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【4月スタート!】赤ちゃんブッククラブ(絵本の定期購読セット)
¥2,200
COMING SOON
0〜1才の赤ちゃんを対象とした絵本の定期購読です。「子どもたちに良い本を!」と言うメルヘンハウスの基本理念のもと、新旧織り交ぜた赤ちゃんに良い絵本を毎月お届けします。 定番だけでは物足りない方にオススメです! 毎月2冊の絵本を定額制にしてお送りし、絵本代の差額(※)は会員特典として「メルヘンハウスオンラインクラブ」(500円)をサービス! メルヘンハウスが35年間に渡り培ってきた定期購読サービス「ブッククラブ」の良さはそのままに、今の世代にフィットした新たな「赤ちゃんブッククラブ」をお楽しみください。 ※毎月2冊の絵本の合計額は、約1900円〜2200円弱となります。
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【4月スタート!】1〜2才ブッククラブ(絵本の定期購読セット)
¥2,700
COMING SOON
1〜2才を対象とした絵本の定期購読です。「子どもたちに良い本を!」と言うメルヘンハウスの基本理念のもと、新旧織り交ぜた良い絵本を毎月お届けします。 定番だけでは物足りない方にオススメです! 毎月2冊の絵本を定額制にしてお送りし、絵本代の差額(※)は会員特典として「メルヘンハウスオンラインクラブ」(500円)をサービス! メルヘンハウスが35年間に渡り培ってきた定期購読サービス「ブッククラブ」の良さはそのままに、今の世代にフィットした新たな「ブッククラブ」をお楽しみください。 ※毎月2冊の絵本の合計額は、約2400円〜2700円弱となります。
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【4月スタート!】2〜3才ブッククラブ(絵本の定期購読セット)
¥3,000
COMING SOON
3才を対象とした絵本の定期購読です。「子どもたちに良い本を!」と言うメルヘンハウスの基本理念のもと、新旧織り交ぜた良い絵本を毎月お届けします。 定番だけでは物足りない方にオススメです! 毎月2冊の絵本を定額制にしてお送りし、絵本代の差額(※)は会員特典として「メルヘンハウスオンラインクラブ」(500円)をサービス! メルヘンハウスが35年間に渡り培ってきた定期購読サービス「ブッククラブ」の良さはそのままに、今の世代にフィットした新たな「ブッククラブ」をお楽しみください。 ※毎月2冊の絵本の合計額は、約2600円〜3000円弱となります。
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【4月スタート!】4〜5才ブッククラブ(絵本の定期購読セット)
¥1,700
COMING SOON
【ご要望の多かった4〜5才コースのブッククラブ開始です!】 4〜5才を対象とした絵本の定期購読です。「子どもたちに良い本を!」と言うメルヘンハウスの基本理念のもと、新旧織り交ぜた良い絵本を毎月お届けします。 定番だけでは物足りない方にオススメです! 毎月1冊の絵本を定額制にしてお送りし、絵本代の差額(※)は会員特典として「メルヘンハウスオンラインクラブ」(500円)をサービス! メルヘンハウスが35年間に渡り培ってきた定期購読サービス「ブッククラブ」の良さはそのままに、今の世代にフィットした新たな「ブッククラブ」をお楽しみください。 ※毎月2冊の絵本の合計額は、約1320円〜1700円弱となります。
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【出産ギフト・ファーストブックに最適!】はじめまして!赤ちゃん絵本3点セット
¥3,036
『わんわん わんわん 』(理論社) 『まねっこ おやこ』(ブロンズ新社) 『まる さんかく ぞう』(ぶんけい) メルヘンハウスがセレクトした、赤ちゃん絵本3点セットです。 赤ちゃん絵本は有名な絵本が多く、出産祝いなどで被ってしまうことも多々あります。 しかし、この3冊の絵本は「知られていないけれども、良い絵本」として、赤ちゃんと一緒に大人も楽しめる絵本をセレクトをしました。3冊とも個性豊かで方向性も違うため、あらゆる面で楽しめます。
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メルヘンハウス オンラインクラブ
¥500
メルヘンハウスでのお客様とのやり取りや講演会など、三輪丈太郎の日々の生態が丸わかりの「丈太郎日記」を中心にメンバー限定の特別なコンテンツです。
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【オシャレでポップで上品な「うんち」絵本セット!】
¥2,750
1、『うんちっち』ステファニー・ブレイク/作 ふしみ みさを/訳 31P あすなろ書房 【「うんち」の絵本なのに「茶色」が使われていない!何故?それは、、、。】 真っ赤なページにうさぎのこだけがいて、そこにはこんな一文が。 「むかし むかし あるところに、うさぎのこがいました。うさぎのこは ことばを たったひとつしかいえませんでした。それは・・・・・・」 次のページをめくると、真っ青なページにうさぎのこが笑って一言、 「うんちっち」 朝、お母さんがうさぎのこに起きるように言っても「うんちっち」。お昼、お父さんがうさぎのこにほうれん草を食べるように言っても「うんちっち」。夜、お姉さんがうさぎのこにお風呂に入ろうと呼んでも「うんちっち」としか答えません。 ある日、オオカミがやってきて「ぼうやを たべても いいかい?」と、うさぎのこに聞いても答えは「うんちっち」。ついにオオカミに食べられたうさぎのこ。一体この先どうなることでしょう? 各ページのベーシックとなる色は、どのページもカラフルな原色が使われており、絵も画面いっぱいに大きく描かれているため、2才さんぐらいから楽しむことが出来て、読み聞かせなどでも大活躍しそうです! 2、『うんちしたのはだれよ!』ヴェルナー・ホルツヴァルト/作 ヴォルフ・エールブルッフ/絵 関口裕昭/訳 24P 偕成社 【世界一、品のあるうんちの絵本!】 もぐらが自分の頭上にうんちを落とした犯人を探す為に色々な動物に、「ねえ きみ、ぼくの あたまに うんちおとさなかった?」と尋ねる。 どの動物も自分のうんちをもぐらに見せて、頭上のうんちと比較しながら違いを検証し、最後にはとうとう犯人を見つける。 「きみ」、「ぼく」などの言葉遣い、冷静な判断と行動、それらはとても紳士的な振る舞いである。しかし、もぐらの頭上には最初から最後まで、常にうんちが載ったまま!そのギャップが極上なユーモアを醸し出している。 とてもお洒落な洗練された文と絵で描かれた本作では「うんち」は汚いものだと感じない。 【丈太郎のひとりごと】 オシャレに興味のある方なら「モンドリアン」、「Bauhaus」という単語を耳にすれば「おっと!」と立ち止まることでしょう。 見てください!このモンドリアン柄をベーシックに「うんち」の絵本が2冊並んでいます。どうですか?下品に見えます?異臭をイメージしますか?そんなことは全く感じないですよね!むしろ馴染んでいると思いませんか? 何故ならこの2冊の「うんち」の絵本は、オシャレでポップで上品だから。 『うんちっち』は、思いっきりカラフルでポップセンスが炸裂し、一方『うんちっち』の主人公もぐらは自分の頭に「うんち」をした犯人を気品を漂わせる風貌と言葉使いで探しますが、ずっと最後まで「うんち」が頭に載ったままの上品なブラックジョークが効いています。 子どもは下品なものが好きなんです。それは止めることができない人間の「さが」なのです。そして、親ともなれば出来るだけ下品なものから遠ざけたいと思いますよね?しかし、それは残念ながら無理です。 解決策があるとすれば、下品に見えない、感じないものを子どもへ手渡すことです。 この2冊はそんな親のエゴを満たしてくれます! そして子どもと一緒に読んでみてください! きっとエレガンスな「うんち」絵本を体験をすることでしょう!
