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★読書の秋★【10月スタート!】赤ちゃんブッククラブ(絵本の定期購読セット)
¥2,200
SOLD OUT
0〜1才の赤ちゃんを対象とした絵本の定期購読です。「子どもたちに良い本を!」と言うメルヘンハウスの基本理念のもと、新旧織り交ぜた赤ちゃんに良い絵本を毎月お届けします。 定番だけでは物足りない方にオススメです! 毎月2冊の絵本を定額制にしてお送りし、絵本代の差額(※)は会員特典として「メルヘンハウスオンラインクラブ」(500円)をサービス! メルヘンハウスが35年間に渡り培ってきた定期購読サービス「ブッククラブ」の良さはそのままに、今の世代にフィットした新たな「赤ちゃんブッククラブ」をお楽しみください。 ※毎月2冊の絵本の合計額は、約1900円〜2200円弱となります。
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★読書の秋★【10月スタート!】1〜2才ブッククラブ(絵本の定期購読セット)
¥2,700
SOLD OUT
1〜2才を対象とした絵本の定期購読です。「子どもたちに良い本を!」と言うメルヘンハウスの基本理念のもと、新旧織り交ぜた良い絵本を毎月お届けします。 定番だけでは物足りない方にオススメです! 毎月2冊の絵本を定額制にしてお送りし、絵本代の差額(※)は会員特典として「メルヘンハウスオンラインクラブ」(500円)をサービス! メルヘンハウスが35年間に渡り培ってきた定期購読サービス「ブッククラブ」の良さはそのままに、今の世代にフィットした新たな「ブッククラブ」をお楽しみください。 ※毎月2冊の絵本の合計額は、約2400円〜2700円弱となります。
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★読書の秋★【10月スタート!】2〜3才ブッククラブ(絵本の定期購読セット)
¥3,000
SOLD OUT
3才を対象とした絵本の定期購読です。「子どもたちに良い本を!」と言うメルヘンハウスの基本理念のもと、新旧織り交ぜた良い絵本を毎月お届けします。 定番だけでは物足りない方にオススメです! 毎月2冊の絵本を定額制にしてお送りし、絵本代の差額(※)は会員特典として「メルヘンハウスオンラインクラブ」(500円)をサービス! メルヘンハウスが35年間に渡り培ってきた定期購読サービス「ブッククラブ」の良さはそのままに、今の世代にフィットした新たな「ブッククラブ」をお楽しみください。 ※毎月2冊の絵本の合計額は、約2600円〜3000円弱となります。
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★読書の秋★【10月スタート!】4〜5才ブッククラブ(絵本の定期購読セット)
¥1,700
SOLD OUT
【ご要望の多かった4〜5才コースのブッククラブ開始です!】 4〜5才を対象とした絵本の定期購読です。「子どもたちに良い本を!」と言うメルヘンハウスの基本理念のもと、新旧織り交ぜた良い絵本を毎月お届けします。 定番だけでは物足りない方にオススメです! 毎月1冊の絵本を定額制にしてお送りし、絵本代の差額(※)は会員特典として「メルヘンハウスオンラインクラブ」(500円)をサービス! メルヘンハウスが35年間に渡り培ってきた定期購読サービス「ブッククラブ」の良さはそのままに、今の世代にフィットした新たな「ブッククラブ」をお楽しみください。 ※毎月2冊の絵本の合計額は、約1320円〜1700円弱となります。
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【出産ギフト・ファーストブックに最適!】はじめまして!赤ちゃん絵本3点セット
¥3,300
『わんわん わんわん 』(理論社) 『まねっこ おやこ』(ブロンズ新社) 『まる さんかく ぞう』(ぶんけい) メルヘンハウスがセレクトした、赤ちゃん絵本3点セットです。 赤ちゃん絵本は有名な絵本が多く、出産祝いなどで被ってしまうことも多々あります。 しかし、この3冊の絵本は「知られていないけれども、良い絵本」として、赤ちゃんと一緒に大人も楽しめる絵本をセレクトをしました。3冊とも個性豊かで方向性も違うため、あらゆる面で楽しめます。
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メルヘンハウス オンラインクラブ
¥500
メルヘンハウスでのお客様とのやり取りや講演会など、三輪丈太郎の日々の生態が丸わかりの「丈太郎日記」を中心にメンバー限定の特別なコンテンツです。
