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『10ぴきのおばけ サーカスへいく』
¥1,518
にしかわ おさむ/作 32P ひかりのくに 【真夜中におばけたちのもとにやってきたのは、、、。】 森のそばの小さな家におじいさんと10匹のおばけと子犬が仲良く住んでいました。おばけたちは毎日丘の上から街の景色を見るのが大好きだったが、今日はいつもと違って赤い大きなテントが見えます。それにラッパや太鼓の音が聞こえます。 しましま模様の車がサーカスの宣伝のビラを配っていました。ビラは風に乗っておばけたちのところにも飛んでききました。一度も見たことのないサーカスを見たいとおばけたちは思いますが、毎日家族のために忙しく働くおじいさんにはそのようなことは言えませんでした。 真夜中みんながぐっすり眠っていると「ずしっ ずしっ」と地面が揺れて、誰かが「どーん どーん」とドアを叩きました。おばけたちは飛び起きてみたら、子どもの象が喉を渇かして立っていました。急いで水を飲ませて、バナナを食べさせると、おじいさんはこの象はきっとサーカスの象だと言いました。 すっかり元気になった子どもの象はサーカスを抜け出してきた訳を話し出しました。それを聞いておじいさんとおばけたちと子犬はある行動に出ます。それは、、、。 色調豊かにかわいいイラストで描かれていて、どんなことになっていくのか?次のページを開くのが楽しみな絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 この絵本はとてもシンプルなお話ですが、とても深いメッセージも含まれています。人間たちに奪われた動物たちのありのままの姿が、可愛く軽快なイラストで描かれています。 僕の住んでいる近くに動物園があり、よく子どもと一緒に行きますがこの絵本を読むとちょっと考えさせられることもあります。 人間と動物の共存、楽しいお話の中に大きなテーマが含まれているような絵本です。
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何が届くかわからない!【丈太郎の秘密セレクト絵本!!!】
¥1,650
【7月の丈太郎秘密セレクト】 今回の丈太郎秘密セレクトのテーマは「夏」です。夏の絵本も色々とありますが、まだ発刊されて間もない新刊です。 夏と言ったら何を浮かべますか?海?山?この絵本はどちらの要素も含んでいます。しかもちょっとした仕掛けがあります。 絵はシンボルティックでデザイン性が高く、とてもオシャレで洗練されています。しかし、そこには冷たさはなく、温かさを感じます。これはこの作家の得意とするところでしょう。他の絵本などもそのように感じます。 のどかで優しくて刺激的で明るくてカラフルで、ページを読み進めるのがとても楽しみな絵本です。でもどこかクールな感じもあり、この夏の暑さを忘れてしまうような感覚にもなります。 しかし、僕はこの絵本に哀愁も感じます。そして、洗練されているのだけども人肌を感じて、少年時代に夏に訪れた遠く離れたおばあちゃんの家に行った感覚が蘇ってきました。この絵本の根底にあるものは「人との触れ合い」だと感じました。 対象年齢は子どもから大人まで!あらゆる角度から視点から年齢問わず楽しめます! 皆さんにも是非ともこの絵本の「夏」を楽しんでほしいと思います。きっと「この絵本を手にして良かった!」とこの夏は思うことでしょう! ※ご購入は7月25日まで。7月中にお届けします。
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『もしもし10太郎おじさん』
¥1,430
姫田 真武/作 32P 岩崎書店 【なんでも10が好きな10太郎おじさん】 10太郎おじさんは、10が大好きです。今日も10を探すお散歩に出かけます。後ろにはいっくんがついていきます。 まずは柔軟体操。10数えてやります。イカに会えば嬉しそうな10太郎おじさん、足が10本あるからです。あれ?タコの足は10本ありません。そんな時は、10太郎おじさんと合体して10本のああしにします。 階段を登れば10段目で10秒歌います。10時10分ならみんなにお知らせします。お昼ご飯も10本目の木の下で食べます。そしておにぎりの数はもちろん10個です。 こうして10太郎おじさんは何でも「10」にこだわって生活をしているのです。 カラフルでカワイイイラストで、10太郎おじさんのユーモアな行動が描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 10太郎おじさんは「10」にこだわって生活していますが、人は誰でもこだわりがありますよね。そのこだわりは人から見たらくだらないこだわりだったりしたりすることもあるのですが、自分にとっては大切なことだったりします。 こだわり過ぎるのも良くないですが、何か「こだわり」を持って生活すると面白いかもしれません。 「じゅっ太郎おじさん」と「じょう太郎おじさん」、何か似ていて親近感が湧きます。僕も変なこだわりを持っていたりするので、おじさんには共感します!