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【腐り切った現代社会へ、50年以上前からの贈り物!】『しばてん』
¥1,650
田島征三 /作 32P 偕成社 【この不条理を僕らはどう受け止めるべきか?】 むかし土佐に住んでいたとされる、すもう好きの妖怪「しばてん」。みなしごの男の子・たろうは、すもう大会で、あらゆる人を投げ飛ばしたことから、しばてんの生まれかわりではないかと疑われてしまいました。 そして、村の長者の「こんな きみわるい ばけものは、村にゃ おけん。」という言葉に同意した人々によって追いやられ、山奥でひとりで生きるようになります。 月日は流れ、人に会いたくなったたろうが山をおりると、村は日照りによって困窮し、人々は飢えにあえいでいました。そんななか、長者だけが家に米や食べものをたくわえているのを知ったたろうは、長者を投げ飛ばし、人々を飢えから救います。 みんなはふたたびお腹いっぱい食べられるようになり、たろうはまた村に住むようになりました。しかし、騒ぎをききつけた役人がやってきて、長者の米俵をぬすんだのは誰か、と村の人々を問い詰めて……。 ページごとに異なる色使いで、大胆に描かれた絵からは、たろうや村の人々のほとばしる感情があふれます。人間の業について、深く考えさせられる一冊です。 (出版社の紹介文から) 【丈太郎のひとりごと】 いつもはあらすじや特徴など、僕自身が書いて皆さんに紹介していますが、出版社(偕成社)の書いた紹介文がとても的を得たものであったので、そのまま掲載することにしました。 僕が皆さんに伝えたいことは、この本の「あらすじ」ではなく「この絵本とどう向き合っていくべきか?」と言うことです。 この不条理なお話を描いたのは、80才半ばを超えた今でも創作意欲が留まるどころが、よりアクティブに、絵本だけではなく、あらゆる手法、素材で芸術を生み出している、絵本作家というジャンルでは括りきれない「芸術家」と紹介した方が適切と思われる田島征三。 若き20代の学生時代に手刷りで創った最初の絵本がこの『しばてん』。それから『ふるやのもり』(福音館書店)という昔話の絵を手掛けたのが、メジャー(一般流通すると言うこと)デビュー作。こちらも当時は「こんな汚らしい絵はなんだ!」などと、当時は批判されたらしい。 そして、メジャー2作目がこの『しばてん』である。 「絵本界の重鎮」として、児童書業界からは一目置かれているうえ、大作家過ぎて恐れ多く近寄れないと言う人もいるだろうけど、そんな田島征三のことを僕は「征三さん」と気安く呼んでいる。 僕が「征三さん、あのさぁ〜」なんて話をしているところ目撃した人からは「なんて失礼な奴なんだ!」と思われたり、ビックリしたりされるけど、僕にとっては幼少時から知っている「お父さん(メルヘンハウス創業者の三輪哲)の変わった友達の一人」でしかないのである。なので、今更祭り上げるような接し方はしない。 そんな35才も離れた若造(と言っても50才、、、。)にも、征三さんは僕の話に真剣に耳を傾けて同じ目線で話をしてくれる。だから僕もお構いなしに新刊が出ると連絡して「作品は良いけど帯に書いてあることが気に食わない!」などと平気で言ってしまうのだ。 正直、幼き頃の僕にはこの『しばてん』という絵本に、そんな思い入れのある絵本ではなかった。「何かおどろおどろしい怖い絵本」と言うぐらいの印象であった。 しかし、ここ10年ぐらいでやっとこの絵本の凄さに気付いたのだ!もう50年以上前1971年に描かれたこの絵本は「今」でも生きている。いや「今」の陳腐した現代社会の闇を予言するかのように描いているではないか! 『しばてん』には「あとがき」があり、それは若き田島征三の決意表明のように思う。そんな「あとがき」の一文にこう記してある。 ”ぼくがひそかに期待していることは、子どもたちが、その成長の過程で、あるいは青年になってからでも、絵本『しばてん』が、かれらの心の中で発酵して、「ふっ」と、「あの絵本の作者がいおうとしたことは、このことだったのか!」と、心に沈んでくれることです。” そう、まさに僕がここ10年ぐらいで感じたことが書いてあるではないか! この心に沈んだことを僕はどう表現すべきか?とても悩んだ。悩んだ挙句、僕の中でひとつの答えが見つかった。 「この『しばてん』を子どもたちに手渡していくこと。」 正直、今までは自信がなかった。この『しばてん』に対して深く問われたらどうしようと怯えていた。それは後の征三さんの『とべバッタ』(偕成社)に描かれている臆病なバッタのようだったから。だけど、今なら僕はどんな天敵が現れようと、自信を持って『しばてん』を責任持って子どもたちに手渡せる。 本当に大人になると不条理なことが多い。人間関係も「ウィンウィンな関係で、、、。」なんて互いの利害関係がマッチングする時だけの軽いものや、今の日本は一部の政治家や大企業上役や資産家など「お偉いさん」たちに有利になるようなシステムであり、その「お偉いさん」たちの不正や不祥事も正しく裁かれることなく、いつの間にかフェードアウトしていく。そして、それを「善し」としている僕を含めた一般市民の罪も大きい。 本当にこのままで良いのか?征三さんの投げかけに、僕らはどう応えていくべきであろう?僕ら大人は今一度、自分の足元を見つめ直して、より人間らしく正しく生きていくべきではないだろうか? 僕はこの『しばてん』を全力で子どもたちに手渡していく。さあ、皆さんはどうしますか? Punks Not Dead!