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【たけがみたえ原画展開催記念!希望の宛名入りサイン本】『おらは おおきな オランウータン』
¥1,650
予約商品
たけがみたえ/作 久世濃子/監修 32P あかね書房 【オラウータンが自己紹介する絵本!】 食べる、寝る、トイレは、ぜんぶ高い木の上でするオランウータン。 森でいちばん強いと思えるようになったオスは、ほっぺたがでっぱって無敵になる。メスにモテモテになるのはいいけれど、ライバルと出会ったら大変なことになる。 そんなときは、長いおたけびでおっぱらう。群れずにくらしているけれど、食べものが少ない森では大切なこと。 でも、特別なときもあって…。動物が自己紹介するようにくらしをお話しするシリーズ第2弾! (出版社の紹介文から引用) 【丈太郎のひとりごと】 なんとも愛らしいオラウータン。メルヘンハウスから二駅隣の「東山動植物園」へ息子と出かける際は、象とイメケンゴリラとして有名な「シャバーニ」とオラウータンなど「ヒト科」の動物たちを見るのは欠かせません。 今作では、客観的な視点ではなく、オラウータン自身が自分のことを語るようにお話が進んでいくため、いつの間にかオラウータンと会話しているかのような感覚で読み進めることが出来るのが、とても面白い! たけがみたえさんには珍しく木版画だけではなく、絵の具で描かれた絵の上に版画を乗せて制作されており表現に対する拘りを感じます。 またページ全体を絵で埋められているページと、着色せず白い箇所が随時に散りばめられているページから、お話の構成の緩急を付ける大きなアクセントとなっています。 しかしながら、やはり自然風景や生き物の写実は「たけがみたえスタイル」が健在で、ジャングルの木々の緑やそこに咲く色鮮やかな花々はとても素敵です! そして最後のページには、ナント!オラウータンから私たちにメッセージが! 僕はそのメッセージに対して「もちろんだよ!」と答えました!皆さんもきっとそうだろうと思います!
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【たけがみたえ原画展開催記念!希望の宛名入りサイン本】『色とりどりの鳥 オーストラリア アボリジナルのおはなし』
¥2,750
予約商品
ほそえ さちよ/再話 たけがみたえ/絵 32P 玉川大学出版部 【昔、鳥たちはみんな真っ黒だった!】 オーストラリアのアボリジナルに伝わる話。昔々、鳥の羽は真っ黒だったが鳩の傷口から出た液が鳥たちにかかりカラフルになった。 (出版社の紹介文より引用) 【丈太郎のひとりごと】 オーストラリアで「アボリジナル」と聞くと、僕はすぐにそれは「アボリジニ」の発音の違いかな?と思いました。と言うのは、僕が若き頃2000年代初頭に「ディジュリドゥ」と言う民族楽器が一部の人たちの間で流行りました。 色鮮やかに着色され模様が描かれた木の長い筒状で、吹けばふくよかな倍音の低音が出る楽器が「アボリジニ」と言う先住民族のものであるらしぞと聞いたのです。 しかし、調べてみると一般的には「アボリジニ」という呼び名は一部の先住民を指すもので、現在は「アボリジナル」「アボリジナル・ピープル」といった表現であり、「アボリジニ」は差別的な名称であることを知りました。 今作はそんな「アボリジナル」に伝わる昔話を再話し、たけがみたえさんが絵を担当されています。ストーリーについては大雑把ではあるが出版社の紹介文の通りですが、何故カラスが今もなお真っ黒であるのかは読めば「なるほどねぇ」と納得することでしょう。 そして、たけがみたえさん描く絵にストーリーを託したのか?昔話にしては長ったらしい文章ではなく、かなりシンプルにまとめられているのも特徴です。 その分だけ補うようにして、最後に解説が書かれていますが、先住民というのは「アボリジナル」だけに限らず「インディアン」、「アイヌ民族」、「琉球民族」にしろ、それぞれの独自の生活の知恵が、このような昔話や唱などにより口伝されていたりして興味深いものが多いのですが、どの先住民も植民地化されたことにより迫害され、独自の文化も薄れていき消滅する危機があるのが共通点としてあります。 しかし、それらは今作に限らず他の先住民のお話が絵本として発刊されているものも多々あります。絵本という媒体は、そのような昔話などの継承に適したツールかも知れないと僕は思います。 そして、今作にて驚くべきところは、たけがみたえさんと言えば「木版画にて絵を制作する」イメージでしたが、今作は木版画ではなく絵の具で描かれています。しかしながら、技法は違えどたけがみさんでしか描けない、自然の風景や生き物たちは健在です! 今作は、木版画ではない「レアケース」の、たけがみたえさんが描く絵を楽しめる貴重な作品だと思います! たけがみファンには是非とも実際に手にして欲しい作品です!