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『ぶたくんの とどかない とどかない』
¥1,540
SOLD OUT
ふくだ じゅんこ/作 32P 大日本図書 【背中がかゆくてしかたない!誰が背中をかいて〜!】 ぶたくんは背中がかゆいのに「あれ?とどかない!」。そこに象さんがやって来て背中をかいてくれることになりますが、長い鼻で「ちょいちょいちょい」とするも、くすぐったいだけ。 次にキリンさんがやってきて背中をかいてくれることに。つので「ぽんぽんぽん」とやりますが、場所が違います。次はカメがやってきて背中をかいてくれることに。しかし、背中に乗って重いだけ。 その後もハリネズミやナマケモノがやって来ますが、背中がかゆいのはそのままです。ぶたくんの背中はずっとかゆいままなのでしょうか? 画面いっぱいに大きくぶたくんや動物が描いてあり、字も抑揚のある字体で書いてあるので、乳幼児さんなどへ読むのに最適です。 【丈太郎のひとりごと】 色・形・リズム・繰り返しと言う2歳までの絵本のセオリー通りに描かれているため、まだ物語などが理解できない年齢の子どもたちでも楽しむことができます。 背中がかゆくても解決しないぶたくんの歯痒さが、ユーモアのある絵で描かれています。 そういえば、乳幼児さんは手がそんなに長くないのでぶたくんと一緒の状況ですね!子どもたちにとっても他人事ではなく、ぶたくんに自分を置き換えて楽しむことができるでしょう。
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『レストランふろ』
¥1,870
麻生 知子/作 32P 小学館 【シュール過ぎる!こんな銭湯ってアリ?】 のれんに「レストランふろ」と書いてあります。「これ なんだろう?」と入ってみることに。脱衣所は一見普通に見えますが、よくみるとカゴの中はサンドイッチやハンバーガーが入っています。 中に入ると身体を洗う場所です。僕の席を探して身体を洗おうとしますが、シャワーが冷たくてなんだか甘い。ソフトクリームのようです。ちょっと行くとよくレストランにあるようなショーケースがあります。色々なメニューがありますが、全て美味しそうで中に人がいます。 「おーい こっちに おいでよー」と声をかけられたのは何かのどんぶり。レンゲを使って中に入ってみると、、、そこはラーメンのお風呂!麺を食べながら入ります。次のお風呂はどろどろのお風呂です。どぼんと使って「じゅわー ぱちぱち」と天ぷらのお風呂です。お風呂上がりはさくさくに揚がった天ぷらになってしまいます。 こうして色々なお風呂に入っていくのですが、全て食べ物のお風呂! シュールなお話が彩り豊かな可愛い絵で描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 あまりにもシュールすぎて、なんと言っていいのやら、、、。銭湯がレストランだったなんて考えもつきません。でも繰り返し読んでみるとなんだか普通に思えてきて面白くなります。 こんなお風呂嫌だー!こんなお風呂でお腹いっぱい食べたい!なんて、子どもたちは色々なことを思うでしょう。 ドリフターズの昔のコントの「もしも〇〇が何々だったら」を彷彿させるとても楽しい絵本です!
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『キャンプのずかん』
¥1,430
SOLD OUT
スズキ サトル/絵・監修 32P Gakken 【ビギナーからベテランまでキャンプのことなら、この絵本におまかせ!】 キャンプに関することなら、この1冊で全てがわかります。 キャンプの基本から、種類、マナー、服装、道具などはもちろんのこと、テントの建て方や、ロープワーク、刃物の安全な使い方、キャンプめしなど、項目ごとに事細かく書かれています。 子どもたちもわかるように漢字にはルビが入っていて、細密に描かれた絵と細かい説明に読み応えも十分です。 これからの夏のキャンプシーズンにピッタリの絵本です。子どもだけでなく、大人にも役立つ情報が満載なので、この1冊でキャンプのことが丸わかりです。 キャンプに行く前だけでなく、キャンプしている時、キャンプから帰ってきた時、全てにこの絵本が活躍することでしょう。 【丈太郎のひとりごと】 最近は全く行っていませんが、少し前まではキャンプに詳しい友達に誘われてキャンプに出かけることがありました。しかし、キャンプ初心者の僕は友達に言われるがまま準備したりしていました。 そんな時にこの絵本があったらどれだけ役に立ったことか! 子どもでもわかるように、そして正確に描かれているためこれからキャンプを始める子も、すでにキャンプに行ってる子、そして大人にもオススメなキャンプ絵本です。
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『おとしましたよ』
¥1,540
SOLD OUT