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【こんなオシャレな「うんち」の絵本は見たことない!】『うんちっち』
¥1,320
ステファニー・ブレイク/作 ふしみ みさを/訳 31P あすなろ書房 【「うんち」の絵本なのに「茶色」が使われていない!何故?それは、、、。】 真っ赤なページにうさぎのこだけがいて、そこにはこんな一文が。 「むかし むかし あるところに、うさぎのこがいました。うさぎのこは ことばを たったひとつしかいえませんでした。それは・・・・・・」 次のページをめくると、真っ青なページにうさぎのこが笑って一言、 「うんちっち」 朝、お母さんがうさぎのこに起きるように言っても「うんちっち」。お昼、お父さんがうさぎのこにほうれん草を食べるように言っても「うんちっち」。夜、お姉さんがうさぎのこにお風呂に入ろうと呼んでも「うんちっち」としか答えません。 ある日、オオカミがやってきて「ぼうやを たべても いいかい?」と、うさぎのこに聞いても答えは「うんちっち」。ついにオオカミに食べられたうさぎのこ。一体この先どうなることでしょう? 各ページのベーシックとなる色は、どのページもカラフルな原色が使われており、絵も画面いっぱいに大きく描かれているため、2才さんぐらいから楽しむことが出来て、読み聞かせなどでも大活躍しそうです! 【丈太郎のひとりごと】 アメリカ生まれ、フランス育ちの作家が描く、世界で一番カラフルな「うんち」の絵本です! そして、この絵本の最大の特徴はなんと言っても「うんちの色」=「茶色」が通用しないこと。 何故なら、この絵本には「うんち」そのものが描かれていない「うんちの絵本」だからです! 偏見かも知れませんが、作者の「フランス育ち」というだけで「うんち」という単語から悪臭のイメージは膨らむことなく、むしろ清潔感のあるオシャレな言葉に聞こえてしまいます。 子どもは「うんち」とか好きですよね?でも、大人としては、あまり下品なものを見せたりしたくないですよね?そんな時にこの絵本は大活躍! しかし、影響の受けやすい純粋な子どもたちは、この絵本をゲラゲラ笑いながら読んだ後は、どう話しかけても「うんちっち」と答える可能性大なので、そこはお気をつけください!
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【tupera tuperaの隠れた名作を発掘!】『アニマルアルファベットサーカス』
¥1,980
SOLD OUT
tupera tupera/作 32P フレーベル館 【ポップでカラフルにアルファベット順に楽しいサーカスが繰り広げられる!】 まちにまった日曜日、クマの団長が率いる「アニマルアルファベットサーカス」がやってきました!最初は「Ant」ことアリの楽団が先頭に「Bear」ことクマの団長がやってきました! 「さあ サーカスが はじまるよ!」 お次は「Camel」ことラクダのこぶの上で「Dog」ことイヌが逆立ちを披露します。「Elephant」ことゾウが鼻から水を吹き出せば、「Frog」ことカエルと一緒に噴水ショーです。ショーは動物のアルファベット順に進みます。 「Iguana」ことイグアナと「Jaguar」ことジャガーは「ブルルン バルルン」とバイクに乗って曲芸対決! 「Mole」ことモグラと「Newt」ことイモリは空中ブランコ!モグラは「ぶるぶる」、イモリは「のりのり」etc....。こうして楽しいサーカスが続きます。さぁ最後の「Z」はどの動物がどんなフィナーレを見せてくれるのでしょう? 動物たちは全てコラージュで作られていて、紙、布、写真など様々な素材を上手に組み合わせられており、ごちゃごちゃになりそうで上手に配色や模様を配置しているので、センス良くカラフルに動物たちのイキイキとした曲芸を表現しています。 また、各動物の頭文字となるアルファベットには読み方と英語での表記と発音、日本語が記載されていて、英語に興味を持ちだした子どもたちは、楽しくアルファベットに触れることができるでしょう! 【丈太郎のひとりごと】 子どもたちは勿論のこと、大人までも楽しめる数々の作品を創ってきたtupera tupera。 その多くの作品はとてもポップでカラフルでオシャレでスタイリッシュ! 大人気の『パンダ銭湯』(絵本館)などでは、細部のディティールへの拘りをしっかりと持ちつつもポップに仕上げてしまうtupera tuperaの才能はただモノではないと思ったものです。 僕はtupera tuperaの作品をいくつも見てきて、ほとんどをコンプリートしていると思っていましたが、今作は不覚にも見逃していました。この絵本が発刊されたのは2009年。まだ僕がメルヘンハウスで働く前のことです。着実に版を重ねていることからも分かるようにtupera tuperaの「隠れた名作」ではないかと思います。 コラージュって本当に難しいのです。ただ、色々なものを切り貼りすれば良いだけでしょ?なんて思っている方、それは間違いです。しっかりとデザインの基礎を理解していないと、ただのゴチャゴチャした偽物現代アートみたいになっちゃうのです。 しかも今作はコラージュで作られた動物たちがアルファベット順に、しっかりと「サーカス」の起承転結が描かれているのがスゴイ!「アルファベット順」という縛りの中で良くぞストーリーに仕立てたものだと関心するばかり。 英語に興味を持ち出した子どもたちは「A」〜「Z」までを楽しく覚えることでしょう!大人はこのコラージュのクオリティの高さから「アート作品」としても楽しめます! 今作を開くと、どこか中東の国々を思い浮かべてしまうのは僕だけでしょうか?ポップなんだけどサイケデリックな怪しさを感じるのも魅力だと思います! まぁ、深いことは考えずに「ジャケ買い」しちゃってください!中身は期待以上だと思います。お楽しみに!
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【限定30冊!宛名入り服部みれい&福太郎のサイン本】『murmur magazine for men 第5号』
¥990
予約商品
服部みれい/発行人・編集長 96P 株式会社エムエム・ブックス 【今の生活をを大切にしたい人、自分に正直に生きていきたい方へ!】: 実に6年ぶりのfor men最新刊です!! ◎総力特集|僕たちのチャクラケア いまこそ、チャクラの知恵 監修・執筆=kaiさん(セラピスト、アーティスト、文筆家) あらためてチャクラとは?|3分で早わかり! 7つのチャクラ|わたしのチャクラの状態は? 簡単セルフチェック!|チャクラ閉じすぎor開きすぎ 14の特徴と傾向!|現代人に多い4つのタイプ〜男性編〜|kaiさんのチャクラケアブックの魅力について話したい ◎特別対談|kaiさん×池川明さん(医師・医学博士) 子どもと大人の信頼関係が誰もがやりたいことをやれて幸せに生きられる、まだ見ぬ地球をつくる。 ◎グラビア|小林健二さんのアトリエから|居相家のあたらしい日々 ◎インタビュー|居相大輝さん(iaiデザイナー) iai/居相の家づくり「創造し続ける日々」 ◎ロングインタビュー|小林健二さん(アーティスト) すべては光が見ている夢だとしたら ◎ 鼎談|父親同士、子育てについて語り合ってみた! 