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3〜5歳〜  | メルヘンハウス

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  • 【原画展開催記念!希望の宛名入りサイン本】★「生きてる喜び」を全身で感じる★『どきどきしてる』

    ¥1,870

    予約商品

    たけがみたえ /作 32P 偕成社 【いろんな生き物の、いろんな「どきどき」が絵本に宿っている!】 にわとりは朝一番の大きな声を出して「どきどき」しています。さなぎはもう少しで蝶になりそうで「どきどき」しています。犬は一生懸命走って「どきどき」しています。 生き物だけではありません。山はお日様が暖かくて、さくらは強い風が吹いて「どきどき」しています。 みんな、この瞬間を「どきどき」しているのです。 版画で描かれた様々な「どきどき」は、ダイナミックさと繊細さが上手く融合し、色鮮やかに「生きる喜び」を、この絵本に彫り込んでいます。 【丈太郎のひとりごと】 たけがみたえさんは、2021年に発刊された『みたらみられた』(アリス館)で知り、そのダイナミックさに心を奪われました。 そして、今作はそのダイナミックさに繊細さも加わり、彩りも鮮やかでページをめくればめくるほど本当に「どきどき」して最終的に「生きてて良かった!」と心から思える力強くも優しさに満ちた大傑作です! なんて言えば良いのか?この絵本を読むと立ち止まっていることが出来ません。こうやって、独り言を書いているのも本当は早く動きたくてウズウズしながら書いているのです。 人や生き物だけではないのです。この世に存在するもの全てが、この一瞬を生きているのです。その一瞬が明日や来週や来月、そして未来へと続いていくのです。 この絵本は「1人でも多くの人に届けたい!」と思います。3歳ぐらいの子どもから大人まで全ての人に。そして「この世に存在する全てのものに感謝して生きていこう」と、ものすごくポジティブな心を持たせてくれます。 この絵本に出合えて良かった! もっと気の利いた言葉があるからも知れませんが、今はシンプルにそう思うのです!

  • 【あらゆる作品形態を生み出すtupera tuperaの中でも丈太郎的に好きなジャンル!】『超チョウ図鑑』

    ¥2,200

    tupera tupera/作 44P アリス館 【えっ!こんなチョウいたっけ?84種の新発見!】 この世界には約2万種ものチョウが生息しているそうです。その美しさに人々は古来より魅了されてきました。 しかし近年、これまでの常識を覆すチョウが発見されて、大きな話題となっているようです。 そう、それこそがチョウを超えたチョウ、”超チョウ”なのです。この図鑑では今現在発見されている84種の”超チョウ”の生態などが詳細に描かれています。 ヒャクメンチョウ科、ゼッコウチョウ科、ホウチョウ科など色んな種類に分類されています。 まだ謎多き未知なる”超チョウ”を観ていきましょう! 【丈太郎のひとりごと】 tupera tuperaといえば『パンダ銭湯』(絵本館)などがまず思い浮かぶ方が多いと思います。多作であり、作品の描き方も多種多様で新作が出る度に、その斬新さに驚かされます。 今作は『わくせいキャベジ動物図鑑』(アリス館)の流れを組む、あり得ない、存在し得ないことを、あたかも本当に存在するかのように詳しい解説付きで紹介されています。 その真剣度合いが半端ではないtupera tuperaの本気度とユーモアが良いバランスで融合して子どもたちは勿論のこと、大人も楽しめるようになっています。 しかも現在のところ”超チョウ”は84種発見されていますが、まだいるかも知れません! ナント!tupera tuperaが、あらゆる「超チョウのあらたな生態」や「新種の超チョウ」を発見したら教えて欲しいとと言っているのです!そうなんです!この絵本を開いている皆が実は「超チョウ調査員」として協力して欲しいと言う訳なのです! 発見したら、同封されている用紙に描いてみましょう!tupera tuperaが皆さんからの報告を待っているみたいです。しかも、2026年9月30日まで!1年間も待ってくれるみたいです。 もうこうなったら、新種を色々と発見して85種目を目指しましょう! tupera tuperaさえ、まだ発見していない”超チョウ”を発見するのはアナタです!

  • ★4〜5才から小学高学年ぐらいまでの「読み語り」で掴みはOK★【オナラなんて恥ずかしくないよ!だって、、、】『オナラパワーだいはっけん』

    ¥1,980

    パク・ビョンジュ/作 イ・ギョングク/絵 イ・ソラ/訳 40P アノニマ・スタジオ 【みんなは しらないんだ オナラで いろんなことが できるってことを!】 「だれか オナラした?」 みんなが ぼくを みている・・・ 恥ずかしくても涙が出るのを我慢出来ても、なんでオナラは我慢出来ないのでしょう?食事中にオナラしたら?エレベーターでオナラしたら?みんなに迷惑をかけてしまいます。 しかし、オナラは色んなことが出来るのです。 オナラの力で速く走れる!オナラの楽しいリズムでダンスも踊れる!オナラの匂いで蚊をやっつけられる!etc...。 思いっきり明るくカラフルでポップに絵が描かれていることにより、オナラをネガティブに捉えるのではなく、むしろポジティブに、そして人間の摂理として受け止めることが出来ます。 【丈太郎のひとりごと】 こんなに「オナラ」という言葉を書くことは、これから先もにことでしょう。オナラで思い出すのは、小学生の時に教室でオナラの匂いがすると、誰よりも早く「クセっ!誰かオナラした!と鼻を摘みながら必ず言う男子がいました。 しかし、クラスメイトはみんな知っているのです。オナラをした犯人はその男子だってことを。なので、みんなはそんなことに慣れてしまって誰も何も言いませんでした。 おそらくその男子にとってはオナラは、とても恥じるべき行為で「自分ではない!」という嘘でも潔白を示したかったのでしょう。今思い出しても可笑しくて笑ってしまいます。 そう、オナラが出るのは仕方ないことです。相田みつを的な言い方をすれば「だって人間だもの」 今作はオナラの色がとにかくカラフル!そうポジティブな気分にどんどんなっていくのです!オナラのリズムでダンスを踊るページなんかは最高!そして、オナラがスピリチュアルな世界の果てまで連れて行ってくれます。 最近の韓国人作家さんの作品は、とても良い作品がたくさん出ていますね!韓流ドラマから日本で「韓流ブーム」が始まり、今ではK -POPなどのアイドルグループが日本で大ブレイクし、東京の大久保辺りは「ここは韓国か!」と言わんばかりの立派なコリアンタウンにまで成長しています。 しかし忘れてはいけないのは、日本で一番最初に韓国人アーティストを広めたのは、「ポンチャック・テクノ」の第一人者のイ・パクサを、自分たちの武道館公演の前座として起用し、コラボレーションアルバムまでリリースした電気グルーヴであり、現在の「韓流ブームの源」として、その功績はもっと評価されてもおかしくないと思います。 おそらくこれからもアジア圏の素晴らしいアーティストたちが、どんどん誕生してくることでしょう!現に今も台湾やタイなどのアートシーンなども注目されています。 話が逸れましたが、これだけ「オナラ」って書くと、もう恥ずかしくはないですよ!これを書いてる時も何回かオナラしましたし、オナラがポップな言葉の響きに聞こえてきました。 さぁ、みなさんも我慢せずにオナラパワーを炸裂させてください!ただし、最低限のエチケットは守りましょうね!