マスダケイコ/作 32P PHP研究所 【色々な落とし物が繰り返される!】 ゴリラがバナナを落として少年が声をかけます。 「バナナ!おとしましたよ。」 今度はゴリラが何やらながーいじゃらじゃらを見つけます。なんでしょう?それはキリンが落としたネックレスでした。 「ネックレス!おとしましたほっ!」 今度はキリンがまあるいガラスが二つ並んでいるものを見つけます。どうやら犬のゴーグルのようです。 「ゴーグル!おとしましたよ。」 こんな感じで次々に色々な動物が落とし物を見つけ、落とした動物に声をかけていくのが繰り返されます。 最後は少年が木の下に落ちた鳥と巣箱を見つけて、高いきを登り下の場所に戻すのですが、高いところまで登り過ぎて怖くて降りられません。しかも、捕まっていt木の枝が折れて少年は落ちそうになりますが、なんとか無事に助かりました。さあ、何故助かったのでしょう? 迫力満点の絵で色々な動物がイキイキと描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 繰り返しの絵本って面白いですね。少しずつ複雑になっていったり、この絵本のように誰の落とし物か?次のページをめくるまでわからないので、当てっこなんてするのも面白いです。 リズム良く繰り返されるこの絵本。おはなし会とかで読んでも子どもたちは喜ぶのではないでしょうか?子どもたちと一緒に楽しんで欲しい絵本です。
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『どーん、じゃんけんぽん!』
¥1,540
ひがし ちから/作 24P 世界文化社 【色々な生き物とじゃんけんぽん!】 木を囲むようにして丸太の塀があります。かんちゃんととゆいちゃんは、そこで「どーん、じゃんけん」をすることにしました。丸太の上から降りてはいけなくて、まっすぐ進んで出会ったらじゃんけんし、勝ったら進んで負けたら丸太から降りて、どちらが反対側に早く着くか競争するのが「どーん、じゃんけん」です。 早速「よーい どん!」と始まりました。しかし、向こうから来るのは唯ちゃんではなく、きつねです。きつねは一緒に遊びたいらしく一緒に「どーん、じゃんけん」をしました。 まず「どーん」と言って両手を合わせます。パチンと合わせたらじゃんけんです。かんちゃんはきつねに勝ちました。きつねに勝って先に進もうとしたら、いつの間にか丸太が遠くまで続いていて少し不安になりましたが、かんちゃんは丸太の上を進むことにしました。丸太は池の上まで続いていました。落ちないようにゆっくり進んでいると、次はかえるがやって来て「どーん、じゃんけん」をしてかんちゃんは勝ちました。かえるは池の中に飛び込みました。 池を渡ると森の奥からこぐまが丸太の上をやって来ました。丸太を辿っていけばゆいちゃんと会うはずなのに、唯ちゃんではなく生き物ばかりに出逢います。さて「どーん、じゃんけん」はいつまで、どこまで続くのでしょう? 明るくしっかりと描写された絵はとても見やすく、幼児さんぐらいと一緒に読むと楽しい絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 この「どーん、じゃんけん」もそうですが、子どもたちはそこにあるもの、その環境で新しい遊びを作っていく天才です。僕も幼い頃は友達と一緒に独自のルールを決めたオリジナルな遊びをいくつもやっていました。 この絵本はゆいちゃんに出会うはずが、生き物たちに出逢い、丸太も違う方向に伸びて行ってると言うちょっとしたファンタジーを感じる絵本です。 物語を理解し始めた3〜4歳の子どもたちと一緒に読むと楽しく読めると思います。
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『うみのおと』
¥1,430
たちもと みちこ/作 34P 教育画劇 【楽しい海は色々楽しいことがいっぱい!】 ある晴れた日曜日、こぶたちゃんは電車に乗って家族でお出かけします。電車に乗ると色々な景色が見えて、トンネルに入っていきました。しばらくしてトンネルを抜けると、そこには見たことのない景色が広がっていました。海です。 次の駅で電車を降りて緑の生い茂った細い道を歩いていくと、その先には真っ白な砂浜にどこまでも続く空、広い広い海がありました。こぶたちゃんは水着に着替えて体操し、海に向かって走り出します。 海では浮き輪に乗ってぷかぷか浮かんでみたり、泳ぐ練習をしてみたり、潜ったりします。 少し泳ぎ疲れて、パラソルの下でひと休み。お母さんの手作り弁当をみんなで食べます。そして、デザートはスイカ割りです。目を隠して周りの声援を聞きながらスイカに近づいていきます。 果たしてスイカ割りは無事に成功するのでしょうか? とびきり楽しい夏の海での出来事を、ポップにカラフルに描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 気がつけば6月の後半。もうすぐ夏がやってきます。この絵本は海遊びでの醍醐味が沢山描かれています。何か特別なことが起こるわけでもなく、 夏の海での一日を楽しく明るく描かれているので、早く海に行きたい!なんて思ってしまいます。 イラストも大きくわかりやすいので、海にまだ行ったことのない幼児さんとかと一緒に読むと、海に対する憧れが強くなるかもしれません。 この夏も海に遊びに行くぞー!