4人の妻のコメントつき 居相大輝さん(iaiデザイナー)×菊地翔さん(cahier美容師)× 井上博斗さん(トランス・ナヴィゲーター)×聞き手 武山直生(小誌編集部員) ◎特集② |4大セルフケア入門 ナビゲーター=服部福太郎(小誌編集部員) 冷えとり健康法|ひまし油湿布|海水温熱|砂浴 ◎new boyのためのholistic life入門 「都市脱出」|内田明夫さん (農家)| 田附勝さん(写真家)|太田光軌さん(パン職人)|安藤巖乙さん(観光組織職員) ◎連載 Holistic Gear News ‖ セルフケアグッズ パーマカルチャーデザイナー大村淳の森のつくりかた! 水は捨てすぎずためすぎず余すところなく利用すべし ソーヤー・海の共感男子‖ジャッジしないための「観察」 曽我部恵一の東京父親日記‖シスターの静かな目 ピーター・バラカン New Morning, New Beginning 【丈太郎のひとりごと】 今から10数年前、女性の間で「冷えとりスタイル」が話題になった。そのスタイルを提唱したのは、服部みれいさん。実は僕のみれいさんとの出会いは、そのもっと前の2000年代前半ぐらいで、まだみれいさんの肩書きは「編集者」だけで合った頃だ。 偶然?今となっては必然的な出会いであったと思う。何度か彼女が同じ編集者の友人とシェアしている家にクリスマスパーティーにお呼ばれして、あらゆるジャンルの人々が集ったそのパーティーはまさにカオス状態!とても楽しかった覚えがあります。 これからしばらく疎遠になってしまったのだけど、「冷えとりスタイル」が話題になった時に「服部みれい」という名前を見かけるようになり、その後はエッセイを書いたり、編集者に留まらず文筆家としても活躍しているのを知っていた。そして、2015年に岐阜県美濃市に東京から移住したことも(僕が名古屋に戻ったのは2014年!)知っていた。 「いつかmmbooksにも行ってみたいなぁ!」と思いながらも、長らく会っていないこと、その間に輝かしき時の人となっていた彼女が変わっていたらどうしよう?なんて思いながら過ごしていたのだが、昨年の秋に岐阜県美濃市で僕の講演会があった。 「これはmmbooksにいけるな!」と思い立ち、例え彼女が変わっていようが「それは仕方ない!」と諦めれば良いと腹を括った(かなり大袈裟!)。お店に入るとオーガニックとかナチュラルって言葉が浮かぶような古民家のオシャレなお店。 場違いの僕は彼女を探したが見当たらなかったので、お店のスタッフの方に「みれいさんはいらっしゃいますか?」と声をかけた。スタッフの方は「今、ここにはおりませんが何か誤用ですか?」と丁寧に接してくれて「みれいさんに会いたいのです!メルヘンハウスの三輪丈太郎と言えばわかる筈です。」と伝えた。スタッフの方が自宅にいたみれいさんに連絡を取ってくれたようで10分後ぐらいに来ると言うではないか! 僕は緊張した。最初の言葉はなんだろう?「お久しぶりです!覚えてますか?」かな?などと、第一印象が大切と色々と気の利いた言葉や行動を、久々の再会のために思考を巡らせていた。 しばらくすると彼女が犬を連れてやってきた!「お久しぶりです〜!」なんて、ごく普通の挨拶をしたが、長い間会ってなかったようなのが嘘のように、そこからはお互いの会っていなかった期間の穴埋めをするように思い出話もしながら、話は今お互いに取り組んでいることを話した。 その話はとてもエキサイティングであったことは確かだ!そして、一緒に何かやろうよ!と言うことになり、まずは春頃に発刊予定の『murmur magazine for men 第5号』の発売記念トークショーをメルヘンハウスでやろうと! そして、書店なのに服やソックスもあり、その中に変わった絵本と張子が幾つか置いてあった。「本屋に張子は場違いだろう!」と思うかも知れないが、何故だかお店の雰囲気に会っていた。 「あっ、これは私のパートナーの福ちゃん(服部福太郎)の張子と絵本!絵本には歌も付いているんだよ!」とその場で歌を聴かせてもらったが大爆笑をしてしまい、絵本の内容も張子のセンスもバッチリで、その日は不在であった福ちゃんに確認することなく「メルヘンハウスで絵本の原画展と張子の展示をやろう!」と決まった。 面白いと閃いた時は即決するタイプなので、どんどん話が膨らんで行った。 そして、良い時間を過ごして家路へ。 後日、みれいさんと福ちゃんがメルヘンハウスにご来店!福ちゃんは色々な絵本を物色している。ギャラリーも見てもらい、秋頃の「服部福太郎エキシビジョン(仮)」も決まった(詳細はお楽しみに!)。とにかく話の進行具合が早い! と、かなり長くなってしまったけど4月25日(金)に『murmur magazine for men 第5号』の発売記念トークショーをメルヘンハウスで開催決定! しかも、それから10日後の5月5日(月・祝)に、おそらく近々発表される本に関するイベント「BOOK BOOK」で、みれいさんとのトークGIGも決定している。こちらのトークもかなりヤバい内容でお送りするので、マーマーヘッズの皆さんのご来場をお待ちしています(詳細は後日発表)! そんなこんなで皆さんより一足先に『murmur magazine for men 第5号』を読ませてもらったが、「ふむふむ」、「なるほどねぇ」、「それは素敵すぎるだろ!」、「曽我部恵一のスタンスは音楽だけなく良いな!」とか、楽しくタメになることも沢山書いてあったが自分にないものがそこには沢山記してあり、興味深く読ませてもらった。 「このボリュームで990円はないだろ!」と1,000円でお釣りが来てしまう。 menもwomanも必読です!womanでも全然楽しめる内容かと思います。 この機会に是非ともGET!してください。
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【限定10冊!宛名入りサイン本!】『ポストがぽつん』
¥1,650
SOLD OUT
北川チハル/作 小池アミイゴ/絵 32P アリス館 【ポストの不思議な旅のお話】 ずっと使われていなかったポストが、嵐で海にドボンと落ちてしまいました。 しかし、ポストはずっと使われていなかったので、寝ていて気づきません。魚たちはびっくりして「きみ、だあれ?」と聞きますが、ポストの代わりに通りかかったカメが、お手紙を出すものだと教えてくれます。 魚たちはかぜの島のつむじくんへ手紙として、貝殻に声を吹き込んでポストにぽとん。そうすると久々のお手紙にポストは目覚めて届けに行くことになります。こうしてポストは、色々な物から手紙を届けるように頼まれます。ポストだから手紙を届けるのが嬉しくてたまりません。 ポストがお手紙を届ける不思議なお話ですが、配色がとても鮮やかなのにケバさはなく、そして元気良く思いっきり描かれいるに、希望を感じます。 【丈太郎のひとりごと】 本当に不思議なお話で、読了後の気持ちが自分でもよくわからないのです。楽しかったのか?切なかったのか?一体何を言わんとしているのだろう?と謎の絵本です。 しかし、その謎がこの絵本の言わんとしていることを深読みさせます。絵もとても素晴らしく、長年に渡りイラストレーションの仕事をされているアミイゴさんだからこそ描けるバランスの良いものとなっています。 アミイゴさんが最近の作品ですが、今までとは違う割と派手目な原色を多用してポップさやユーモアを感じるにも関わらず、スマートに仕上げているのは「流石!」の一言です!