  • 【前作を超える面白さ!】★シリーズ第二弾★『おでかけだ! あかちゃんレスキュー』

    ¥1,650

    中垣 ゆたか/作 32P ほるぷ出版 【今回はナント!特殊部隊までが登場!】 ファン ファン ファン ファン! ほんぶにサイレンがなりひびきました。 いそいでしゅつどうです。 ベビーカーでおでかけのあかちゃんに、きんきゅうじたいはっせい!? あかちゃんレスキューのでばんです! −−赤ちゃんのいるところに、赤ちゃんレスキューあり。どんなことにも対処する、小さいけれど頼もしいレスキューたちが大活躍! ユーモアたっぷりのすみずみまで楽しい絵本。 (出版社の紹介文から引用) 【丈太郎のひとりごと】 シリーズ第一弾となる前作『しゅつどう! あかちゃんレスキュー』(ほるぷ出版)も面白かったですが、今作はダイナミックな迫力で前作を上回るダイナミックさで、より面白くて楽しい絵本となりました。 中垣ゆたかさんと言えば、画面ギッシリに細部に至るまで緻密に描かれて絵が特徴的であり「持ち味」でもありますが、今回はその「持ち味」も活かしながら登場人物が大きく描かれているため、その振り幅が絶妙なバランスでとても見やすいメリハリの効いた絵となっています。 また、敢えて着色してない白い箇所が良いアクセントとなり、今までの作者の画風に新しい風を吹かせています。 そのためハラハラドキドキのジェットコースターに乗っているような感覚で「次はどうなるんだろう?」とワクワクしながらページをめくる楽しみがあります。 しかも、今作では前作では登場しなかった特殊機動部隊「A・R・T・K」(何の略かは読んでからのお楽しみ!)が最新型の車両で登場! 最後までノンストップで駆け抜けるスピード感溢れる今作。これを読むと次が読みたくなる! つまりは「あかちゃんレスキュー」シリーズを待望する声がたくさん出てきそうです。既に僕はシリーズの次作が出るのを楽しみにしています! 「中垣ゆたか、遂にブレイクか⁉︎」 ブレイク前に読んでおきましょう!後から「ブレイク前から知ってたけどね!」なんて自慢が出来るはず。

  • 【在庫僅少!】★日本の「アール・ブリュット」の原点がここに!★『しろいくに』

    ¥1,760

    村田清司/絵 田島征三/文・構成 36P 偕成社 【障がいを持つ人が絵を描けば、それは全て「アール・ブリュット」という名の芸術となるのか?】 僕は、昨夜遠い国へ行った。そこは「しろいくに」で、丘も道も家も全てが「しろい」が「しろい壁」には所々色が塗ってあった。 しかし、まちに近づくと白く見えていたものが、実はたくさんの色で溢れかえっていた。家の窓辺で女の子が大声で歌っていた。その家の前は広場で大勢の人が集まってお祭りの真っ最中! 人々はそれぞれ着飾ったり、お面を被ったり、仮装したりしていたが、その広場の隅っこで1人の男の子と出会った。その子の喋る言葉は分からなかったけど、僕らはすぐに仲良しになり、笑ったり、ふざけ合ったりしながら、僕らはまちの外に出て畑や林の自然の中で遊んだ。 僕らはもっと遊んでいたかったが、その時僕らの目の前に恐ろしいものが現れた。そして、、、。 信楽青年寮に住むダウン症の村田清司さんが描いたユニークで斬新な絵の数々を、田島征三さんが構成し、ひとつのお話にした画期的な絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 あるお客様とレジでお会計の際に何気なく雑談していると、明日とある絵本作家の展覧会が地元でやっているので、それを観に行くとのこと。場所はその人の実家がある滋賀県とのこと。そこから滋賀の話になり、何故だか重い知能障がいをもつ人のための施設「止揚学園」や「信楽青年寮」の話になった。 そしたら、そのお客様の実家は「信楽青年寮」の近くで、しかも友人も働いていたことがあると言ったので僕は驚き、「信楽青年寮で生活している方が征三(田島征三)さんと一緒に絵本を数冊出していることを説明し「是非とも読んでみたい!」というので出版社に発注をかけました。 しかし、出版元の偕成社では「田島征三と村田清司の本」というシリーズで、3冊出版されていましたが、その中の1冊『もりへさがしに』は「重版未定」で入手不可とのこと。3冊とも1991年10月に同時期に発刊された絵本です。 しかし、出版社に頼み込んで会社や倉庫に1冊ぐらいないか?確認してもらい、見事に1冊だけ発見され、そのお客様のためにキープしています。 そして、今作ですが征三さんが書いた「あとがき」に村田清司さんとの出会い、そこから絵本を一緒に制作する過程までが詳細に記載してあります。征三さんが村田清司さんの描いた絵に魅了され、周囲の人々の協力もあり絵本にするにはかなりの壁もあったようです。 皆さんは「アール・ブリュット」という言葉をご存知ですか?フランス語の意味でフランス語で「生の芸術」を意味し、美術教育を受けていない人が、伝統や流行に影響されず、自身の内なる衝動のままに表現した芸術に使われる言葉です。 日本では最近「ヘラルボニー」という会社が障がいのある方の作品を商品化して、世界でも注目を浴びています。似たような言葉で「障がい者アート」、「アウトサイダーアート」などとも呼ばれることもありますが、ハッキリとした定義はありません。 そのため「障がい者が創作した芸術作品=アール・ブリュット」として、「ヘラルボニー」の成功を真似するような形で、残念ながら本質を見極めずに、「障がい」を売りにして「お情け頂戴」的なビジネス展開をしている団体なども増加してきていることも事実です。 健常者の創作した作品にも魅了されるものとしないものがあるように、障がい者だからと言って全ての方が人を魅了する作品を創作できるとは限りません。 今作は絵本作家に留まらず、80歳半ばを超えてもアートを生み出している征三さんが「障がいの有無」ではなく、単に素晴らしい絵に魅了され「世に出したい!」というところがスタートです。 まだ、重い知能障がいをもつ人たちが「ちえおくれ」と呼ばれていた時代で、そのような方々が描いた絵や美術作品などに誰も関心を持っていない、もちろん「アール・ブリュット」などと言う言葉が存在しない時に、征三さんが見出したものでした。 今作は村田清司さんが様々な種類のペンやクレヨンなどで、紙も様々なものに描かれた絵を征三さんが得意分野とする「絵本」という作品に仕上げたものです。 正直、最初にこの絵本を読むとしたら戸惑うでしょう。お話も絵も非現実的であり統一感もありません。まだ幼い子どもが描いたような絵に見えることでしょう。しかし、そこには「アール・ブリュット」の本来の意味でもある「加工されていない、ありのままの表現」がされているのです。 皆さんは幼い子どもが描いた絵に感動したことはありませんか?そんな感覚に近いものがあります。 何をして「アール・ブリュット」と言うのか?定義するのか?これからの課題ではあると思います。まずは今作を手に取った皆さんが、どのようなジャッジメントをするか?それは自由です。 僕の個人的な感想は、とても素敵な「2人のセイちゃん」が融合し、素晴らしいコラボレーション作品になっていると思います。 まずは繰り返し絵本を開いてください。そうすると不思議なことに自分の邪悪な面が炙り出されるような感覚になり、自らを恥じる想いをする方もいらっしゃるのでは?と思います。 何故なら僕がそう思ったからです!そう、絵本の中に飛び込んでいく楽しさを再認識した僕は、今とても清々しい気分なのです!なんだか気持ちが良いのです。

