕成社 【このことも、いつか思い出にできるかな。】 「ねえ、おぼえてる・・・?」と布団の中で母親が息子に向かって話しかけます。パパと3人で野原に行った時の話です。息子は「うん、おぼえてる。たのしかったよね。」と答えます。 「じゃあ、ぼくのばん。ねえ、おぼえてる・・・?」と母親に話しかけます。僕の誕生日のこと。パパに呼ばれて外へ出たら「ほら、おまえの自転車だよ」ってプレゼントをしてくれた時のことです。母親は「わすれる分けないでしょ。」と答えます。 こんなやりとりが布団の中で続きます。家を出てここへ来るまでのこと、途中で道に迷ったこと、ビルだらけの大きな街を通りやっとここまで辿り着いたこと。色々な思い出が蘇ります。 言葉少なめに情緒深い絵で、思い出とこれからのことが美しく描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 喜び、悲しみ、痛み、絶望などがドッと押し寄せるような中で、希望を見つけていく少年の姿がとても印象的です。様々な思い出が良きものとは限りません。しかし、様々なことがあったからこそ、これからのことに希望を持てるのだと思います。 とにかく多くの子どもたちや大人の方に手に取って欲しい絵本です。そして、込み上げてくる想いを子どもと大人が共有して欲しいと思います。
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『ごきげんなライオン すてきなたからもの』
¥1,430
ルイーズ・ファティオ/作 ロジャー・デュボアザン/絵 今江 祥智 遠藤 育枝/訳 32P BL出版 【本当に素敵なものはなんだろう?】 ある朝のこと、ライオンくんの庭に友達が集まってきました。おしゃべりしたり、ライオンくんによっかかってのんびり暖まったりしています。 リスがライオンくんに遺言状を書いたたらどうか?提案しました。みんなライオンくんのことが好きだし、スターなので遺言状を残すべきだと言うのです。しかし、ライオンくんは遺言状のことがよく分かりません。そこにカラスがやってきて遺言状の説明をします。 ライオンくんは誰に何をあげるべきなのか考えます。ツバメたちが巣を作る小さな家、すみれの花の咲く庭、夜になるとカエルが歌い出す堀、リスやコトリたちがおしゃべりにやってくる木など、友達にあげるものはたくさんありそうです。 友達たちに何をあげるか考えているところにカラスがやってきました。家も庭も堀も木も公園のものでライオンくんのものでないから遺言状には書けないと言うのです。がっかりしているとフランソワくんがやってきて、そんな物より値打ちのあるたからものをライオンさんは持っているのだから、とっても素晴らしい宝物は遺言状に書けると言うのです。 しばらくすると、ライオンくんの庭に友達がたくさんやってきて、秘密の宝物をみんなが必死になって奪うかのように探して行きます。岩の下や堀の中や木など色々と探索をします。ライオンくんはそんな必死になっている友達を岩山のてっぺんで見て悲しくなりました。そして、本当のたからもののことを話し出し、動物たちは、、、。 切り絵を中心に描かれた絵は、動物たちの様子をとてもイキイキと表現しています。 【丈太郎のひとりごと】 遺言状とは何か重い話のように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それをキッカケに本当に大切なものは何か?この絵本はそんなことを描きています。 目に見えるものだけでなく、大切にしていきたいものは何なのか?深く考えさせられる絵本です。
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『おやすみまくら』
¥1,760
斉藤 倫 うきまる/作 牧野 千穂/絵 32P 小学館 【どのまくらも気持ちいい!】 夜、おやすみしたくない「こねんこ」さん。そのわけは今日が終わってしまうからです。そこへ窓からまあるいアヒルが「わたしを まくらに どうでしょう」と入ってきました。ふわふわやわらかいアヒルさんの枕でこねんこはすぐ夢の中です。 次は森の入り口です。歩いていくと大きなキノコが枕にどうぞと言っています。ふくふくいい気持ちでこねんこははすぐ夢の中です。 その後も食パン、入道雲、くらげと続き、ひつじの群れが現れました。みんな自分の方がもこもこだと争っています。その数、「ひつじがにひき さんびき よんひき ごひき・・・・・・」 こねんこの夢の世界をふんわりとした浮遊感のある絵で優しく描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 僕は家の枕でないと良く眠れません。旅行先の枕とかの方が断然気持ち良かったりするのですが、何故か家の枕が一番しっくりきます。 とても幻想的なお話で読んでいると眠くなっていきそうです。寝る前に子どもと一緒に読むと良いかもしれません。
