



【「うろおぼえ一家」シリーズ好きは絶対に好き!】『ビーバーのギイコははこびたい』
¥1,650 税込
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出口 かずみ/作 32P ほるぷ出版
【ギイコはとにかく運ぶ!なんでも運ぶ!】
ビーバーのギイコはしょっちゅう何かを運んでいる女の子です。とにかく運ぶことが大好きなのです。
ある朝、ギイコはお母さんに、お父さんのお弁当を運ぶように頼まれ、お気に入りのひきぐるまを一緒に持っていくことにしました。
家を出てすぐに「ねずみほいくえん」の子どもたちが座っていて、訳を聞くと先生が足をくじいてしまったようです。ギイコは迷うことなく、子どもたちと先生をひきぐるまに乗せて運ぶことにしました。
しばらくすると、あひるのおじいさんが散歩の途中で疲れて座っていました。ギイコは迷うことなく「ついでだから」とおじいさんをひきぐるまに乗せて運ぶことにしました。
それからも川を登る途中のさけ、お客さんを乗せて運ぶのに飽きたタクシー運転手と次々に乗せていき、ギイコが気付いた時にはたくさん運ぶことに!
さて、ギイコはお父さんにお弁当を届けられるのでしょうか?
独特のキャラクター性を持つ動物たちを、飛び抜けた明るさとユーモアで描かれており、誰もが思わず笑ってしまう絵本です。
【丈太郎のひとりごと】
作者の出口かずみさんは「うろおぼえ一家」シリーズで一躍注目度があがった作家さんです。
今年(2025年)のメルヘンハウスギャラリーのスタートは、そんな「うろおぼえ一家」シリーズの原画展で幕を開けました。子どもたちとのワークショップやサイン会など、いつもニコニコと穏やかに優しく対応されていたことが印象的で素敵な方でした。
そんな出口かずみさんですが、やっぱり期待は裏切りませんでした!メチャクチャ面白い!
「うろおぼえ一家」シリーズにハマってしまった子どもたちや大人は全員マストな絵本です!
出口さんの作品に「要領の良さ」はありません。むしろ「要領が悪い」のが特徴として挙げられると思いますが、そこに優しさや思いやりみたいなものがユーモアに描かれているため、中毒性があります。
スマートに事が進まないことにイラつくのではなく、良い意味で目一杯の「脱力感」を読者に与えてくれます。
効率化、結果主義、デジタル化など「要領の良さ」を追求する窮屈な生活に追われる日々を過ごしている人に超オススメです!
これで良いんです!まさにこれが良いんです!
まさにこれこそが「My Way!」
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