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『なつのおそろいをつくりに』
¥1,430
石井 睦美/作 布川 愛子/絵 32P ブロンズ新社 【仲良しの2人がお揃いの服を作ることに!】 セミの鳴き声でウサギのさきちゃんは朝早く目を覚ましました。朝ごはんの後、友達のリスのすりちゃんがやって来て、一緒に朝顔畑に行って色水を作ることにしました。それから2人はひまわり畑でかくれんぼや鬼ごっこをして遊びました。 夏を2人で満喫して入りようです。さきちゃんはこのまますりちゃんとずーっといたいと思いました。その時、おばあちゃんからのお届け物を郵便屋さんが届けてくれました。中身はしましまの布で、さきちゃんは良いことを思いつきました。この布を使って、すりちゃんとお揃いの服を作ってもらのです。仕立て屋のミコさんはとても評判が良いのです。 早速、お揃いの服を作りにミコさんのところに行って、夏のイメージの話や風景の話をします。そんな話を元にミコさんが洋服を作ります。さぁ、どんなお揃いの洋服ができるのでしょうか? 細かく丁寧に描かれた絵は、可愛くてとても優しい雰囲気が漂っています。 【丈太郎のひとりごと】 この絵本は季節のシリーズですが、春、秋、冬とありましたが、ようやく夏のお話が発刊されました。 どの季節も仕立て屋のミコさんに洋服を作ってもらったりリメイクしてもらうお話です。どの絵本もストーリーがしっかりしていて、絵も可愛く、この絵本の世界観に入りやすくなっています。 今回の夏の絵本が発刊されるのを楽しみにしていたシリーズのファンの子どもたちも多いはず! 思いっきり可愛い絵本で夏を楽しんで欲しいものです。
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『目で見て かんじて 世界がみえてくる絵本』
¥2,200
ロマナ・ロマニーシン アンドリー・レシヴ/作 広松 由希子/訳 56P 河出書房新社 【人は目で見て何を感じるのか?】 「さいしょは、まっくら。なんにも見えなかった。」 「それから光があらわれた。」 冒頭、このような文章で始まるこの絵本。目はどうやって出来ていて、どのようにして動いているか?を細かく描かれた絵本です。 目の作り、目にみえる色の数、鏡に映る自分、目で見て人の感情を察知すること、メガネのこと、たましいなど目には見えないもの、人より目の良い生き物のことなど、目に関することが事細かく美しくデザインされたイラストと色で表現されています。 この絵本のベーシックになるのは蛍光色で、そこにしっかりとした解説もあり、視覚的にも思考的にも沢山の情報量があり、見るのも読むのも楽しい絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 表紙のカラフルさ、デザインの良さから既に惹きつけられる絵本ですが、中を開くと情報量もたくさん!しかし、選び抜かれた言葉によってそれらの情報はくどいようなことはなく、どこかさらりとしていて、じっくり1ページ見ながらも、テンポ良くページを開くことが出来ます。 同じ作家が書いた『旅するわたしたち On the Move』(https://shop.meruhenhouse.com/items/83551699 )と一緒に楽しむのも良いと思います。コチラもこの絵本同様、優れたデザインと文章で楽しませてくれます。 「まだまだ知らない素敵な絵本は沢山あるのだなぁ」と思いながら、僕はじっくりと1ページずつ読みました。熱いメッセージをここまで洗練されたデザインと文章で表現できるのは、まさにアートとしか言いようがありません。 2冊のアートにどっぷり浸るのはいかがでしょう?きっと新しい「何か」が見えてくるはずです。
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『ワンコデパート』
¥1,760
牛窪 良太/作 32P 小学館 【ワンコデパート、本日開店!】 「ワンコによる ワンコのための ワンコデパート。ほんじつ かいてん だいセールわん!」 とワンコデパートは華々しく開店しました。良い匂いのするデパ地下は今日は何でもワンコインでお値打ちです。3階のぬいぐるみ売り場も大賑わいです。お気に入りを見つけて、噛みついたり、振り回したり、大騒ぎです。2階のおしゃれフロアはマダムたちの憩いの場です。 「ポンポンピンポーン♪」とアナウンスが流れます。どうやら1階で開店記念のお祝いをするようです。ブル店長の挨拶が終わり、さあ、クス玉の紐を力任せに引っ張っても割れずに落ちてしまいました。そして、くす玉はそのまま外へ転がり出て丘を飛び跳ねていきます。 ワンコはたちは一斉にくす玉を追って駆け出します。さあ、くす玉はどうなってしまうのでしょうか? 犬の出演総数30種類!リアルな描写でワンコデパートの賑わいをユーモアに面白おかしく描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 仕入れをして検品をしていると、猫が主人公の絵本が圧倒的に多い中、珍しく犬が主人公の絵本が登場です。ずっとビーグル犬を飼っていた犬派の僕にとってはとても嬉しいことです! ワンコデパートの内部の細かいところまで丁寧に描かれていて、何回見ても飽きることなく、お話もユーモアなので、楽しく読むことができます。 何種類かの犬が登場する絵本はありますが、30種類の犬が登場する絵本は初めてじゃないでしょうか? 存分に犬の可愛さを味わってください!