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『チャーリーとシャーロットときんいろのカナリア』
¥1,760
SOLD OUT
チャールズ・キーピング/作 ふしみ みさを/訳 32P ロクリン社 【カナリアが結ぶ2人の友情】 ロンドンのパラダイス通りに住むチャーリーとシャーロットはとても仲良しで、毎日一緒に遊んでいました。2人はよく市場の露店を見に行ってましたが、お気に入りは小鳥屋さんです。色々な小鳥がいる中でも2人のお気に入りは一番上のカゴにいる、いつも美しいさえずりをする金色のカナリアでした。 そんなある日、パラダイス通りに突然工事の人がやってきて古い建物を壊し始めました。真っ先に壊されたのはシャーロットのアパートです。シャーロットはお母さんと新しくできた建物の一番上に引っ越して行きました。お母さんはシャーロットに迷子になるから出かけてはダメと言います。シャーロットはベランダからパラダイス通りを眺めますが、チャーリーの姿は見えなく寂しがっていました。 チャーリーも1人ぼっちで寂しくシャーロットの家がどこにあるのかわからず、金色のカナリアを見ながらシャーロットのことを思い出します。チャーリーは金色のカナリアの買えば寂しく無くなるかもしれないと、色々と働いてお金を作り、金色のカナリアを手に入れました。 ある日のこと、チャーリーが裏庭で鳥かごの掃除をしていました。カナリアを外に出したその時、野良猫が飛びかかってきました。カナリアは驚いて飛び立ってしまいました。チャーリーはカナリアを必死に追いかけて行きました。するとカナリアは、、、 各ページの元になる配色が美しく、とても芸術性の高い絵で描かれており、1ページずつが一つの作品のようにです。 【丈太郎のひとりごと】 1967年に発刊されたこの絵本はとても味わいと芸術性があります。キャラクターものの絵本に慣れている子どもたちには少し読みにくく感じるかもしれませんが、お話の内容も絵も素敵なので、是非とも今の子どもたちにも読んでほしい絵本です。 大人はその優れた絵本というよりも、絵画を一枚一枚楽しめるような絵を是非とも見て欲しいと思います。
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『しあわせなときの地図』
¥1,540
フラン・ヌニョ/作 ズザンナ・セレイ/絵 宇野 和美/訳 32P ほるぷ出版 【思い出の場所を線で繋いでみると・・・・・・】 ソエは生まれてからずっとこの町に住んでいましたが、戦争のせいで家族と外国に逃げなければなりませんでした。町を離れる前の晩、ソエは机の上に町の地図を広げて、10年のあいだ楽しかった場所に記しをつけようと思いつきました。 最初に記しをつけたのは、自分の家です。次に学校の校舎、図書館、本屋、公園、映画館、川と記しをつけながら色々楽しかったことを回想します。そして、その記しを赤えんぴつで結んでみようと思いました。 思い出の場所を繋いだらどうなるでしょう?現れた形を見てソエはビックリして涙が込み上げてきました。それは、、、。 透き通った綺麗な水彩画でソエのさまざまな思い出の地が描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 僕には戦争体験がありません。しかし、いまだに世界中の様々地域で戦争は実際に起こっているのです。そして、過去にも戦争はたくさんありました。何故、戦争は起こるのでしょうか? 戦争が起こることで悲しむ人々がたくさん出ることを知りながらも、戦争は絶えることはありません。今一度、平和について考えさせられる絵本です。
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『なぞなぞのみせ』
¥1,000