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《特典!非売品ポストカード付き!》【限定30冊!宛名入りサイン本!】『はるのひ』
¥1,760
SOLD OUT
小池アミイゴ/作 32P 徳間書店 【父子の心温かな叙情あふれて、心に美しい響く】 こと君がお父さんの畑でお手伝いをしていると、遠くの方から煙が上がっているのが見えました。こと君は煙を見にいくのですが、道中の森の中で「とうちゃん、おーい!」とお父さんに声をかけながら進みます。お父さんは「おーい」と答えます。 どんどん進んでいくと掛け声が小さくなっていきます。心細くなりながら、とうとう森を抜けるとそこに広がる風景は夕日に染まった綺麗な景色でした。 色鮮やかに洗練された筆使いで描かれた田舎の風景は、時間の経過とともに、とても美しいグラデーション移り変わりで描かれています。しかし、何処か切なさや懐かしさと言う哀愁と、親子の無償の愛で結ばれた幸福感を感じます。 【丈太郎のひとりごと】 とにかく色彩が美しく、各ページが1枚の絵として成立しています。僕も息子がいますが、父の子どもへの愛情、子どもの父への絶大なる信頼を感じます。この絵本が発刊された当時(2021年)、5才だった息子と一緒にこの絵本を読み、息子と近くの森のある公園に行って「とうちゃん、おーい!」との呼びかけに「おーい」と返事をする『はるのひ』ごっこをしたものです。 小池アミイゴさんの絵本制作の歴史はまだ浅く、長年に渡りイラストレーションにおいて活躍されていた方です。また、子どもも含め被災地の方々など「社会的弱者」に対して、このような美しい絵から想像できないほど、アクレッシブに精力的に活動されています。 他人事にすることなく率直に受け止め、自分に何ができるのか?真剣に思考を巡らせ、自分の出来ることを損得勘定なしに行動に移す「強さ」をアミイゴさんにとても感じ、僕もとても影響を受けています。 この「強さ」と言うのは、アミイゴさんの「確固たる優しさ」であり、周囲の人々の「共感」を得る「包容力の大きさ」も彼の魅力です。 行動や発言は泥くさい人間味に溢れたものなのに、それらを「美しさ」に見事に変貌させることが出来る、数少ない作家であると思います。 子どもたちは勿論のこと、多くの方々にこの作品を手に取っていただければ、僕が言ってることが必ず理解できるはずです。 「静なる動」を、この絵本の中に飛び込んで必死にもがき、掴んで、自分のものにして欲しいと切に思います。
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【柴田ケイコさんの絵本の面白さは「パンどろぼう」シリーズだけじゃない!】『くまたのびっくりだいさくせん』
¥1,540
柴田 ケイコ/作 40P 白泉社 【なんとしてでもママをビックリさせるぞ!】 くまたはパンツだけで過ごすのが大好き!おまけに泥んこで遊ぶのも大好きだからいつも泥だらけです。そんなくまたを見てママはいつも注意してばかりです。くまたはママをびっくりさせて、 「くーちゃん、さすがね! って言われたいのです。そして、石を使ってママの顔を作りました。それを見たママはとても褒めてくれてので、もっとママをびっくりさせようとくまたは色々と考えて作ってみることにしました。 ママのお気に入りのカップに、綺麗な葉っぱとダンゴムシを入れて「くさカップ」を作りました。しかし、ママはびっくりしません。次はママの靴にお人形を寝かせて「くつベッド」を作りましたが、ママはちょっとだけ笑いましたが、びっくりしません。 その後も卵に沢山絵を描いて「かおたまご」、エプロンにテープをいっぱいつけた「テープエプロン」、「セミのぬけがらぼうし」、「まぜまぜチャリチャリじてんしゃ」、「どんぐりいっぱいおけしょうポーチ」など作りますが、ママは全く反応しません。 そして、最後に「ママのかおつきキラキラかがみ」を作り、その鏡を見ているママの部屋へ行って覗いてみると、、、。 子どもがあの手、この手でママを驚かそうとする姿を、カラフルに可愛く何とも言えない表情などをユニークの描いています。 【丈太郎のひとりごと】 柴田ケイコさんと言えば、「パンどろぼう」シリーズ(KADOKAWA)で大人気ですが、本作のように「パンどろぼう」以外にも、とても楽しく面白い絵本を沢山書かれています。 今作は、子どもが「親を楽しませよう!」と、必死に色々と考える姿を面白おかしく描いています。子どもは褒められることが大好き!しかも、ママやパパに褒めらたりすることは格別なことです。 そんな子どもの心情をよく捉えたこの絵本、きっと子どもたちはスーッとこの絵本の中に入って楽しむことでしょう! ママやパパにには注意!きっとこの絵本を読んだ子どもは、何かを仕掛けてくるでしょう。そんな時はこの絵本のように受け止めてあげてくださいね。それが行き過ぎたことだとしても。 ママ、パパ、何があっても受け止める覚悟の準備はOKですか?
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【丈太郎、大興奮の絵本!】【僕らの知らない夜はカラフルで希望に満ちている!】『よるのあいだに…』
¥1,760
ポリー・フェイバー/作 ハリエット・ホブデイ/絵 中井はるの 32P BL出版 【夜は暗いのではなく明るく、そこには素敵な人達の息吹きが存在する。】 私は暗くなってきたので、お茶を飲んで歯を磨き、パジャマに着替えます。パパは洗い物もしています。ママはご飯を食べて、コートを羽織りました。パパは洗い物もしています。 「いってきます」 と、ママは手を振ります。ママはこれから大切な仕事に行くのです。 夜の間、たくさんの人が仕事をしています。サミーさんはビルの掃除をします。誰もいない夜の方が掃除がしやすいからです。ジョルジオさんは、カメラが映し出すビルのあちこちを見守っている。 ハッサンとアミーナさんは警察官です。みんなが安全に暮らせるようにパトロールをします。キャシーさんはテレビレポーターで、私たちの周りで起きたこと、世界で起きたことなど、みんなが朝起きた時に大切なニュースを伝える為です。 レムさんはバンドでサックスを吹き、みんなは楽しくなって踊り出します。バンドのメンバーは演奏が終わるとイーバさんのスーパーに買い物に行きます。そこにスーパーに荷物を届けるためラビさんのトラックがやってきます。 パン屋のルイージさん、線路工事をするジョニーさんとドットさん、救急救命士のダニーさんとトッドさん、助産師のフィオーナさん、皆んなが朝を気持ちよく迎えられるように夜に仕事をsています。 そして、ママの仕事は? 「夜=暗い」とイメージを払拭する、カラフルな色遣いで、それぞれの仕事の役割を明るく描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 たまに「なんでもっと前にこの絵本に出合わなかったのだろう!」と後悔をすることがあります。この絵本もそんな後悔をした絵本です。 「夜の仕事」と聞くと、何処か偏見を持ってしまう方も多いかと思います。それは日中に働く人が多いだけの理由であり、僕たちが寝静まった頃に、僕らが想像出来ないような、活発に明るく働く人達がいて、その人達のお陰で僕らは次の朝を何もなかったように迎えるのです。 「夜」を描いた絵本で、こんなにカラフルな色遣いでワクワクしながらページをめくって楽しめる絵本は、僕の知る限りではこの絵本に敵うものはありません。 また描かれている夜の街の風景がきらびやかで「暗闇」などは一切感じません。そして、自身の仕事に誇りを持ってる人達は明るくイキイキしています。 僕はこんな夜の世界に飛び込みたくなるような気持ちが高まり、興奮が醒めないままこの文章を書いています。 もう、絶対的にオススメです!多くの日中をメインに仕事や生活を営んでいる人達、全てにこの「夜」を届けたい!そして、夜に仕事をしている人に大きな賛辞を送る!