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【たけがみたえ原画展開催記念!希望の宛名入りサイン本】『いてもたっても』
¥1,760
予約商品
たけがみたえ/作 40P 小学館 【生き物たちの命の輝きが力をくれる絵本】 動物や昆虫など生き物の命の輝きを力強く描く木版画家・たけがみたえの創作絵本。 すがすがしく晴れた朝。窓辺のこけしの元に、さまざまな生き物がやってきます。 みんな「いてもたってもいられない」様子で、生き生きと命を謳歌しています。 それを見ていた窓辺のこけしは、ふと、自分の中の「いてもたってもいられない」気持ちに気づきます。自分の内側から湧き起こるわくわく、うずうずする気持ちがはっきりと分かったそのとき、こけしにあっと驚くことが起こります。 読後は、心になんだか力が宿り、新しい一歩を踏みだしたくなるような一冊です。 (出版社の紹介文から引用) 【丈太郎のひとりごと】 たけがみたえさんの創作される作品は、自然界での生き物たちの躍動感溢れる生命の息吹きを木版画にて大胆かつ繊細に表現しているイメージがあります。 しかし、今作では主役は「こけし」です。しかも家の窓辺にいるため、家もしっかりと描かれて(彫られて)います。まずはそんなことに驚きながらもページを開いてくと、いつものたけがみたえさんの見覚えのある生き物たちが描かれていて安心しました。 「こけし」のもとにやってくる生き物たちは、気持ちの良い朝だったり、花の良い香りだったり、葉っぱを食べることことだったり「いてもたってもいられない」嬉しさや喜びを身体全身で表現しています。 ところが「こけし」には、そんな生き物たちの気持ちがわかりません。何故なら「こけし」は動けないからです。しかし、本当に動けないから「いてもたってもいられない」気持ちが分からないのでしょうか? 人間も含めて「いてもたってもいられない」気持ちってなんでしょう?そこには感情があります。嬉しさや喜びだけではなく、喜怒哀楽の気持ちを持った生き物であれば必ず持ちうるものです。 僕は「いてもたってもいられない」気持ちが我慢出来なくなった時は、自分が思っても見なかった大胆な行動や言動が自然に表現されることがあります。それは全ての生き物が持つ究極な本能であり止めることはできません。 このラストには純粋に感動を覚えました!そして僕は、いてもたってもいられなくなったのです! 僕は今、この絵本を皆さんに届けたくて「いてもたってもいられない」気持ちが爆発しそうです!
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【たけがみたえ原画展開催記念!希望の宛名入りサイン本】『わたしは かわいい マヌルネコ』
¥1,540
予約商品
たけがみたえ/作 32P あかね書房 【ちょっとマヌケな、でも愛らしいユーモアなネコはどうやって生きてるの?】 世界でいちばん古いネコは、夕ぐれと朝がすき。体を動かすのは苦手だけれど、得意のさいみん術で狩りをする。 天敵のワシがあらわれたら気配を消すことだってできる……。まんまるモフモフすがたで人気のマヌルネコが、ほっこり楽しい野生のくらしを教えてくれる。 かわいいだけでなく強かさ、たくましさをのぞかせる姿が楽しい。絵本作家のたけがみたえさんが、あざやかな版画で元気いっぱいに描かれた絵本の動物園だッ! (出版社の紹介文より引用) 【丈太郎のひとりごと】 お話を読んでいて「マヌルネコ」というのは存在しない架空のネコだと思っていたのですが、調べてみたら実在を知りビックリしました。 何故、中々聞いたことがないネコの名前なのか?それは野生動物であり日本では「準絶滅危惧種」でもあるようです。 また、もふもふした体毛やずんぐりした体形、丸い瞳孔、カクカクとした動きなど、一見すると愛らしいポイントが多い一方、鋭い眼光や威嚇する際の表情が野性的なのが魅力的のようです。 今作の中では催眠術を失敗したり、忍法で岩になったり、見つからないように岩陰に隠れてドキドキしたり、強いのか弱いのか賢いのかマヌケなのか?その特徴を中々把握出来ない謎多きネコとして木版画で描かれています。 とてもシンプルな画面構成と色遣いで、読者がマヌルネコ世界観に入っていく「余白」がたっぷりあるため軽快にページを進めて楽しむことが出来ます。時に自然の風景が見開きに広がり、時には生き物が見開きに入りきれないぐらい大きく描かれていたりと緩急のリズムも楽しい絵本です。 良い意味でスカスカな感じが、僕はとっても気に入っています。これぐらいシンプルな感じの絵本って最近なかなか出合うことがないので嬉しい限りです! 「サーッ」と流れていくように読んでいるつもりでも、たまに妙に気になったりと、マヌルネコだけあって不思議な感覚の絵本です。