石津ちひろ/作 なかざわくみこ/絵 23P 偕成社 【全部とけるかな?なぞなぞが50個も!】 商店街にある昔懐かしい風景の色々なお店があります。まずは文房具屋さん、その次は洋服屋さん、時計屋さん、洋裁屋さん、八百屋さん、本屋さん、ケーキ屋さん、薬屋さん、花屋さん、そして、お家です。 10ヶ所で5問ずつのなぞなぞが出題してあり、なかなか手強いなぞなぞもあります。古き良き昭和の時代のお店屋さんの店内や家の中が緻密に描かれているため、そこからなぞなぞのヒントを探してみてください。 答えは最後に全て掲載されています。 【丈太郎のひとりごと】 小学生ぐらいになると、ダジャレやしりとりやなぞなぞが好きな子どもが多いですよね。僕はなぞなぞがあまり得意でないのですが、小3になる息子がよくなぞなぞを出してきます。その度に降参して悔しい思いをするのですが、言葉あそびは、言葉を覚える格好の遊びだと思います。
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『あかいふうせん』
¥1,980
山田 和明/作 52P 出版ワークス 【あかいふうせんを追いかけて】 赤い風船を持った女の子がバス停でバスを待っています。次の停留所ではクマさんが待っていました。クマさんに赤い風船のことを自慢していたら飛んで行ってしまいました。バスは赤い風船を追いかけます。 次の停留所ではウサギさんが待っています。ウサギさんに赤い風船を見なかった聞くと、海の方へ飛んでいったとのことでした。海の停留所にはペンギンさんが待っています。赤い風船の見なかったか聞くと、雲と一緒に飛んで行ったとのことでした。 その後もゾウさん、キリンさんに赤い風船を聞くとようやく見つけました。しかし、風船は、、、。 必要最低限に描かれた絵はとても洒落ていて、全体的に明るいタッチなので気持ちよく読むことができます。 【丈太郎のひとりごと】 バスに次々に乗ってくる動物たちと赤い風船を探す旅、なんだか素敵じゃないですか?絵も落ち着いたトーンでシンプルに描かれているのが特徴的です。ラストのシーンではちょっと感動してしまいました。
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『じめんのしたは マンモスのくに』
¥1,540
まつおか たつひで/作 36P 童心社 【絶滅した生き物たちがたくさんいる世界!】 だいすけが水たまりだと思って長靴で乗ってみると、それは水たまりではなく、地面の下への通路でした。地面の下の国から来たイカルに案内をしてもらいことになりました。 地面の下は洞窟のような通路になっていて、そこを抜けると大草原が広がっています。イカルの友達のマンモスのアムースもいます。2人はアムースの背中に乗ってイカルの暮らしているところへ行くことになりました。 マンモスの群れやバイソンの群れ、ライオン、サーベルタイガーもいます。男の子は自然界の弱肉強食の世界を目の当たりにします。 イカルの暮らしているところに着きました。ナイフは石で出来ていて、イカルのお父さんが作り方を教えてくれてヤリを作りました。そのヤリをサーベルタイガーに投げたりして古代の暮らしを体験します。 家はマンモスの骨と動物の毛皮で出来ています。お母さんのご飯も美味しく食べて、そろそろ帰る時間になりました。今度はイカルがだいすけの住んでいるところに行くことを約束しました。 マンモスのいる古代の世界を緻密な絵で描かれており、何度見ても飽きることなく新しい発見があります。 【丈太郎のひとりごと】 作者のまつおか たつひでさんの『ぼくのロボット大旅行』(福音館書店)は僕が幼い時からずっと好きな絵本で、作者の緻密で細かい絵はこの絵本でも健在です。何度繰り返して読んでも楽しめる絵本です。
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『おうち』
¥1,430
なかがわ ひろたか/作 岡本 よしろう/絵 32P 金の星社 【なんで わたしは おうちに かえってくるのだろう?】 「ただいまぁ」と家に帰り、部屋で宿題、お風呂で体を洗って、夕ご飯を食べて、みんなでテレビを見て、暖かいお布団で「おやすみなさーい」。そして、朝「おはよう」、美味しい朝ごはんを食べます。 なんでお家に帰ってくるのだろう? 迷子になった犬が家に戻ってきたニュース、100キロも離れたところからきちんと家に帰る鳩、ミツバチは遠く離れたところで、ミツを集めて間違えずに家に帰ってくる、サケは卵を産むために自分が生まれた川に戻ってくる。 「家」というものが人間や生き物にとって何であるのか?味のある絵で描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 家は当たり前にあると思っていたので、改めて家のことを考えました。そして、同時に家族のことも考えました。家は何のためにあるの?と聞かれたら、色々と答えられますが、これと言った一言では答えられません。 皆さんにとって家とはどんな存在ですか?