  • 【おかいものぶくろ(エコバッグ)の愉快な珍道中!】『おかいものぶくろのうーちゃん』

    ¥1,760

    SOLD OUT

    高畠 じゅん子/作 青山 友美/絵 32P BL出版 【うーちゃんの珍道中が楽しい!そして、うーちゃんは賢い!】 うーちゃんは「おかいものぶくろ」です。いつも、おかあさんと一緒にお買い物に出かけてスーパーでぎゅうぎゅうに色々なものを詰められますが平気です。うーちゃんは強いからです! ある日の夕方、うーちゃんがうたた寝していると、なんと!おかあさんがうーちゃんを忘れてお買い物に出かけていきました。 「あら たいへん!」と、うーちゃんは直ぐにおかあさんを追いかけました。 「おかあさーん、おかいものぶくろをおわすれですよー」と、道端でうーちゃんが言うと、お母さんではなく、誰かのおかあさんが拾いあげパン屋さんでお買い物をして知らない家へ。 そっと、うーちゃんが家から抜け出して道端に出て、おかあさんを探すのですが、今度は男の子の手に!ハプニング続きのうーちゃんは、このままおかあさんに会うことは出来ないのでしょうか? 輪郭がハッキリと登場人物や物などが大きく愛嬌のある表情で、色合いも優しく全体的に「のほほん」とした雰囲気で描かれているので、3才ぐらいの幼児さんから楽しめる内容となっています。 【丈太郎のひとりごと】 なんとなく「この2人(高畠 じゅん子と青山 友美さん)で絵本を作ったら面白そうだなぁ。」と思っていたら、ナント!実現されていました。 そして、その予感は的中!どんなママでも「わかる!わかる!」と頷いてしまう内容。おかいものぶくろと称してますが、エコバッグのことだと思います。ここ数年で一気にエコバッグは必需品になりましたよね! 僕もエコバッグとして薄手のトートバッグを使用しているのですが、たまにリュックに入れ忘れてスーパーで一番小さい3円のビニール袋を買わざる得ない時は、なんとなく敗北感を感じるのです。なんだろう、3円と言えども有料というところに敗北感を感じているのでしょうね。 文章も絵も出来るだけシンプルに描かれているところが、この絵本の特徴であると思います。とにかく最近の絵本は文章も絵も情報量が多くて子どもたちが、その世界観に入る隙間のない絵本が増えています。極端に言えば「教科書」みたいなものです。 しかし、今作のような「余白」のある絵本がしっかりと出版されることに安堵し可能性を感じます。 日常の生活の中での、うーちゃんのちょっとした冒険物語は、子どもたちの感情移入もし易く、結末に安心することでしょう! このコンビで今後も作品が創作されると、もっともっと楽しい作品が出てきそうな予感がしてワクワクします。 まずはこのコンビでの今作をお楽しみください!

  • 【今、若手作家でとても勢いのある作家の傑作!】『しんごうきピコリ』

    ¥1,430

    SOLD OUT

    ザ・キャビンカンパニー/作 34P あかね書房 【しんごうきの色って3色だけ?】 信号が青に変わったら、車はどうするかな? とパトカーが信号機の色を見ながら話をします。 ところが、ピコリ! 信号機がとつぜんピンク色に変わりました。なんと車は、さかだちをしなければいけません。 信号機がどんどんめずらしい色に変わるたび、車たちにはいろんなことが起こります。ピコリは何色光るのでしょう?  信号機のルールのお話かと思いきや、ふしぎな信号機のピコリに、パトカーと車たちがふりまわされる楽しい絵本。 オリエンタルチックなオリジナティ溢れる独特な絵で、楽しく次のしんごうきの色はどうなるだろう?とページをワクワク感を見事に描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 ザ・キャビンカンパニーの2人とはデビュー当初からの付き合いで、前店舗ギャラリーで原画展をしたり、ワークショップをしたり、イベントのブッキング企画をしたりと親交があります。 その時に、まさかこんなビッグになるとは思いませんでしたが、未だにフレンドリーでたまにやり取りをしたりしています。彼らとの面白エピソードも沢山あり良き思い出です。 今作は、多作な彼らの作品の中でも代表作と言っても過言でないでしょう? 子どもたちの年齢にもよりますが、2才半〜3才ぐらいから楽しめる絵本です。この絵本が発刊されてからの勢いはとても凄かった覚えがあります。 今作は信号機の色が増えていくとどうなるか?と、子どもたちの想像力を掻き立てるユニークなナンセンス絵本となっています。 特に終盤の色鮮やかで見開きいっぱいに描かれた絵は「明日への希望」とも言えるでしょう! 決して信号機の色を子どもたちに教える「教科書」のようには扱って欲しくない、純粋に子どもたちが想像力を自由に使って色々と考える楽しさを優先してあげて欲しいです。 彼らがブレイクして、どんどんこの世に絵本を送り出している創作の泉が枯れないのは「天才」としか表現できません。 まずは入門編として今作をお手元に!

  • 【在庫僅少本!】★非売品『長新太さん没後20年哀悼フェア 小冊子』付き★『うみちゃんのまど』

    ¥1,320

    SOLD OUT

    中川ひろたか /作 長新太/絵 32P 偕成社 【行くさきは、ひこうきとのしりとりで決まる!】 うみちゃんが1人で窓の外を見ていると、ひこうきが「ブーン」といって通り過ぎました。うみちゃんはひこうきに「おーい、ひこうき!」って言ったら、ひこうきがいきなり、 「なんのようか ここのか とおか」 と言って窓から入ってきました。うみちゃんは変なひこうきと思いながらも乗せてもらうことになりました。ひこうきから見る世界は素晴らしい世界です。海岸線、山々、もこもこの雲、初めて見る景色にうみちゃんもびっくりです。 しかし、行き先はどこでしょう?ひこうきはうみちゃんに尋ねると「しりとり」で決めることになりました。 うみちゃんが「ひこうき」と言うと、ひこうきは「きいろ」と答え、行き先は「きいろのくに」に決まり辿り着いてみると、人も犬も木も道も車もポストも信号も全部「きいろ」の国でした。 さて、しりとりは続き「きいろ」の次にうみちゃんは「ろくでもないくに」と答えました。そうすると、計れないはかり、座れない椅子、蓋の開かないオレンジジュース、被れない帽子、そして、人も動物も変なばかりです。 こうして飽きっぽいうみちゃんはひこうきに乗って、様々なおかしな次なる場所へ向かうのでした。 ショッキングピンクや派手なオレンジやちょっと変わった緑など「これぞ!長新太色!」と言う色がふんだんに使用された絵は、意外にも風景や物などがしっかりとした構図と輪郭があり、お話も起承転結がしっかりしており、しっかりとお話に沿った形で描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 6月ぐらいから始まった「絵本作家・長新太さん没後20年哀悼フェア」ですが、在庫僅少本がどんどん旅立っていくなかで、奇跡的に数作品だけ残っている「在庫僅少本」のうちの1冊です。 このフェアをやってみて、長新太さんの色々な絵本を読むと、ちょっとした特徴が浮かび上がってきました。 それは「長新太が作絵の絵本は炸裂具合がものすごいが、他の作家の書いたお話に絵を描くときは、長新太節はあるものの「ちょっと控えめ」だってことです。 やはり、これはお話の作者への気遣いなんでしょうか?お話を書いた作家は、おそらく皆「長新太節全開!」を期待してのオファーだと思うのですが、何故かしっかりとお話を壊さないように「ほどほどに」描かれているケースが多く見られました。 今作も、中川ひろたかさんのお話自体が既に炸裂しているにも関わらず、しっかりとお話に沿って描かれています。 長新太ファンとしては「もっとやれー!」と思うのですが、このようなお話を書いた作家をしっかりと立てて、自分なりの表現をしている長新太さんは、やはりとても優しい人なんだと思います。 とは言え、それは長新太の絵本に関しての話。他の作家と比べれば「しっかりと炸裂」しているのでご安心を!