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【たけがみたえ原画展開催記念!希望の宛名入りサイン本】『みたらみられた』
¥1,650
予約商品
たけがみ たえ /作 36P アリス館 【迫力の抑揚がダイナミックで乳児さんでも楽しめる!】 野で、山で、いつもの散歩道でふと目があった生きものたち。目があうとハッとして、ドキッとする。心躍る瞬間を木版画で描いた絵本。 (出版社の紹介文から引用) 【丈太郎のひとりごと】 僕がたけがみたえさんの存在を知ったのはこの絵本でした。編集者であり「月とコンパス」いう名の出版社もされている西山雅子さんから「すごい絵本が出来たのよ!」と見せて頂いたのが最初でした。 タイトル通りのストレートな内容。遠目に生き物たちを「みたら」ページをめくると「みられた」とページ全体にド迫力のアップが描かれています。 本当にこの繰り返しだけなのですが、遠目の可愛らしさとアップの迫ってくるようなダイナミクスの差が激しく、ミステリードラマで見てはいけないものを見たような、ちょっとした「ゾッ」と身震いするような感覚もあり、これがクセになる楽しさなんです! 良い意味でザックリと木版画ならではの躍動感が、小細工なしの一発勝負というような作家の気迫を感じます。色遣いも勿論色々と工夫はされているのですが「これでどうだ!」みたいな潔さがあります。 と、いかにも意図も容易く完成した作品かと思いきや、編集した西山さん曰く「かなり難産だった」とのこと。そうやって制作をするということは読者の知らないところで作家が一生懸命描いて(彫って)いるのです。 乳児さんから大人まで、幅広く楽しめる絵本であることは間違い無いのですが、きっと乳幼児さんたちに読んだら「みられた」とページをめくると「キャーキャー」と声が出ることでしょう。 あー、こうして書いているうちに子どもたちを集めて読んでみたくなってしまいました!子どもたちよ、早くメルヘンハウスにおいで!
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【たけがみたえ原画展開催記念!希望の宛名入りサイン本】★「生きてる喜び」を全身で感じる★『どきどきしてる』
¥1,870
予約商品
たけがみたえ /作 32P 偕成社 【いろんな生き物の、いろんな「どきどき」が絵本に宿っている!】 にわとりは朝一番の大きな声を出して「どきどき」しています。さなぎはもう少しで蝶になりそうで「どきどき」しています。犬は一生懸命走って「どきどき」しています。 生き物だけではありません。山はお日様が暖かくて、さくらは強い風が吹いて「どきどき」しています。 みんな、この瞬間を「どきどき」しているのです。 版画で描かれた様々な「どきどき」は、ダイナミックさと繊細さが上手く融合し、色鮮やかに「生きる喜び」を、この絵本に彫り込んでいます。 【丈太郎のひとりごと】 たけがみたえさんは、2021年に発刊された『みたらみられた』(アリス館)で知り、そのダイナミックさに心を奪われました。 そして、今作はそのダイナミックさに繊細さも加わり、彩りも鮮やかでページをめくればめくるほど本当に「どきどき」して最終的に「生きてて良かった!」と心から思える力強くも優しさに満ちた大傑作です! なんて言えば良いのか?この絵本を読むと立ち止まっていることが出来ません。こうやって、独り言を書いているのも本当は早く動きたくてウズウズしながら書いているのです。 人や生き物だけではないのです。この世に存在するもの全てが、この一瞬を生きているのです。その一瞬が明日や来週や来月、そして未来へと続いていくのです。 この絵本は「1人でも多くの人に届けたい!」と思います。3歳ぐらいの子どもから大人まで全ての人に。そして「この世に存在する全てのものに感謝して生きていこう」と、ものすごくポジティブな心を持たせてくれます。 この絵本に出合えて良かった! もっと気の利いた言葉があるからも知れませんが、今はシンプルにそう思うのです!