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『ぼうし』
¥1,650
トミー・ウンゲラー/作 田村 隆一 麻生 九美/訳 32P 評論社 【飛んで行った帽子の行方は?】 ぼうしはお金持ちの頭の上で幸せに暮らしていました。ところがある日、オープンカーで飛ばしていた時に、ぼうしは風に吹き飛ばされてしましました。そして、一文無しの退役軍人の頭に着地しました。名前はベニトと言いました。 ぼうしはベニトの手からぴょんと飛び出すと宙返りをして見せました。ベニトはぼうしは生きていると思い、ぼうしにこっちに来るように命令すると頭の上にのりました。 ベニトはお金持ちの旅行者の頭の上にバルコニーから大きな植木鉢が落ちてくるのを見ると、ぼうしはあっという間に植木鉢をキャッチして旅行者を守り、ベニトはお金やら高価なものをもらいました。ベニトはびっくり仰天です。 銅像のてっぺんにいる鳥を捕まえた人には1千万円というポスターが貼ってありました。誰もが捕まえようとしますが届きません。ベニトはぼうしに「つかまえろ!」と命令をしました。ぼうしは空高く飛んで鳥を捕まえ、ベニトは大金を手に入れました。 こんな風にぼうしは大活躍しベニトはウハウハです。ある時、青年将校が若いお母さんのご機嫌を取ろうと話をしながら太い葉巻を吸っていました。ところが、その灰は乳母車の中へ落ちていきました。乳母車は燃えてびっくりしたお母さんが手を離すと長い階段を落ちていきます。 最初からその光景を見ていたベニトは、ぼうしに水で火を消すように命令し、自分は乳母車を止めました。ベニトがホッと胸を撫で下ろしていた時、今度は馬がものすごい勢いで走ってきます。さて、ぼうしと言えば命令されることもなく、、、。 クラシカルな絵で不条理な世の中を皮肉混じりに見事に描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 この絵本を描いたトミー・ウンゲラーは、僕が世界で一番好きな絵本『すてきな三にんぐみ』の作者でもあります。彼の作品はどれも社会に対するアンチテーゼ的な要素をユーモアに包み描かれているように思います。子どもには面白おかしく、大人にはそんなことを考えさせる大好きな作家です。
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『まよなかのゆうえんち』
¥1,760
ギデオン・ステラー/作 マリアキアラ・ディ・ジョルジョ/絵 42P BL出版 【誰も知らない幻想的な夜の遊園地】 動物たちの住む森に移動遊園地がやってきました。日中は多くの人達で賑わっています。そして、夜になると遊園地は静まりかえり真っ暗です。そこへやってきたのは多くの動物たちです。遊園地の柵の間から忍び込んで、電気のスイッチを入れたら華やかな夜の遊園地が浮かび上がってきました。 動物たちは色々な乗り物に乗ったり、露店で美味しいものを買ったりして楽しみます。コーヒーカップの乗り物に乗ったり、バイキングに乗ったり、メリーゴーランドに乗ったり、ジェットコースターにも乗っています。 動物たちは皆嬉しそうですが、空が段々と明るくなってきました。見回りの人もやってきましたが、何かの視線を感じたり、遊園地の異変にちょっと怪しげに思っているようです。動物たちはどうするのでしょう? 幻想的に美しく描かれたこの絵本は字はありませんが、絵を追いかけていくだけでも物語を頭の中で思い浮かべることができます。 【丈太郎のひとりごと】 移動遊園地って良いですね!なかなか日本では見かけない文化ではないでしょうか?普段は森には動物が住んでいて、人間たちが入ることのない場所に作ったので、動物たちが興味を示し遊んでもおかしくはありません。 動物たちにとって、きっと忘れられない一夜になったに違いないでしょう。とにかく絵がふんわりと幻想的で美しいので、この世界観を十分に堪能してみてください。
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【丈太郎激推し!】『アマンディーナ』
¥1,540
セルジオ・ルッツィア/作 福本友美子/訳 32P 光村教育図書 【自分を信じていれば、必ず夢は叶う!】 アマンディーナは小さな犬ですが、色々なことができます。踊りも踊れば、歌も歌い、お芝居も上手だし、難しい曲芸だって出来るのです。 しかし、アマンディーナには友達が1人もいません。もう恥ずかしがるのをやめようと決意して、舞台に出てみんなに観てもらうことにしました。町の古い使われていない劇場を借りて、自分で直して、ここでみんなに発表するのです。 そして、舞台で着る衣装や、舞台装置、小道具などを全部作りました。全ての準備が終わると招待状を出し、町のあちこちにも宣伝のポスターを貼りました。 舞台に出る前の晩、アマンディーナは満員の客席から賞賛される夢を見ました。いよいよ舞台に出る時間になりどきどきしてきましたが、この日のために一生懸命練習をしてきたのです。さあ、いよいよ幕が開きました! 劇場には誰もいませんでした。