  • 【「うろおぼえ一家」シリーズ好きは絶対に好き!】★丈太郎のエッセイ付き★『ビーバーのギイコははこびたい』

    ¥1,650

    出口 かずみ/作 32P ほるぷ出版 【ギイコはとにかく運ぶ!なんでも運ぶ!】 ビーバーのギイコはしょっちゅう何かを運んでいる女の子です。とにかく運ぶことが大好きなのです。 ある朝、ギイコはお母さんに、お父さんのお弁当を運ぶように頼まれ、お気に入りのひきぐるまを一緒に持っていくことにしました。 家を出てすぐに「ねずみほいくえん」の子どもたちが座っていて、訳を聞くと先生が足をくじいてしまったようです。ギイコは迷うことなく、子どもたちと先生をひきぐるまに乗せて運ぶことにしました。 しばらくすると、あひるのおじいさんが散歩の途中で疲れて座っていました。ギイコは迷うことなく「ついでだから」とおじいさんをひきぐるまに乗せて運ぶことにしました。 それからも川を登る途中のさけ、お客さんを乗せて運ぶのに飽きたタクシー運転手と次々に乗せていき、ギイコが気付いた時にはたくさん運ぶことに! さて、ギイコはお父さんにお弁当を届けられるのでしょうか? 独特のキャラクター性を持つ動物たちを、飛び抜けた明るさとユーモアで描かれており、誰もが思わず笑ってしまう絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 作者の出口かずみさんは「うろおぼえ一家」シリーズで一躍注目度があがった作家さんです。 今年(2025年)のメルヘンハウスギャラリーのスタートは、そんな「うろおぼえ一家」シリーズの原画展で幕を開けました。子どもたちとのワークショップやサイン会など、いつもニコニコと穏やかに優しく対応されていたことが印象的で素敵な方でした。 そんな出口かずみさんですが、やっぱり期待は裏切りませんでした!メチャクチャ面白い! 「うろおぼえ一家」シリーズにハマってしまった子どもたちや大人は全員マストな絵本です! 出口さんの作品に「要領の良さ」はありません。むしろ「要領が悪い」のが特徴として挙げられると思いますが、そこに優しさや思いやりみたいなものがユーモアに描かれているため、中毒性があります。 スマートに事が進まないことにイラつくのではなく、良い意味で目一杯の「脱力感」を読者に与えてくれます。 効率化、結果主義、デジタル化など「要領の良さ」を追求する窮屈な生活に追われる日々を過ごしている人に超オススメです! これで良いんです!まさにこれが良いんです! まさにこれこそが「My Way!」

  • 【8月下旬新刊!】『うさぎかぶしきがいしゃ』

    ¥1,540

    ふくながじゅんぺい /作 32P こぐま社 【月にうさぎがいるって、そういうことだったのか!】 夜が終わりになると、まんまるのおつきさまが森の中に静かに着陸します。 「ガチャ」「ウィーン」と音を立てて、おつきさまの入口が開きます。そして、中からうさぎたちが降りて来て、やって来たのは「うさぎかぶしきがいしゃ」と書かれている建物です。 社員はも勿論うさぎたちで、実はつきが空に登るのは彼らの仕事なです。 仕事終わりは楽しいご飯タイムです。飲んで、歌って騒ぎ疲れて、なんと寝坊をしてしまいます。 さて、つきはしっかりと今日も登るのでしょうか?少々不安を抱えながら、、、。 古き良きアメリカンコミックのような色遣いと絵。そして、それを活かすような少しザラついたような紙質。時にコマ割りなったり、見開きいっぱいに描かれていたり緩急のついたページ構成が、読者を飽きさせることなく次のページへ誘導していきます。 【丈太郎のひとりごと】 『へび ながすぎる』(こぐま社)の、まさかの展開に驚いた方も多いことでしょう!今作と比較するとかなりシンプルに、1才半〜2才ぐらいの子どもたちに分かりやすく描かれていたのだと思いました。 そして、今作は『へび ながすぎる』と比較してお話要素の高い、3才ぐらいの子どもからが対象になると思います。 古き良きアメリカンコミックテイストの絵、コマ割り、紙質などが何処か懐かしく安心感を持ってお話を読み進めることが出来るのが特徴です。 月とうさぎは密接な関係性があるのは、皆さんご存知のとおりだと思いますが、それが「うさぎかぶしきがいしゃ」という会社で運営されていたとは驚きです! 株主総会とかあるのだろうか?上場企業なのか?福利厚生とか充実してるのだろうか? 一社会人としては「株式会社」という事もあり、いろいろな憶測をしてしまいます。しかし、子どもにはそんなことは関係せずに楽しめる内容になっていると思います。 それにしても、かなり重要な任務を仕事としている会社の割には「のほほん」と「だらだら」と勢い任せであったり「本当に月をうさぎに任せて大丈夫なの?」と終盤にかけてのユーモア性(心配)があがっていくところが面白い絵本です!

  • 【原画展開催記念!特製「ぬり絵」付き!】『くまくまパンまつり』

    ¥1,540

    SOLD OUT

    西村敏雄/作 32P あかね書房 【パンまつりのフィナーレが最高にハッピー!】 どうぶつの国では、年に一度、パンやさんが森の広場にやってきて、パンまつりを開きます。 さるのパンやはバナナジャムの入ったパン、いぬのパンやはわんわんドッグと、ごじまんのパンばかり。お客さんは、木の実やくだものなどをもってきて、パンとこうかんします。 たくさん材料が集まったら、広場に大きなかまがはこばれます。さて何ができるのでしょう? みんなが、もっているものを分け合い、できることをしていく優しい物語。 (出版社紹介文より引用) 【丈太郎のひとりごと】 「くまくまパン」シリーズの最新刊です! 注目すべき点は、今まで既刊の3冊は「くまさん」と「しろくまさん」がメインでパンを作ってきましたが、今作では様々な動物のパンやさんが登場することです。 それぞれの動物のパンが、その特徴を活かされたオリジナリティあふれるパンが色々と登場します。この類のお話だと「パンのコンテスト」みたいな「どの動物のパン屋さんが一番か?」と競い合うような事が多いのですが、そうではなく、「くまさん」と「しろくまさん」が中心になって、みんなで協力して大きなパンを作り上げるのです。 みんなで一つのパンを作っていく光景はお祭りらしく賑やかに、そして、誰もが主役であることが、この絵本を読んだ子どもたちは幸福感や達成感を感じる事でしょう! ★西村敏雄さんは基本的には表舞台に出ない方で、サインなどもあまり描かれません。今回は特別に、しかも「希望の宛名入サイン本」を描いて頂くことを快諾してくれました!とても貴重な機会ですので、お見逃しなく!★