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『ぼくのさがしもの』
¥1,760
SOLD OUT
たけうち ちひろ/作 32P 出版ワークス 【切り絵が素敵な絵本!】 ロボットの片方の腕が、ある朝目が覚めたらなくなっていました。家の中を探してもありません。小さなロボットが腕らしきものを色々と持ってきます。フォーク、ほうき、えんぴつ、はさみ、かさなど全て持ってくるものは腕ではありません。 色々なところを探しますが、腕らしきものは見つかりません。しかし、図書館で腕の作り方を書いた本を見つけました。工場に行ってみるも腕はできませんでした。さて、どうなることでしょう? 全編、切り絵で構成された絵は、モノクロを基調としてシンボルチックに表現されています。 【丈太郎のひとりごと】 関係ないことですが、この絵本を読んだときに、ザ・ブルーハーツの「僕の右手」と言う曲を思い出しました。右手のないパクロッカーのことを歌った歌です。 以前にInstagramで作家さんの他の絵本を紹介したときに「とにかく切るのが好きなのです」とコメントを頂きました。この絵本はまさにその通り!しっかりとしたデザインが切り絵として綺麗に表現されています。 切り絵独特の角張った感じや丸みなど味わいが深く、どのページもその1枚で作品のようです。 ところで腕は見つかったのでしょうか?気になる方はこの絵本を手にしてみてください!
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【本当に怖い!僕はビビりました。】『いただきます。ごちそうさま。』
¥1,650
あさのあつこ/作 加藤休ミ/絵 東 雅夫/編 32P 岩崎書店 【なんでも食べてしまう恐怖の少年!】 「ぼくは、たべるのが だいすきです。なんでも たべます。たべられます。」 このなんでもない一文で始まるお話がまさか恐怖の展開になっていくとは、この時点ではわかりませんでした。 野菜、お肉、お魚、ニンジン、しいたけ、ゴボウ、とんかつ、やきそば、エビフライetc、、、。 「なんでも たべます。たべられます。」 ママはなんでも食べて偉いと褒めてくれます。パパも好き嫌いがないのは良いことだから、もっともっと食べるように促します。パパもママもにこにこです。 ぼくはどんどん食べて大きくなり、大きなぼくに大きな犬が吠えてきました。そして、大きな犬を食べました。 友達がぼくを見て太り過ぎ、風船みたいだと笑います。 「よくも、わらったな。たべちゃうぞ。いただきます。」 そうやって友達を、、、。 何処か薄暗い感じで土着的な迫力のある絵で、恐ろしい様子が迫るように描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 絵本を見てこんなに怖い思いをしたのは本当に久々でした。 「怪談絵本」とあるだけあって本当に怖いです。食べ物も種類も半端なく多く登場します。表紙の絵からして何処か不気味な感じはしましたが、ここままでとは思いませんでした。 この恐怖を上手く表現しているのはクレヨンとクレパスのみで絵を描く加藤休ミさん。今までも多くの美味しそうなものを描いてきましたが、この絵本でも食べ物は美味しそうに描かれていますが、ちょっといつもの美味しそうな絵とは違って見えます。 タイトルだけ見ると、何かほのぼのとしたお話を想像しますが、中を開いて読み進めていくと、、、。是非この恐怖を味わって欲しいものです。絵本でここまで恐怖を感じることはないと思うほどの傑作です!
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『ちきゅうの かいだん』
¥1,650
松岡 たつひで/作 32P 金の星社 【過去の探検に出発!】 あるところにドアがありました。どうやら下へ階段があるようです。怖がる犬のギンタを連れて中に入っていくことにしました。階段を少し降りるとヘッドホンがありガイドをしてくるとのこと。早速ヘッドホンを撞着して、また下へ階段を降ります。 そうすると、まず2万年〜1万年前の動物たちがいました。ガイドからは詳しい説明が流れます。もっと降りていくと100万年〜10万年前、3000万年〜2000万年、7000年前と、時代を遡ってその時に生息していた生き物たちがいます。ヘッドホンからはその都度、解説が流れます。 この秘密のドアはどこまで続いているのでしょう?さあ、過去の世界へ探検に出発です! 細部まで細かく描かれ、ヘッドホンから流れてくるガイドもとても詳しく掲載されているので、生命の図鑑のような絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 僕が幼い頃、この絵本の作者の『ぼくのロボット大旅行』(福音館書店)が大好きでした!本当に何百回と開いたかわからないほどよく読みました。 作者の松岡 たつひでの絵は、細かいところまでハッキリと描写されているのが特徴です。そのため、一度見て終わりということはなく何回も繰り返して見過ごしている細かい場面を再度チェックするのが楽しいです。 階段を降りていくだけに縦開きになっているところも特徴の一つです。 この絵本は地球の歴史上でどの時代にどのような生物が生息していたか、細かく解説されています。図鑑より親しみやすく楽しむことができることでしょう!