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【無駄なものがない、凛とした佇まいが美しい!】『いろいろたべもの』
¥1,430
内田有美/作 32P 偕成社 【カラフルな色づかいと写真のようなイラストがとても美しい!】 白がバックのページには、白い食べ物の影が描かれています。ページをめくるとその影の正体が現れます。黄色がバックのページには、黄色い食べ物の影が描かれています。ページをめくるとその影の正体が現れます。 こうしてオレンジ、赤、緑、ピンク、紫、黒と様々な色がベーシックとなり影が写し出され、ページをめくると、そこには様々なその色の食べ物が描かれています。 色の使い方のセンスと、写真と見間違えるような食べ物のイラストがとてもアーティステックに描かれていますが、繰り返されることにより、幼児さんから楽しむことができ、大人はこの絵本のアートとして楽しむことが出来ます。 【丈太郎のひとりごと】 最初に食べ物のイラストを見た時に「本当にイラスト?写真じゃないの?」と何度も眺めました。今も眺めてもイラストとは信じられない精巧さに、ただただ「美しさ」を感じます。 しかし、そんなアート性が高くとも、カラフルな色遣いでポップに仕上げられているので、これは子どもたちに「本物のアート」を見て、感じてもらいたいと思います。 無駄な装飾もなく、凛とした佇まいを醸し出しているこの絵本。 子どもから大人まで多くの方に見て頂きたいです。
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【またもやラスタカラーで描かれた長新太の名作!】『たぬきのじどうしゃ』
¥1,320
長 新太/作 32P 偕成社 【繰り返されるパニックの警笛がクセになる!】 たぬきのおじさんが車で走っていると、魚がやってきて「かいぶつが でたのです。たすけてちょうだい。」と言うので、川に行ってみると川の中から大きなカエルの怪物が出現し、たぬきのおじさんは車ごと捕まってしまいます。 たぬきのおじさんはパニック状態になり、必死に車のクラクションを鳴らしたり、お腹を叩いて抵抗します。 「ぽんぽん ぶうぶう ぽんぶうぶう ぽんぶう ぽんぶう ぽんぶうぶう 」 それでもカエルの怪物は、離してくれません。さて、たぬきのおじさんの行く末は?車は一体どうなっちゃうの? これまた前回紹介した『はんぶんタヌキ』(こぐま社) https://shop.meruhenhouse.com/items/101172978 と同じく、基本的に赤・黄・緑・黒と言う「ラスタカラー(ラスタファリ信仰(アフリカ回帰思想を持つジャマイカの宗教)」で派手に、そしてシンプルながらダイナミックに描かれています。 「ざぁー ざぁー」、「べしゃん、べしゃん」、「げろげろげー」などの擬音語も多様されており、2才ぐらいの子どもから大人まで楽しめます。 【丈太郎のひとりごと】 僕の小3の息子がまだ2〜3才だった頃、息子がとても好きでかなりのヘビーローテションで読んでいました。 毎回「ぽんぽん ぶうぶう ぽんぶうぶう ぽんぶう ぽんぶう ぽんぶうぶう 」は息子と一緒に言うのですが、ある夜この呪文のような言葉が何故だか面白くなり、「ぽんぽん ぶうぶう ぽんぶうぶう ぽんぶう ぽんぶう ぽんぶうぶう 」と唱えれば唱えるほどゲラゲラと笑い、テンションもあがる一方!結局その日は疲れるまで不思議な呪文を唱え終了! 寝る前だと言うのに、息子のハイテンションが収るのに時間がかかり困ったのも良き思い出です。 僕が、子ども向けのおはなし会や、大人向けの講演会でも、この絵本を読むのですが、いつも「エビバディ!トゥギャザー!」と皆んなで「ぽんぽん ぶうぶう ぽんぶうぶう ぽんぶう ぽんぶう ぽんぶうぶう 」と大合唱! 子どもは最初からマックス、大人は最初は恥ずかしいそうにしているけど、徐々にこの呪文に引き込まれていき、気付けば我を忘れたかのように盛り上がっていきます! そして、この絵本の大きなポイントは最後の終わり方です。「終わり方」と言う表現も違うかもしれません。長新太から読者に委ねられ、そのバトンを受け取った読者は、自らの創造力を駆使してそこから走り出すのです。 終わりなき旅の始まりです。 我が子にはもちろんのこと、保育園や幼稚園、おはなし会などで盛り上がること間違いなし!皆んなで呪文を唱え、長新太からのバトンを受け取りエンドレスな旅を子どもたちと楽しんでください。 僕は、この絵本の読み方に自信があるので「イマイチ読み方がわからない!」と言う方がいらしたら、遠慮なくご相談ください。三輪丈太郎が丁寧に伝授します! それにしてもラスタカラーが気になるなぁ、、、。
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【重版未定のため入手困難な名作!】『はんぶんタヌキ』
¥1,430
SOLD OUT
長 新太/作 32P こぐま社 【削ぎ落とされたシンプルな絵とテキストで独特の世界観が広がる!】 「タヌキが これから ばけますよ ばけますよ」 こんなシンプルな文章から始まります。そしてページをめくると 「あらあら はんぶん タヌキです タヌキです」と、鳥の半分がタヌキになっています。 またページをめくると今度はキャベツが、その次は花が、その次は魚が、どんどん半分になってきます。 そして、どんなものでも文章はたった一文、「あらあら はんぶん タヌキです タヌキです」と繰り返されるのみ。もうこのループに入ってしまったらもう抜け出すことが出来ません。そして、最後は、、、。 基本的に赤・黄・緑・黒と言う「ラスタカラー(ラスタファリ信仰(アフリカ回帰思想を持つジャマイカの宗教)」で派手に、そしてダイナミックに描かれた絵が「これでもか!」と言わんばかりに目に飛び込んでくるインパクト大のナンセンス絵本の究極とも言って良いぐらいの絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 長新太と言えば「ナンセンス絵本」の巨匠。ナンセンス絵本とは色々な解釈がありますが、実際には絶対にあり得ない、非現実的、非日常的なことが描かれている絵本のことを言います。 そんな長新太の代表作と言えば『キャベツくん』(文研出版) https://shop.meruhenhouse.com/items/83971678 ですが、この絵本に比べたら『キャベツくん』なんて、とても分かりやすい絵本です。 絵も文章も究極に削ぎ落とされている今作は、長新太の中でも名作であり迷作でもあります。 「だから?」なんて意味を求めるのではなく、ループされる「あらあら はんぶん タヌキです タヌキです」のグルーヴ(うねり)は、ひとつのフレーズを延々と繰り返す中で、力強いメッセージを投げかけるジャマイカが発祥の地であるレゲエミュージックそのものとも言えます。 配色もレゲエで多用される赤・黄・緑・黒で描かれていて、今は亡き長新太にかくにんすることは出来ませんが、レゲエミュージックを知っていて描いたのか?偶然なのか?とても興味深いところであります。 例えそれが偶然だったとしたら、長新太は「ラスタファリ信仰(アフリカ回帰思想を持つジャマイカの宗教)」のように、生き物たちの自然回帰が根本にあったかもしれません。 本当に謎だらけですが「意味を求めることの無意味さ」のようなことを長新太は一貫して絵本と言うフォーマットで子どもたちにメッセージとして描いていたのかなぁと思います。 大人は「意味」ばかりを求めます。そして「結果」を重要視します。そんな大人たちの思考により、窮屈な気持ちを抱いて生きている子どもたちが多いと思います。 子どもたちの無限なる自由な創造力の解放と、大人への注意喚起が提示された絵本。 残念ながら、現在のところはこの絵本の新品に出合うことがない状態です。是非ともこの機会に入手することもオススメします。そして、子どもたちへ「結果」を求めずに「感想」を求めることもなく手渡して欲しいと切に願います。