  • 【原画展開催記念!特製「ぬり絵」付き!】『くまくまパン いちにちパンやさん』

    ¥1,540

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    西村敏雄/作 32P あかね書房 【子どもたちがパン作りに挑戦!】 くまのパンやの「くまくまパン」に、動物のこどもたちが見学にきました。 ぶたくんとうさぎちゃん、りすくんはパンができるところを見てウズウズ。「やってみたい?」と、パン作りに挑戦することに。 作り方を教わったら、それぞれ好きなパンを作ります。でも、りすくんだけ手が小さくてうまくいきません。すると、クマのふたりはこどものころの話をします…。 シリーズ第3弾は、こどもたちが、パンやさんの仕事を体験するお話です! (出版社から引用) 【丈太郎のひとりごと】 子どもたちの職業体験のお話です。子どもたちは「早く大人になって◯△になりたい!」など、カッコいい大人を見ると、その大人の職業に成り立って遊んだりしますよね。 最近では「職業体験」が出来るアミューズメントパークがあったりと、子どもの夢が膨らむようなチャンスは増えていて、とても良いことだと思います。 子どもが実際に大人の仕事を体験することは、その仕事に興味があるか否かは別としても、将来への可能性を広げてくれるものであると思います。 それはこのような絵本の世界からも広がっていくこともあります。 この「くまくまパン」シリーズに共通しているのは「くまくん」と「しろくまくん」が何事にも拒むことなく、前向きに楽しく自分たちの仕事に誇りを持っていること。 この絵本を子どもだけのものにするには勿体無いと僕は思いますす。「絵本は子どもが楽しむもの」という既成概念を崩して大人にも楽しんで欲しいと思います! ★西村敏雄さんは基本的には表舞台に出ない方で、サインなどもあまり描かれません。今回は特別に、しかも「希望の宛名入サイン本」を描いて頂くことを快諾してくれました!とても貴重な機会ですので、お見逃しなく!★

  • 【原画展開催記念!特製「ぬり絵」付き!】『みんなの くまくまパン』

    ¥1,540

    SOLD OUT

    西村敏雄/作 32P あかね書房 【王子さまを元気にするのはおいしいパン? それとも…?】 “くまくまパン”は大人気のパンやさん。ある日、くまさんたちは、かばの王さまにたのまれて王子さまのためのパンをつくることに。 くまさんは大きなクリームパン、しろくまさんは長ーいソーセージパンをつくります。 おいしそうなにおいが広がり、お城のまわりにこどもたちが集まるほど。けれども、王子さまは食べてくれません。 そのとき、お城の外から声が聞こえてきて…。どうぶつの国のお城でくまのパンやさんたちががんばります。 (出版社から引用) 【丈太郎のひとりごと】 この2作目も子どもの優しい心情を汲み取り、見事に描かれています。前作とは異なり、王子という立場で、他の子どもたちより優遇されて何一つ不自由のない生活を送っているのに、なぜ王子はパンを食べないのでしょう? 自分1人だけでは得られないもの。それは「共感」や「共有」や「共鳴」です。つまりは「喜びを分かち合う気持ち良さ」が大切であるということ。なんでも思うようになることだけが幸せではないのです。 王子であるが故の「孤独」がお話の芯となり、大人が良かれと思い、我が子を優遇することについての振る舞いは果たして子どもにとって嬉しきことなのか?大人へ対しての投げかけでもあると思います。 一見、子ども向けの絵本のようですが、そのような大人に対しての投げかけも含まれている、親子で一緒にこの絵本を開けば、互いに違う想いを抱いたり、気付きがあると思います。 このようなことが出来るのは「絵本ならではの楽しみ方」ではないでしょうか? 親子で一緒に読むことをオススメします!我が子を溺愛するのもほどほどに。 ★西村敏雄さんは基本的には表舞台に出ない方で、サインなどもあまり描かれません。今回は特別に、しかも「希望の宛名入サイン本」を描いて頂くことを快諾してくれました!とても貴重な機会ですので、お見逃しなく!★

  • 【原画展開催記念!特製「ぬり絵」付き!】『くまくまパン』

    ¥1,540

    SOLD OUT

    西村敏雄/作 32P あかね書房 【ここから「くまくまパン」が始まった!シリーズ1冊目となるフレッシュな作品!】 くまさんとしろくまさんがパンやさんを始めました。 くまさんはあんパン、しろくまさんはカレーパンを作るのが得意です。美味しいパンにお店は大人気。 ある日、一番のおすすめをたずねられたふたりは、自分のパンが一番とゆずりません。そして、お店もお休みになってしまいました。 まわりの動物たちが心配していると、かばの王様が「まかせなさい」と立ち上がり…。おいしいパンをめぐって起こるお話が、劇のように読める絵本です。 (出版社から引用) 【丈太郎のひとりごと】 子どもたちの中でも、大人社会でもよくあるようなお話ですよね? 「自分の方がすごいんだ!」というような決して比較しても意味のないこと。そんな意味でとても感情移入がしやすい絵本だと思います。 自分の得意なことを主張していくことも大切ではありますが、他者の良さを率直に認め互いに協力しあい、各々の得意分野が融合し素晴らしいものが出来ていく過程は、子どもたちの日常の体験でもとても大切なことだと思います。 こうして「他者理解」が広がっていく世の中になれば、きっと素敵な世界が広がっていくと思います。子供の頃に絶対に読んでおいて欲しいお話です! ★西村敏雄さんは基本的には表舞台に出ない方で、サインなどもあまり描かれません。今回は特別に、しかも「希望の宛名入サイン本」を描いて頂くことを快諾してくれました!とても貴重な機会ですので、お見逃しなく!★

  • 【今までの作品の中でも最高傑作!と言っても間違いない!】『ちょうちょちょうちょ』

    ¥1,760

    きくちちき/作 24P 偕成社 【ちょうちょに素朴な問いかけが優しく温かい】 「ちょうちょ ちょうちょ どこから きたの?」 「ちょうちょ ちょうちょ なにしているの?」 こんな素朴な問いかけをちょうちょにしながら、自らその答えを想像していきます。 各ページの基本となる色が鮮やかで、ちょうちょがその様々な色彩の中で綺麗な色で力みのない自然体で描かれた絵からは、ちょうちょのイキイキとした生命の喜びに溢れた姿に、思わずうっとりしてしまいます。 【丈太郎のひとりごと】 僕の中での「きくち ちき」という作家のイメージは、どちらかというと「大人向けの絵本を描く作家」でしたが、2017年に発刊された『パパおふろ』、『パパのぼり』(ともに文溪堂)辺りから、「どんどん子どもに近づいているなぁ。」と、近年の作品を観てイメージは変わってきました。 きくち ちきさんの作品は、気負うことなく自然体で筆がスラスラと自然に動いているような躍動感、そしてダイナミックさを感じます。 今作はちょうちょに語りかけるようなリズムの良いシンプルな文章が繰り返されているため、本のサイズからは想像しづらいですが、1歳半〜2歳ぐらいの子どもから楽しめるようになっています。 そして、これは僕の個人的な思いですが、今までの中で最高傑作です!文章は極力少なくし、絵の力をとても感じます。終盤の見開きのページなんかは、その色彩豊かな伸び伸びとしたどこまでも続く風景にとても自由さを感じ、なんだか嬉しくなってしまうのです。 大袈裟に言えば「生きててよかった!」って思うぐらいです。 そんな今作ですが、小さな子どもから大人まで、全身でこの絵本を楽しんで欲しいと思います。