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『おとなりの だれかさん』
¥1,760
カーシャ・デニセビッチ/作 44P 評論社 【隣や上や下の部屋は誰が住んでいるんだろう?】 私は引っ越しをして、新しい住所も何も見ないで言えます。 「こいけどおりの 3ちょうめ」 ビルの2階でとうとう自分の部屋がもらえました。でも、よく考えると私の部屋の天井は誰かの床で、私の床は誰かの天井です、もし、壁を突き抜けて手を伸ばせば誰かに触れるかもしれません。その誰かが新しいお隣さんです。 お隣さんは周り中にいて、今一体何をしているのでしょう?私たちに似ているのか?お家にいるのか? そもそもお隣さんはいなくて、建物だ蹴っだりするかもしれません。 「さて きょうは、たしかめに いく ひよ。」 さあ、お隣さんはどんな人が住んでいるのでしょう? 引っ越ししたばかりのワクワク感をモノクロを基調とし随所でカラーが使われている絵は、とてもアーティスティックに描かれており、絵を見るだけでも楽しい絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 僕も小学1年生になるタイミングで家族と引っ越しました。今まで居たところへの寂しい気持ちと、新しい場所への期待感が交互し、特にお隣さんをはじめ近所のことが気になり探検した覚えがあります。 この絵本は言葉少なめに、引っ越し先での生活に期待を大きく持った女の子のお話です。絵がとても素晴らしくモノクロを基調に随所で使われている色が効果的で、アートブックとしても楽しめることでしょう。
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『まだまだ まだまだ』
¥1,320
五味 太郎/作 32P 偕成社 【かけっこはいつまでも続く!】 みんなでかけっこをします。「よーい どん!」の合図でスタート!かけっこは楽しいですが、すぐに終わってしまいます。しかし、ぼくのかけっこはまだまだ終わりません。 町の中、賑やかなところ、ビルの間、町のはずれ、畑の中、牛や羊やアヒルのところ、森の中、まだまだかけっこは続き、様々な風景が描かれています。 とてもシンプルで丁寧語で書かれた言葉、作者の五味太郎の絵とすぐわかるオリジナリティで「五味太郎ワールド全開!」の絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 五味太郎さんの作品はひと目見るだけで、すぐにわかります。それぐらいオリジナリティに溢れています。そして、お話はシンプルなのに、とても奥が深い作品が多いのも特徴です。 この絵本もかけっこの競争が終わっても走り続ける、なんだか人生そのもののような気がします。しかし、そんな重たさもなくカラフルな絵で軽快に描かれているのは流石!としか言いようがありません。 まさに引き算の美学な絵本です。
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『ぼくとどうぶつたちのおんがくかい』
¥1,980
山田 和明/作 40P 出版ワークス 【公園で動物たちと楽しい音楽セッション!】 ある晴れた日、僕はお気に入りのハーモニカを持って公園へ出かけました。公園はとても静かでハーモニカを吹こうとしたら、遠くから何かが聞こえてきました。木の間から覗くとうさぎさんが一人でピアノを弾いていましたが、どこか寂しげだったので、一緒に演奏することになりました。 うさぎさんと演奏するととても優しい音が響き、次にクマさんがギターを持ってやってきました。一緒に演奏したらそれは軽やかな音でした。次にりすさんがバイオリンを持ってやってきました。その音を聴いておさるさんがタンバリンを持ってきました。次はかばさんはコントラバス持ってきてみんなで仲良く演奏しました。 そこへ「しく しく しく・・・」とその音を聴いていた小鳥さんが泣き出しました。理由を聞くと何も楽器ができないので、みんなと一緒に演奏ができなくて悲しいようです。しかし、ことりさんには得意なものがありました。それは、、、。 ページの横幅が少しずつ広くなるしかけ絵本で、絵もやっしくで楽しい演奏会の様子が描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 とにかく絵の雰囲気がとても良く、明るい気持ちでページを進めていくことができます。ページの幅が徐々に広がっていく本の作りの工夫も次のページを開くワクワク感を演出しています。 シンプルなお話ですが、とても優しく平和的なお話で読んでるとなんだか演奏会を聴いているかのような気分になります。 このような丁寧に創られた絵本は大切にしていきたいものです。