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『しごとへの道1 パン職人・ 新幹線運転士・ 研究者』
¥1,430
SOLD OUT
鈴木のりたけ/作 192P ブロンズ新社 【仕事に就くまでの様々な道のり】 この本はパン職人、新幹線運転士、研究者になった人達の物語です。この3人に共通しているのは、最初からなりたかった夢ではなく、色々な人や事柄に出会い、少しずつなりたい仕事になっていくことです。 ただ一つ、共通していることは、一生懸命取り組むことです。新幹線運転士は小さな頃は野球に夢中でした。監督からの厳しい言葉などもあり、野球に励んでいましたが、紆余曲折がありながら新幹線運転士になったのです。 この本はコマ割りのイラストで物語が描かれているので、楽しく読むことが出来ます。 【丈太郎のひとりごと】 大切なのは、「今」を十分に楽しく頑張り努力する、そして、何に対しても「好奇心」を持つことです。この3人は好奇心旺盛です。その好奇心を突き詰めていけば、なりたい仕事になれることでしょう。 もしかしたら、なりたい仕事でもなかったけれども素敵な仕事になれるかも知れません。 三者三様の幼少時からの様子を読んでみて、子どもたちが今何をすべきか?何に没頭すべきか?色々と考え、将来、どんな仕事になるのかお楽しみにしておくのも良いでしょう。
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『しごとへの道2: 獣医師 オーケストラ団員 地域おこし協力隊』
¥1,430
SOLD OUT
鈴木のりたけ/作 192P ブロンズ新社 【迷って、なやんで、とびこんで、自分の「好き」をしごとにするまで。】 読む「しごとば」シリーズ第2弾は、獣医師、オーケストラ団員、地域おこし協力隊の3職業を収録。 自分のしごとに出会うまでの紆余曲折、人生を変える言葉や人との出会いを、子ども時代から取材。 しごとへの道はひとつじゃない― 子どもから大人まで、心に響くエピソードが満載! コミック仕立てで充実の読み応えです。 (以上、出版社コメントより) 【丈太郎のひとりごと】 大切なのは、「今」を十分に楽しく頑張り努力する、そして、何に対しても「好奇心」を持つことです。この3人は好奇心旺盛です。その好奇心を突き詰めていけば、なりたい仕事になれることでしょう。 もしかしたら、なりたい仕事でもなかったけれども素敵な仕事になれるかも知れません。 三者三様の幼少時からの様子を読んでみて、子どもたちが今何をすべきか?何に没頭すべきか?色々と考え、将来、どんな仕事になるのかお楽しみにしておくのも良いでしょう。
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『今日にかぎって』
¥1,650
樺島ざくろ/作 奥野哉子/絵 32P BL出版 【困ったときに頼りになるのは、、、】 少年は、もう帰らなくてはいけない夕方5時半になって自転車の鍵がないことに気づきました。そして、家の近所であればまだ良かったのですが、その日は遠くの公園で遊んでいたのです。 今日にかぎって鍵をなくし、友達は先に帰り、ケータイを忘れ、知らない遠くの公園にる、最悪な事態です。仕方ないのでサドルをちょっと持ち上げて自転車を運びながら帰ることにしました。 しかし、道もよくわかりません。困り果てたその時に、学校のクラスメイトに会いました。しかし、そのクラスメイトは少年がちょっと苦手に思っていた子です。訳を話すとその子は一緒に自転車を動かすのを手伝ってくれました。 2人で自転車を運びながら色々と話をしてみると、苦手だと勝手に思っていた少年の気持ちが変わっていきます。 少年たちの交流が瑞々しく爽やかに描かれており「友達」の大切さを、そっと教えてくれます。 【丈太郎のひとりごと】 僕は最近、お店が終わってドアを閉めようとして鍵を鍵口にさした所、全く回らずに何回やっても、うんともすんとも動かずに困ってしまいました。 その日に限って予定が入っていたので、とても急いでいました。鍵はなんとか閉めることができたのですが「なんでこんな急いでいる日に限って」とトラブルが起こるタイミングを悔やみました。 この絵本で描かれている少年もとても悔やんだことと思います。しかし、思いがけもよらない助けの手が伸びたのです。 苦手だと勝手に思い込んでいる人でも、話してみたりすると実際は気が合ったり、良い人だったりします。人のイメージを勝手に創り上げてしまうのはもったいないことですね。 恥ずかしかったりすることもあるかも知れませんが、出来るだけ色々な人とコミュニケーションを取ると、また新たな友人が出来たりして、それはとても素晴らしいことなんだと思います。
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【トミー・ウンゲラー最後の絵本!】『やばっ!』
¥2,420