  • 『ミミとピギーのベネチアりょこう』

    ¥1,760

    たしろちさと/作 48P BL出版 【憧れのベネチアをミミとピギーと一緒に旅行に出かけよう!】 さやちゃんのぬいぐるみの、うさぎのミミが大親友のぶたのぬいぐるみのピギーが、イタリアのベネチアへ旅行に行きます。飛行機で12時間、それから電車に乗り換えて、ついにベネチアに到着! ベネチアは自動車が一台も走ってなくて、バスもタクシーも全て船なのです。早速、2人は水上バスに乗ってベネチアを優雅で綺麗な街並みを見ながら途中下車をしました。 ピギーとミミは、はぐれて迷子にならないように手を繋いで、街を散策する約束をしました。手を繋いで歩いていると、ミミは美味しそうなお菓子屋さんショーウインドに見惚れてしまいます。一方、ピギーも雑貨屋さんのショーウインドに夢中になって、お互い手を離してしまい、ミミは美味しそうな匂いに釣られてお店の中に入ってしまいました。 ミミは相変わらず雑貨屋さんのショーウインドに夢中でミミが横にいるものだと思い「みてみて」と話しかけますが、ピギーが見当たりません!ミミはピギーが迷子になってしまったと思い、ベネチアの街の中を駆け回ります。ひとけのいない路地まで必死に探しますが一向にピギーが見当たりません。 ついにミミは泣き出してしまいますが、男の子が声をかけてくれ、良いアイディアを教えてくれたのです。それを聞いてミミはまた街並みを駆け抜けます。 果たして、ミミはピギーに再会することは出来たのでしょうか? 落ち着いた色彩の配色が、古都ベネチアの風景をとても美しく、またミミがピギーを見つけるようなストーリー展開になっているので、ベネチアの至る所の風景がどのページでも楽しめるように描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 たしろちさとさんの作品は、『くんくん、いいにおい』(グランまま社)であっったり、『せかいいち まじめなレストラン』(ほるぷ出版)などで存じ上げていました。 そして、2023年に絵本デビュー作として2001年に発表された『みんなのいえ』(文溪堂)が復刊されて、この作品が僕にとても響き、たしろちさとさんをちょっと深掘りしてくと、数多くの作品を発表されていることに驚きました。 「まだまだ勉強不足だなぁ」と、たしろちさとさんの絵本を少しずつ仕入れていくなかで、今作『ミミとピギーのベネチアりょこう』に出合い、2014年にイタリアのボローニャで開催される「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」でイタリアに行ったこともあり、街並みなども似たところもあり、懐かしく眺めていました。 たしろさんの描く絵はしっかりと正確な構図の完成度と独特の絵の所々で表現されている擦れさ具合などがとても魅力的で特に歴史的建造物が多く登場する今作は、そのオリジナリティな画法が一番活かされているように思いました。 「これは原画が観てみたい!」 と思い、早速出版元のBL出版社へ連絡し、たしろさんの承諾も頂き、両者のご協力があり、念願の原画展を開催できることになりました。 この絵本はその素晴らしい構図から、客観的に絵本を眺めていると言うよりかは、ミミとピギーの後ろについてベネチアを歩いているような感覚に陥るような不思議な魅力があります。 この絵本を開けば、いつ何時何度でもベネチアに行くことが出来るのです! メルヘンハウスのギャラリーはこの夏はベネチアです。 みなさん、メルヘンハウスにお越しの際は、パスポートをお忘れなくお越しください!

  • 『みんなのいえ』

    ¥1,650

    たしろちさと/作 32P ぶんけい 【廃屋が賑やかな家になっていく!】 小さな町の外れに誰も住んでいない廃屋がありました。1人の旅人が吹雪の中で彷徨いこの家に辿り着きました。廃屋はあちらこちらに蜘蛛の巣がはってあり、天井も今にも崩れ落ちそうでした。 旅人は少しずつ直しながらこの家で暮らし始めます。春になるとまた違う旅人が続々やってきて、みんなで一緒に暮らすことになりました。みんなで働き畑も作ります。家もみんなで直してうちに廃屋に少しずつ人の息吹が入って来ました。 夏になるとまた違う旅人がやってきて一緒に住むことになりました。みんなで畑を耕したり、家を直したり、どんどん家は明るさを増して行きます。 秋になるとまた違う旅人がやってきて一緒に住むことになりました。寒い冬に向けて家を治すのももう少し。果たしてみんなの家は完成するのでしょうか? 随所に変わりゆく家の断面図が細部まで描かれており、それを見るだけでも楽しい絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 僕も幼少時にしばらく誰も住んでいない家に、家族で引っ越したことがあります。結構ボロボロでしたが、父が友人らとともに壁を塗ったり、扉を直したり、庭の雑草を抜いたり、どんどん綺麗になって様に、とてもワクワクしました。 何かの縁で集まってきた旅人たちが家を直したり、畑を作ったりするこの絵本に描かれていることが、幼少期の楽しかった記憶を思い出させてくれました。

  • 『きょうりゅうオーディション』

    ¥1,430

    たしろ ちさと/作 32P 小学館 【その恐竜が選ばれるのか?オーデジション開催!】 劇団ベナートルの新しい劇団員を選ぶ、恐竜オーディションが始まりました。たくさんの恐竜に特技を披露してもらいます。 まずはブラキオサウルスからです。得意なことを聞くと、地上15メートルのたかいたかいができるようです。次は遅れなように急いできたトリケラトプスです。その次にはプラテノドンが来ましたが、そのまま飛んでいってしまいました。 その後も、プシッタコサウルス、パラサウロロフス、ステゴガサウルスは背中の板の色が見事に変わります。ティラノサウルスはおおきなこえで歌います。 そして、運命の時がやってきまた。結果発表です!さてお芝居に出れる恐竜は? リアルに近いイラストで恐竜たちのユーモアな面を楽しく描かれています。また、各恐竜の簡単な説明もついています。 【丈太郎のひとりごと】 恐竜のお芝居なんて、すごい迫力でしょうね!子どもたちは恐竜が大好き!図鑑でもなければ、恐竜がキャラクターになっているえ絵本でもなく、ちょうど中間のような恐竜初心者にもオススメの絵本です。

  • 『せかいいちまじめなレストラン』

    ¥1,540

    たしろちさと/作 32P ほるぷ出版 【なにもそこまでしなくても・・・】 真面目な料理人イタニーニョさんは、いつも7時に起きて、目玉焼きをトーストに乗せて食べ、歯を磨いて仕事に向かいます。それはどんな日も同じです。 レストランがはじまるとお客さんがやって来て、スミス夫人がメニューを持って聞きに行きます。 フレッシュりんごのジュースの注文が入りました。注文を聞くとイタニーニョさんは、裏庭のりんごの木にハシゴをかけてりんごを取ります。新鮮なりんごでジュースを作るからです。 次に「うっとりハニースペシャル」の注文が入りました。注文を聞くとイタニーニョさんは、自転車を漕いではちみつを取りに行くのです。 次はたくさんのお客さんが、おじいさんの誕生日祝いにやって来ました。注文は「とびっきりのごちそう」です。注文を聞くとイタニーニョさんは、船を漕いで魚釣りをし裏庭で火を起こし大きなフライパンで焼きました。魚のボアレの出来上がりです! このように、イタニーニョさんは真面目なので料理の材料を取りに行くことから始めるのです。 ある時、お店の外で男の子が座っていました。いたずらっこのジミーはお母さんに怒られて家を飛び出して来たのです。イタニーニョさんはお腹が空いているだろうと料理を作りました。そんな時に、、、。 海外の作品かと思うような素敵な絵で、真面目なイタニーニョさんが描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 僕はイタニーニョさんと真逆で怠け者です。そして、そこまでこだわりもありません。この「真面目」というのは自分に対して真面目なことであり、それが結果的にみんなを幸せにするものだと思いました。僕もイタニーニョさんを見習いたいと思います!