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【とにかく超オススメなハッピーな気分になれる絵本!】『ガハクとブラシ』
¥1,870
SOLD OUT
fancomi/作 32P 小学館 【果たしてガハクは絵を描けるのか?】 ガハクは絵描きです。愛犬のブラシと毎日絵を描いて暮らしています。その日もいつも通り絵を描くために出かけて、とても良い場所を見つけtので、ガハクは準備を始めました。 すると遠くからキリンとゾウが駆け寄ってきてヘンテコなポーズを取って描いて欲しいと言うのです。今度は土の中からモグラとプレイリードッグが描いてくれと言います。それを見ていた若い木や年老いたりんごの木も続けさまに描くように言いました。 絵のモデルになりたいものが止まりません。双子の入道雲、湖、魚、渡り鳥の大群、、、。みんなガハクに絵を描いて欲しいようです。果たしてこんなにいっぱいのものを書けるのでしょうか? とてもかわいい絵ながらも構図がしっかりと描かれていて、お話もシンプルでとても読みやすい絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 数年前に普通の通常ルートでは入手困難な『SMALL STORY』と言う作者の絵本を手にした依頼、個人的にとてもファンでした!それがようやく通常のルートで仕入れることが出来るようになり、とても嬉しいです! とにかくお話も絵も可愛くて愛おしくなります。描いているのは日本人ですが、絵は海外の絵本のような雰囲気で全体的にとてもオシャレさを感じます。お話もユニークでシンプルながらも面白い絵本になっています。 こうやってこの作者の作品を皆さんに紹介出来るのがとても嬉しいです!読んでいるとなんだかハッピーな気分になるのがこの絵本の魅力です!是非とも皆さんもハッピーな気持ちを楽しんでください。
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『ゆうぐれ』
¥1,760
平岡瞳/作 32P 小学館 【静かにゆったりと「ゆうぐれ」の時間が流れる】 様々な人、生き物や物にとっての「ゆうぐれ」があります。この絵本は静かにゆったりと「ゆうぐれ」の時間が流れ、それぞれに「かえりましょう」とリフレインされる印象的のが印象的です。 ゆうぐれはどこか切なくも、今日も1日無事に終わりを告げるような安心する時間です。そんな時に色々なことに想いを馳せて綺麗なゆうぐれ時を迎えます。 それぞれ楕円で囲まれた絵は、オレンジ色がふんだんに使われてゆうぐれの風景を綺麗に描いています。 【丈太郎のひとりごと】 この絵本を紹介するとき、永井文章で紹介したいとは思いませんでした。出来るだけ短く、読む人の余白を奪いたくないと思いました。絵本のサイズも小さく、いつも使っている僕のリュックサックにいつも入れて置きたいような気持ちになりました。 何が起こるわけでもない。日常のゆうぐれが描かれていますが、何も起こらない日常のゆうぐれを迎えられる喜びに満ちています。
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『ニャンニャンシティマラソン』
¥1,100
谷川晃一/作 32P 教育画劇 【「ニャンニャン」言いながら走る!このシンプルさがたまらなく良い!】 タイトル通り、ネコのマラソン大会のお話です。朝になって出場選手たちが集まってきました。 そして、いよいよスタート!みんな「ニャンニャン」言いながら走ります。 街中や山を走りますが、途中でネズミに出会った選手は、ネズミを追いかけてコースを外れて失格になったり、疲れてリタイヤする選手、犬に襲われケンカになってしまう選手など一筋縄に行かないマラソン大会。果たして選手たちは無事にゴール出来るのでしょうか? 自由にのびのびと描かれた絵は、マラソン大会の楽しさを十分に表現されています。 【丈太郎のひとりごと】 すごくシンプルなストーリーと絵で構成されているこの絵本。しかし、とても面白いのです! 描かれている絵も一見ラフさを感じますが、しっかりとした構図で描かれています。 2008年に発刊されたこの絵本。最近ではあまり見かけないシンプルな構成で楽しい内容。最近の絵本は説明が多過ぎるのではないかと、絵本の原点をも感じます。 これぐらい余白があると子どもたちも楽しめそうです。 ずっと「ニャンニャン」言いながら走っているネコたちの姿がとってもカワイイ!