トミー・ウンゲラー/作 アーサー・ビナード/訳 48P 好学社 【僕ら人類はこの先どうなって行くのだろう?】 「ひとりぼっちだ。せかいに のこっているのは たぶん、ぼくだけ。」 アオムシもいない、チョウチョウもトリも飛ばなくなって、草が枯れて木も枯れた。 「ひとびとは、にげて・・・・・・ 月にいってしまった」 僕は街を歩くが、誰にも会わない。僕の影だけが一緒。いきなり影が指差した「あっちへいけ!」 「やばっ!」 僕は影の指す方へ走る。そして、また影が指示を出す「やばっ!」建物が倒れかけている。 生き物がいると思ったら、触角を震わした生物。流されてしまった妻に手紙を渡して欲しいと、手紙を受け取る僕。テクテクと歩いていたら海が押し寄せてきて大洪水。 「やばっ!」 僕は樽の中にとびん混んで海へ。やがて黒い島に流れ着いたらお母さんと子どもの生き物がいた。そして手紙をわたす。子どものポーを託されて、また先に進む。 「やばっ!」 どんどんと迷宮入りしていく僕と影とポー。その先に待っているもの果たしてなんだろうか? ピンクや緑や青のパステルカラーが多用されながらも、それら色は明るくなく沈んだ色合いで、全体を通して機械的に冷血感が漂うように描かれた絵。 2019年に描かれた遺作となった絵本。今までのトミー・ウンゲラーの作品とは一線を画すこの絵本をどう読み解くのか?かなり深く重いメッセージが込められている気がします。 【丈太郎のひとりごと】 僕が世界で一番好きな絵本『すてきな三にんぐみ』(偕成社)の作者トミー・アンゲラー(『すてきな三にんぐみ』ではアンゲラーと表記されていますが、他の作品はウンゲラー)の最後の作品が出るということで、とても期待して待っていました。 トミー・ウンゲラーは時代やテーマにより絵の描き方や文章も様々でしたが、どこか人肌の温かさと現代社会に対するアンチテーゼみたいなものをストレートに表現するのではなく、うまくストーリーの中に織り込んで、読者(子ども)に「こっちにおいで!」と話かけているようなイメージを持っていました。 しかし、今作を初めて読んだ時、どこか突き放された感と言うか、冷酷さを感じ「本当にトミー・ウンゲラーが描いたのか?」と疑いを持ち何度も読み返しました。何度か読み返しているうちに「これはトミー・ウンゲラーの絵本だ!」と、ようやく確信しました。 この絵本は現代社会の闇を暗示しています。絵にも愛嬌はなくユーモア性を排除し、とことん現実と未来と向き合って描かれている絵本です。しかし、そこはやはりトミー・ウンゲラー。かすかな希望を灯してくれてもいます。 このような絵本を私たちがどう読むべきなのか?子どもにはこの内容がわかるのか?正直、僕は悩みます。 今のところ、大人向けじゃないかな?と思います。トミー・ウンゲラー信仰者としては、扱いに慎重にならざる得ない絵本です。 ただ、ひとつ言えるとするならば、やはりトミー・ウンゲラーと言う作家は、しっかりとした信念を最後まで貫いたと言うことです。
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【名古屋のカルチャーを知り尽くした伝説の書店員】『故 古田一晴を偲ぶ 黒いエプロン』
¥500
野口あや子/作 【古田一晴への愛と感謝と思い出に溢れたZINE】 古田一晴さんとも親交の深かった名古屋在住の歌人、野口あや子さんが挽歌を詠んだ追悼ZINEです。「古田愛」に溢れた37首とエッセイ2編が収録されています。 ちくさ正文館で長年に渡り、様々な人々がジャンルレスで人文書からサブカルチャーまで精通する異様な空間「古田ゾーン」にお世話になった方も多いと思います。 古田一晴さんと交流がなかった方でも、このZINEを開けば「古田一晴」と言う最期まで「書店員」に徹した姿を垣間見ることが出来ることでしょう。 【丈太郎のひとりごと】 以前のメルヘンハウスの店舗から徒歩3分のところに「ちくさ正文館」がありました。 2014年にメルヘンハウスに入社し、ある日「ちくさ正文館」の名物店長の古田さんに挨拶に行きました。その際に「メルヘンハウスのショップカードを持って来い」と言われました。 「ウチ(ちくさ正文館)は児童書が少ないから、いつもアンタの店を紹介していて面倒なんだ。ショップカードを置いとけば渡すだけだからな!」 系統は違えど同じ「書店」で他の書店のショップカードを置くという寛容さに驚きました。 それから休憩時間に「ちくさ正文館」によく行くようになり、様々なアートカルチャーシーンに精通している古田さんに好きなバンド(マニアック過ぎて誰も知らないであろう)の話をしたら、そのバンドのことで大盛り上がして、それがキッカケで親しくさせて頂きました。 「ちくさ正文館」の「古田ゾーン」と呼ばれるゴチャゴチャしたスペースは人文学、哲学の本やカルチャー、しかもサブカルチャーに強く大好きな場所でした。 僕が吉本隆明(吉本ばななの父)に興味を持ち、どの本から読めばわからず古田さんに相談したら「まずこれからだ!」とすぐに出してくれました。 しかし、その本は僕にとってあまりにも難しく、何度読み返してもわからないことだらけ。その話をしたら「分からないから良いだよ!分からないから何度も読んでわかろうするだろ?今の本は分かりやす過ぎるんだよ!」と古田さんは言いました。 その言葉に衝撃を受け、絵本でもナンセンス絵本などはよく分からないとお客様から言われるけど、そう言うことか!と思い、古田さんの「分からないから良いんだよ!」とフレーズをメルヘンハウスでもよく利用させて頂きました。 そして「ちくさ正文館」も昨年閉店し「古田さん、これからどうするんだろうか?」とずっと思っていたところ、古田さんの訃報舞い込んできました。お通夜に行くと顔見知りの人に多く出会いました。色々とイジられたりもしながらも、いつも「本」と向き合い素晴らしい目利きでした。書店員の先輩として尊敬し憧れの人でした。 そんな古田さんがいないのが残念でなりませんが、こうやって「本」としてカタチに残ることを嬉しく思います。
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『バナナじけん』
¥1,540
高畠 那生/作 32P BL出版 【ラッキー→トラブル→?=ループ】 車の後ろに繋がっているカートにバナナが大量に載っています。 「あっ バナナが ひとつ おちましたよ。」 そこへ猿がやってきてバナナを食べて皮を道路にポイッ!そこにうさぎが走ってきましたが、バナナの皮には気づかず滑ってしまいました。しばらくしてワニがのそのそとやってきてバナナの皮を見つけて背中の上にのせました。 そして、また車からバナナが落ちました。そこへ猿がやってきて、、、。 「どうすると おもう?」→「どうなると おもう?」→「どうなると おもう?」と、しばらく続くループ状態。一方では減って、その一方では増えて、その間で痛い目に遭って、何事もなかったようにのそのそと。 一本道で起こる、それぞれの立場のそれぞれの状況の違い、しかし、最後は一緒。さあ、何が一緒なんでしょう? コミカルで躍動感に溢れたループするストーリーをユーモアのある絵で見事に描いています。 【丈太郎のひとりごと】 僕が那生くんの絵本でまず最初に頭に浮かぶのは、この『バナナじけん』です。皆さんの中にも「高畠那生と言えば『バナナじけん』!」と思う方も多いことでしょう。 この絵本は那生くんの代表作と言っても過言でありません!発刊されたのは2012年!もう13年前の絵本なんですね。そして、この絵本が今も子どもたちは勿論のこと、大人からの評判もすこぶる良いのです。 那生くんの描く絵本の特徴として「ループ(繰り返す)」しているものが多いですが、それはこの絵本から始まっているように思います。 タイトルのインパクト、ストーリー、絵、どれもがコミカルでユニークかつシュール! これぞ「高畠那生ワールド」なんです! えっ?那生くんの他の絵本は読んだことはあるけど、この絵本は知らない?それこそが事件です!一刻も早く手に入れてください!