  • 【新刊】★ヘンテコリンな話と絵がクセになる!★『しってた?』

    ¥1,760

    二宮由紀子/作 井上コトリ/絵 32P BL出版 【先が全く想像つかない!宇宙まで行ってしまう奇想天外なお話!】 「ね、しってた?」金魚のお父さんは象なんです。だから象は金魚のことを食べないのです。 では、象は何を食べるかって?それは勿論、森を6つぐらい「もりもり もりもり もりもりね。」 しかし、象に食べられたくない森は帽子を被って、サングラスをかけて変装します。 森をひとつも食べれなかった象は「なにを たべるか?」 特大ピザ100枚、特大ハンバーガー200個、特大のパンケーキ300個、それに「やまもりいっぱいの」ポテトチップス! しかし、象に食べられたくないポテトチップスはどうする? 「もちろん、きみなら わかるよね?」 象が食べ物に行き着くまで予測不能な奇想天外な展開が次から次へと進んでいく様子を、とてもキュートでポップな線画とワントーン落としながらも派手なカラーリングで、まるで子どもの落書きのように描かれた絵が、不思議な世界へどんどん読者を連れていきます。 【丈太郎のひとりごと】 絵本を紹介するとき「このお話はどうやったら伝わるだろう?」と頭を悩ませる絵本が、たまにあります。この絵本はまさに僕の頭を悩ませるのです。 簡単に言えば「ナンセンス絵本」と呼ばれる、実際に起こり得ないストーリーの絵本の分類に入ると思いますが、それを言葉に置き換えるのは至難の技。極論で言えば「読者が各々、楽しくページをめくって奇想天外なストーリーを楽しめば良い!」ということになります。 元々は、『まちの ひろばの どうぶつたち』https://shop.meruhenhouse.com/items/84093543  の井上コトリさんの描く世界が素晴らしく、この絵本に辿り着いたのですが、同じ人が描いたとは思えない絵でビックリしました。 この子どもの落書きのような絵を、大人になってから描こうとしても中々描くことは出来ません。晩年のピカソが「やっと子どもの描いたような絵を描けるようになった。」というセリフは有名ですが、これはどうなんだろう?でも、クセになるんですよ不思議なことに! お話も絵もヘンテコリン!でも、それで良いのです!それが良いのです!理解しようとするのが間違い。この愛らしい世界に何も考えずに入って行けば良いだけなのです。 この絵本に入り込んだら、あとはただ遊ぶだけ!自由に思うがままに泳ぎまくれば良いのです! 僕は「普通」って言葉を置いてきぼりにして、この絵本に入って遊ぶことにします! それでは行ってきま〜す!

  • 【今月の新刊!】★しっかりと着色された絵がとても優しい★『じーっ』

    ¥1,650

    中山信一/作 32P 偕成社 【何かの音が聞こえたら、「じーっと」その視線の先にあるものは?】 「ゴォーッ」と音が聞こえます。男の子がその先を教室の窓から「じーっと」と見ると青い大空に飛行機が飛んでいます。 「チーチチチチチ チチーチ チチチ」と音が聞こえます。男の子が学校の帰り道で「じーっと」上を見ると家の屋根の上で鳥の親子が歌っています。 その後も「ひゅうひゅう ひゅう さわさわ ざわわ」、「ぶ〜ん ぴと」、「ぴしゃっ ぴちょん」と音が聞こえたら「じーっと」と音が聞こえてくる方を見ます。 最後に聞こえてきた音は「シュッ ボワァ」そして、音が続くのですが、すぐに無音に。そこにあるものは、、、。 広告や書籍、アパレルグッズなどで活躍するイラストレーターが、作も自身で初めて手がけたのは今作がはじめてです。誰にでもわかりやすくしっかりと着色され描かれた絵だからこそ、擬音語とその先の情景がシンプルな文章でも、男の子の心情までも十分に感じることが出来ます。 【丈太郎のひとりごと】 パッと最初に表紙を見た時に「これは和田誠の新刊か!」と今は亡き作家の描いたものだと思ってよく見ると、和田誠的な要素はあるものの、異なる作家であることがわかりました。 中身を見ていくうちに、和田誠だけではなく、おそらく今まで作家が影響を受けたであろう色んな作家の面影が浮かんできました。 作家は1986年生まれ。まだまだ雑誌などでイラストレーターが大活躍し、そして、様々な日本人作家による絵本もたくさん出版されていた時代です。この作家のルーツはそんな幼き頃から思春期に向かうまでの間にあると僕は思います。 文章も絵も極限まで無駄を削ぎ落とし、シンプルに描かれていますが、その分だけしっかりと「ベッタリ」と着色されているのが、最近の絵本の中では新鮮に感じます。 時代性を問わない内容と絵は、何十年前に描かれたと作品と言われたら信じてしまいます。それぐらい普遍性の高い、何十年先にでも新鮮に読める絵本だと僕は思います。 今、子どもたちに人気がある絵本は、キャラクター性が先行している作品が多いですが、このような普遍性の高い作品は、読者に1番近い位置にいる絵本を手渡す者(書店員)として大切にしていきたいと思うのです。 これぐらいシンプルで抜けているぐらいが、本当は良い作品なんだと思います。 余白がたくさんあって最高!

