


【今までの作品の中でも最高傑作!と言っても間違いない!】『ちょうちょちょうちょ』
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きくちちき/作 24P 偕成社
【ちょうちょに素朴な問いかけが優しく温かい】
「ちょうちょ ちょうちょ どこから きたの?」
「ちょうちょ ちょうちょ なにしているの?」
こんな素朴な問いかけをちょうちょにしながら、自らその答えを想像していきます。
各ページの基本となる色が鮮やかで、ちょうちょがその様々な色彩の中で綺麗な色で力みのない自然体で描かれた絵からは、ちょうちょのイキイキとした生命の喜びに溢れた姿に、思わずうっとりしてしまいます。
【丈太郎のひとりごと】
僕の中での「きくち ちき」という作家のイメージは、どちらかというと「大人向けの絵本を描く作家」でしたが、2017年に発刊された『パパおふろ』、『パパのぼり』(ともに文溪堂)辺りから、「どんどん子どもに近づいているなぁ。」と、近年の作品を観てイメージは変わってきました。
きくち ちきさんの作品は、気負うことなく自然体で筆がスラスラと自然に動いているような躍動感、そしてダイナミックさを感じます。
今作はちょうちょに語りかけるようなリズムの良いシンプルな文章が繰り返されているため、本のサイズからは想像しづらいですが、1歳半〜2歳ぐらいの子どもから楽しめるようになっています。
そして、これは僕の個人的な思いですが、今までの中で最高傑作です!文章は極力少なくし、絵の力をとても感じます。終盤の見開きのページなんかは、その色彩豊かな伸び伸びとしたどこまでも続く風景にとても自由さを感じ、なんだか嬉しくなってしまうのです。
大袈裟に言えば「生きててよかった!」って思うぐらいです。
そんな今作ですが、小さな子どもから大人まで、全身でこの絵本を楽しんで欲しいと思います。
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