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【この絵本に出合えて幸せ!】『ともだちのなまえ』
¥1,540
内田 麟太郎/作 はしもとみお/絵 33P 教育画劇 【「ともだち」」を初めて感じる。】 広い広い海の真ん中に、ぽつんとちいさな島がありました。そこには1匹だけイグアナが住んでいて、涼しい木陰でいつものんびりつくろいでいました。島は美味しいものがいっぱいで何一つ不自由はありませんでした。 ある日、「ぱた、ぱた、ぱた。」と羽を痛めたカモメが落ちてきました。イグアナは薬になる葉っぱを揉んであげました。海辺に打ち上げられる魚も運んであげたお陰で、カモメは少しずつ傷が治ってきました。 「イグアナさんは ひとりぼっちなの? カモメはイグアナに聞きますが、ずっと1匹で暮らしていたイグアナには意味が分かりませんでした。カモメは友達はいないのか?寂しくなかったのか?イグアナに聞きますが、やはり意味がわかりません。 カモメは毎日歌ってくれました。遠い国の話もしてくれました。イグアナはとっても幸せでした。そして、カモメの傷もほとんど治ってきました。 渡り鳥のカモメはとうとう飛び立つ時になりました。そして、亀目が飛び立った後、亀は、、、。 言葉少なめのお話に彫刻と絵が融合した風景が美しく描かれており、魅了されてしまいます。 【丈太郎のひとりごと】 とても静かでゆっくりと時間が流れる絵本です。時が止まったかのように、この絵本の世界観に引き込まれていきました。それほど美しい絵本です。日常も楽しいことも悲しいことも、ギュッと凝縮されています。 彫刻と絵が融合した画面は、本当に海にいるかのような思いにしてくれます。最小限の言葉の数々が色々な想いを馳せてくれます。 静かに絵本を楽しみたい時に、おすすめの絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 この絵本を読んだ時、正直泣きそうになりました。それはお話の影響でもあり、絵の美しさの影響でもあるような気がします。今すぐに島に駆けつけたくなりました。そして、イグアナと一緒に木陰で海を眺めたくなりました。 詩人である作者の選び抜かれた言葉で構成された文章は流石とか言いようがありません。 皆さんも静かにこの絵本を楽しんでください。この絵本に出合えたことに幸せを感じることでしょう。
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『ゴムブタボート』
¥1,540
中川 ひろたか/作 日隈 みさき/絵 32P 岩崎書店 【こぶたが飛んで大きくなって、しかもボートにも!】 ある日、こぶたが草の根っこを食べていたら、カラスがこぶたのことを顔もお腹もピンク色でみっともない。空でも飛んで冷やすがいいと、からかいに来ました。こぶたは言われた通り崖を予備のぼり「エイヤッ」と空を飛びました。 初めてでしたが意外とうまく飛べて、こぶたは喜びました。飛んでいくうちにこぶたは大きくなっていき、町は模型のようになるぐらいでした。こぶたが困っていると、またカラスがやってきて、こんな大きな豚なんか見たことない、川にでも行って冷やすがいいと、またこぶたをからかいます。 大きくなったこぶたは、そんなもんかと川に行きました。川には沢山の動物たちが集まっていました。しかし、ピーマンモスやすいか模様のしまうま、ビール頭の麒麟など、みんなどこか変わっています。そして、こぶたはゴムボートさんと呼ばれ、動物たちが次々に乗ってきました。 みんなを乗せたゴムブタボートは川を下っって行きます。さて、ゴムブタボートはどこまでいくのでしょうか? 奇想天外なお話を可愛らしく大きくはっきりした絵で、全体が明るいトーンで描かれており、ページをめくり進めるのが楽しい絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 ユーモアに溢れているこの絵本ですが、どこか気が抜けたような脱力感があり、リラックスして読み進めることができます。 どんどん変わる自分の置かれた状況をそのまま受け入れていくこぶたが、とてものんびりとした良い空気感を出しています。 あまり深く考えることなく、この絵本に身を委ねてみると、きっと良い意味で脱力していくことでしょう!
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『くらくてふかいもりのおく』
¥1,430
デルフィーヌ・ブルネ/作 ふしみ みさを/訳 25P ひさかたチャイルド 【子どもたちが寝る前にママは大変!】 暗くて深い森の奥、いくつもの目がギラリと開いて、ガチガチとキバがぶつかる音がして、遠吠えが闇を切り裂きます。それはオオカミの子どもたち。 そこに現れたのは寝ないのを叱るママが現れました。子どもたちはぎゅっとしてくれない、絵本を読んでくれない、「いたいの いたいの いたいの とんでけ!」をやってくれてない、おやすみの歌を歌っていないとママに文句を言います。 しかし、ママは全部やっていると言いますが、確かにおやすみの歌だけは歌ってなかっらのです。すぐに寝ない子におやすみの歌を歌うママ。果たして、オオカミの子どもたちは寝てくれるのでしょうか? どのページも暗闇が描かれた絵は、怖さを感じることなく、むしろ賑やかで楽しい感じで描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 子どもはなかなか寝付けない時もありますよね。この絵本のオオカミの子どもたちもそうです。子どもたちを寝かしつけるためにママは色々なことをしなくてはならないので大変です。でも、どこか楽しそうで、子どもたちを叱りながらも優しく包み込みます。 騒がしくも、最後には静かな時間が訪れるので、寝る前に読む絵本として。この絵本は良いかもしれません。