  • 【今月の新刊!】★文章がなくとも、絵を「読む」楽しさ★『ワニが しごとに でかけます』

    ¥1,760

    ジョヴァンナ・ゾーボリ/作 マリアキアラ・ディ・ジョルジョ/絵 26P BL出版 【さて、ワニのしごとはなんだろう?絵から想像して楽しめる絵本!】 朝、目覚ましが鳴り響きます。ワニは起きてカーテンを開けると良い天気のようです。パジャマから洋服に着替えて身だしなみを整え、朝食を食べてコートを羽織り、帽子を被り家を出ます。 地下鉄に乗るために駅に向かいます。他の人たちも忙しそうに通勤、通学と思われる光景が広がり、地下鉄の車両は満員です。 仕事先の最寄駅と思われる駅で降りて階段を登ると、そこは様々なお店が並び、ワニは食べ物や花を買いながら仕事場へ着くのです。 さて、ワニの仕事場はどんなところでしょう? 文章がない分だけ、絵の情報量で自由に楽しむことが出来ます。しかし、絵は説明っぽくもなく、様々な大きさのコマ割りであったり、ページ全体に見開きで描かれていたりするため、自然に抑揚がついているように思います。 水彩画と思われる絵も瑞々しく、ノスタルジック風でしっかりとした構図で軽やかにページを読み進めることが出来ます。 【丈太郎のひとりごと】 文章のない絵本は沢山あれど、中には文章がない分だけ絵の情報量が多過ぎてゴチャゴチャした絵本も多いのですが、この作品に関しては必要最低限の情報しか描かれていないため、読み手の想像力により各々の解釈が異なってくる面白さがあります。 僕はこの絵本を開くと、街の喧騒も聞こえてくるし、このジェントルマンであろうワニの行動を追っていくと、どこかスウィンギングジャズが頭の中にBGMとして流れています。それはとても軽快で、ワニが自分の仕事に誇りを持ってやっているような、今日の仕事も楽しくなるように素晴らしい「通勤」をしているのだと思います。 作者は2人ともミラノ在住であったり、ローマ在住であったり、イタリアを拠点として活動しているようです。 イタリアには、2014年に毎年春に開催される全世界中の児童書出版社が集まる「ボローニャ・チルドレン・ブックフェア」に行くために、ボロネーゼの発祥の地でも有名な田舎町であるボローニャに行ったことがあります。 そのためか、地下鉄はボローニャにはありませんでしたが、描かれている街並みにボローニャでの思い出を蘇らせてくれました。 「これぞ、翻訳絵本の絵だよなぁ。」と思わせるクラシカルさと、構図がしっかりとしているため、安心して身を委ねながら読み進めることが出来ます。 しかし、最後にワニの仕事を知った時の驚きと言ったら!これは皆さんにも楽しんで欲しいところです。例えワニの仕事を知ったとしても何度も開きたくなる絵本です。 ウィットさを感じる明るい朝のお話です。 毎朝、このワニのような振る舞いや澄んだ気持ちで通勤したいものです。

  • ★タイトルと表紙だけで「ジャケ買い」をオススメ★『いっしょにかえっていい?』

    ¥1,650

    にしだ のぶまさ/作 nakaban/絵 32P 日本標準 【みんなに「ただいま」と帰る場所が必ずある。】 夕方になり子どもたちが皆んな家に帰って行きます。 「いいなぁ いいなぁ ぼくも かえって みたいなぁ」 それは公園のパンダの声でした。パンダは他の遊具が止めるも、公園の外へ出て行ってしまいました。 パンダは公園から帰る1人の男の子に一緒に、初めて「かえる」ように男の子を背中に乗せて「ぴょーん ひょーん」と誰かに見つかりそうになったら、電信柱の上に「ぴょーん」階段も「ぴょーん ひょーん」と男の子は大喜び!パンダもドキドキワクワクです。 「ただいまー」 男の子の家に到着しました。パンダは「『ただいま』って なに?」と男の子に聞きました。何故なら公園から出たことがないので「帰る」ということが分からなかったのです。 男の子は家の中に入って行きました。そして、男の子もいつも使っている「ただいま」という言葉の意味が気になりママに聞きました。そして、そこにパパが「ただいまぁ」と帰ってきました。 その状況をずっと外から見ていたパンダは急に公園に帰りたくなりました。そして、公園に着くとパンダは皆んなに行ったのです。 「ただいま」 夕方の公園の風景は表紙から続くようにして、ピンクを基調とした明るいパステルカラーで筆のみで描かれているため、輪郭はなく風景、人、遊具などが自然に一体化しているようにも見えます。パンダが男の子の家から公園へ帰る暗い夜の風景も色の種類を最小限に抑えられていたり、どのページも1枚の絵画として十分に成立しています。 【丈太郎のひとりごと】 nakabanさんの描く絵は色々なタイプがありますが、今作ではとても軽快な筆使いで描かれている気がします。輪郭をくっきりと出すことなく「雰囲気」がとても重視されているように思えます。 具象画と抽象画で言えばどちらかと言えば抽象画に近いのですが、それがまた読者の想像力を掻き立ててくれます。 「ただいま」という言葉についても、僕たちはいつも当たり前のように使っていますが、よく考えると「ただいま」と言える場所があり「おかえり」と迎えてくれる人がいることは、とても素敵なことだと思います。 これからもずっと変わらない普遍的な「挨拶」、「場所」をモチーフとして、幻想的に描かれた今作はこれからも多くの読者を魅了してくことでしょう。 僕たちはもっと「日常の中にある幸せ」に気づいて、それを大切にしていかなければならないと思うのであります。 家族みんなで一緒に読むことをオススメします!

  • ★こんなに美しくアート性の高い海の写真絵本は見たことない!★『なにかななにかな 海のなか』

    ¥1,650

    高久至/写真 かんちくたかこ/文 32P アリス館 【海のなかは、まるで宇宙の銀河星のようだった!】 最初のページをめくると大きな口で笑っているような透き通った白のの身体に口や目や鼻を思わせる鮮やかな生き物が登場でします。これは「パンダツツボヤ」という見た目から名前がついたであろう「ツツボヤ」の仲間です。 次のページをめくると「ホヤ」の仲間たちが、ふわふわ、ゆらゆらと揺れています。ページをめくるたびに今まで見たことのない海の生物ばかりが沢山登場します。 様々な模様や彩が美しく「これが本当に海の中なのか?そして、本当に写真なの?」と疑ってしまうほどです。 登場する生き物には、必ず「名前」も写真を邪魔することなく記載されています。 そして、写真を邪魔しないようにちょっとした言葉が添えられていて、擬音語も多用されているため、2〜3才の子どもから大人までが楽しめます。 【丈太郎のひとりごと】 「海のなかシリーズ」(アリス館)の最新刊です。実は僕自身はあまり写真絵本が好みではありませんでした。何故なら写真になったものと実際に自分の目で見る色彩や美しさはどうしても変わってしまうからです。あと、最近ではPCの編集ソフトでどうにでも色合いを変えることが可能んおで、過度に「キレイに仕上げているもの」もあるからです。 この絵本も最初に観た時に美し過ぎて、正直疑いを持ちました。そして、編集者に連絡をして詳細を聞いてみると「ほとんど色補正などせずそのまま」とのこと。 海のなかでこんな原色があるの?AI生成画像のような人工的なものも本物?こんな幾何学模様が存在するの?本当にこんな輝きが放たれているの?etc...。と同じ地球上にあるとは思えない美しさで、しばらく何度もページをめくり眺めていたら、「自分の知らない美しさがこの世にまだあるんだなぁ。」と、なんだか生きている喜びを感じ、僕の写真絵本への偏見が消え去りました。 もちろん、その全てが見たことのない海のなかの生物ばかり。おそらく実際に自分の目で見ることは一生かけても出来ないと思いますが、この絵本でそのような生物に出会えることを嬉しく思います。 文章もシンプルで、その美しさの状況をそのまま文章になっていて、必ずその生き物たちには擬音語が優しく添えられていて、そこに写っているものに身を委ねるような感覚になります。 気になった生き物があれば全てに必ず生き物の名前が記載されているので、お気に入りの生き物は名前で検索して、もっともっとその生き物に近づいていくことも出来ます。 「やはり人工的に作られたものは、自然の美しさには勝てないな。」 何でもAIで画像も文章も生成可能で、綺麗で整ったものがいとも簡単に出来てしまう世の中で、僕はそう思うのです。 うん、自然には勝てない!

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