アマンディーナは途方にくれて立ち尽くしました。しかし、しばらくして自分の決めたことは全部やろうと舞台を始めたのです。劇場の破れた椅子からゴキブリが出てきて舞台を見てビックリしました。そして、早速友達を劇場へ呼んだのです。 そんなことを知らずにアマンディーナは舞台で一生懸命、自分が練習でやってきたことを演じ、演奏し、歌い、踊り、手品をして、フィナーレはあっと驚く曲芸です。 出し物が全て終わるとアマンディーナは誰もいないはずの客席へ深々とおじきをしました。そしたら、、、 セピア色の写真のような色使いで、細部までしっかりと描かれた絵は哀愁と共に感動に満ち溢れています。 【丈太郎のひとりごと】 『アマンディーナ』は僕のバイブル本の中の1冊です。どんな状況であろうとも自分で決めたことは最後までやり通すこと、自分で劇場を直したり、衣装や小道具を作るD.I.Y精神で自分自身で自分を変えていこうとする姿に感動を覚えます。 一歩踏み出すことはなかなか出来ることではありません。踏み出したとしても途中で挫折してやめてしまうことだってあります。しかし、アマンディーナは自分に負けることなく自分の為に舞台を最後まで演じたのです。 地道にコツコツと積み重ねていれば、必ずしも良いことをもたらします。この絵本は僕にそんなことを教えてくれたのです。 1人でも多くの子どもたちや大人に『アマンディーナ』を是非よんで欲しいと思います。
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『やまのディスコ』
¥1,650
スズキ コージ/作 32P 架空社 【山のディスコで動物たちが大盛り上がり!】 白馬のみねこさんはこの辺りの山では一番のオシャレです。ある日、散歩に出かけるとオートバイに乗った山羊のさんきち君に会いました。さんきち君は木に貼ってあるポスターをじーっと見ています。 それはディスコがオープンしたポスターでした。みねこさんは早速さんきち君を誘ってオートバイでディスコに出かけました。ディスコの入り口ではクマの大将が入場料は栗の実10個と呼び込みをしています。2人は栗の実10個ずつ払って、入り口のドアの階段を降りていきました。 友達もたくさんいましたが、あまり山で見かけない動物たちもたくさんいました。しばらくするとクマの大将がディスコの始まりをアナウンスしました。当店自慢の蜂の巣ミラーボールが回り、バンド演奏が始まるようです。 バンドのロックンロールが鳴り出したら、みんなディスコに来たのは初めてなのでどぎまぎしている中、みねこさんが一番に踊り出しました。するとみんなが元気づいて踊り出し、ミラーボールもくるくる回り、蜂たちも踊りました。ところがライオンのよしお君が蜂に鼻を刺されてしまいました。そしてディスコでは、、、。 土着的な迫力満載で描かれた絵は、ディスコで楽しむ動物の楽しさを大いに表現しています。 【丈太郎のひとりごと】 まず、なんと言っても「クラブ」じゃなくて「ディスコ」というのが最高です!そして山の動物たちが踊りまくる!もう見ている方としては体が踊りたくなってウズウズしてたまりません! こんな「ディスコ」があったら是非とも行ってみたいものです!
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『じかんをまもれなかったクマのはなし』
¥1,892
ジャン=リュック・フロマンタル/作 ジョエル・ジョリヴェ/絵 しみずれいな/訳 48P 河出書房新社 【時間をも守ることも大切だけど、もっと大切なこと】 クマは早起きが苦手で、朝は起きれないし、朝ごはんにも間に合わなくて食べられない、スクールバスも行ってしまい、学校に行ったら遅刻したことを怒られて授業に出してもらえません。給食にも間に合わず、帰りのスクールバスにも間に合わず、夜になっても家に帰ってきません。しまいには警察にお世話になる騒ぎ! しかし、時間が守れないのはクマが時計を読めないことに原因があるのです。早速週末の土日にクマはパパに時計の見方を教えました。月曜日が始まります。クマは時間通りに起きて朝ごはんも誰よりも早く食べて、学校にも間に合い授業が受けられるようになりました。クマは時計が読めるようになってから、絶好調!たった1ヶ月で勉強もみんなに追いつき、追い越しました。クマはなんでも一番!天才になったみたいです。 しかし、毎日忙しいタイムスケジュールでクマは「もえつきしょうこうぐん」になってしまい長い休みが必要だと診断されました。クマは山の中でゆっくり休むことにしました。ある日、クマは太陽の下、散歩に出かけました。そして、すっかり元気になったのです。その理由とは? 蛍光色をメインに使い描かれたポップな絵は、お話を明るくしてくれています。 【丈太郎のひとりごと】 最近は5時おきで朝から仕事をしたり読書をしている僕ですが、1ヶ月前ぐらいまでは7時になっても起きれない、二度寝をするようなダラけた生活をしました。クマと同じような生活でした。クマは「燃え尽き症候群」になってしまいましたが、僕は適度に休日を楽しみ充実した日々を送ってます。