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【メルヘンハウスで大人気!】『わくせいキャベジ動物図鑑』
¥1,650
tupera tupera/作 40P アリス館 【こんな惑星ってあった?そうなんです!実はあるのです!】 地球から831光年離れた銀河の片隅に”キャベジ”という小さな惑星があります。黄緑色に輝く瑞々しい惑星には不思議な動物が沢山住んでいます。 そんな私たちが知らない惑星に住んでいる動物たちをこの「図鑑」では紹介されています。 例えば、「トマトン」という動物は、はち切れそうな体と髭のような鼻が特徴で「ケチャップー」と鳴きます。しかもミニトマトンとという小さな種類もいるようです。 「スイカメ」は緑と黒の縞模様の甲羅があり、海辺に住んでいます。プププと種のようなフンを出します。 このように28種類もの不思議な動物が、「何科」に属し、「分布」、「体長」、「体重」が、詳細に記載されています。 【丈太郎のひとりごと】 2016年に発刊された「図鑑」であり、今作がなければ『超チョウ図鑑』(アリス館)https://shop.meruhenhouse.com/items/120967795 も発刊されていないかも知れません。 どの動物も僕らが知っている動物と野菜を合体させたような形や特徴を持っています。そして、”キャベジ”という小さな惑星が存在することも、今作で初めて知りました!まだまだ僕らが知らないことって沢山あるのですね! tupera tuperaが本気で創った今作は、抜群なユーモアセンスが効いていながらも、しっかりとした「図鑑」として成立しています。 彼らの作品は赤ちゃんから大人まで楽しめるものが多いですが、メルヘンハウスでは今作は特に小学生以上の子どもたちに大人気です。 たまに今作を読んでいる子どもが「トマトンって豚とトマトが一緒になってる!」と言うことがありますが、僕は「トマトンはトマトン!」と注意をします。 大人は「野菜嫌いな我が子にぴったりな絵本!」と言いますが、「動物ですから決して野菜ではありません!」と厳しく注意します。 残念なことにtupera tuperaのことを知っていても、今作の存在を知らないお客様が多いのが事実です。 今作には今現在わかっている動物たちは28種類ですが、まだまだ沢山いることでしょう!29種類目、30種類目〜と新種を発見するのは、ズバリ!この「図鑑」を開いているアナタたちです!
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【あらゆる作品形態を生み出すtupera tuperaの中でも丈太郎的に好きなジャンル!】『超チョウ図鑑』
¥2,200
tupera tupera/作 44P アリス館 【えっ!こんなチョウいたっけ?84種の新発見!】 この世界には約2万種ものチョウが生息しているそうです。その美しさに人々は古来より魅了されてきました。 しかし近年、これまでの常識を覆すチョウが発見されて、大きな話題となっているようです。 そう、それこそがチョウを超えたチョウ、”超チョウ”なのです。この図鑑では今現在発見されている84種の”超チョウ”の生態などが詳細に描かれています。 ヒャクメンチョウ科、ゼッコウチョウ科、ホウチョウ科など色んな種類に分類されています。 まだ謎多き未知なる”超チョウ”を観ていきましょう! 【丈太郎のひとりごと】 tupera tuperaといえば『パンダ銭湯』(絵本館)などがまず思い浮かぶ方が多いと思います。多作であり、作品の描き方も多種多様で新作が出る度に、その斬新さに驚かされます。 今作は『わくせいキャベジ動物図鑑』(アリス館)の流れを組む、あり得ない、存在し得ないことを、あたかも本当に存在するかのように詳しい解説付きで紹介されています。 その真剣度合いが半端ではないtupera tuperaの本気度とユーモアが良いバランスで融合して子どもたちは勿論のこと、大人も楽しめるようになっています。 しかも現在のところ”超チョウ”は84種発見されていますが、まだいるかも知れません! ナント!tupera tuperaが、あらゆる「超チョウのあらたな生態」や「新種の超チョウ」を発見したら教えて欲しいとと言っているのです!そうなんです!この絵本を開いている皆が実は「超チョウ調査員」として協力して欲しいと言う訳なのです! 発見したら、同封されている用紙に描いてみましょう!tupera tuperaが皆さんからの報告を待っているみたいです。しかも、2026年9月30日まで!1年間も待ってくれるみたいです。 もうこうなったら、新種を色々と発見して85種目を目指しましょう! tupera tuperaさえ、まだ発見していない”超チョウ”を発見するのはアナタです!
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★4〜5才から小学高学年ぐらいまでの「読み語り」で掴みはOK★【オナラなんて恥ずかしくないよ!だって、、、】『オナラパワーだいはっけん』
¥1,980
パク・ビョンジュ/作 イ・ギョングク/絵 イ・ソラ/訳 40P アノニマ・スタジオ 【みんなは しらないんだ オナラで いろんなことが できるってことを!】 「だれか オナラした?」 みんなが ぼくを みている・・・ 恥ずかしくても涙が出るのを我慢出来ても、なんでオナラは我慢出来ないのでしょう?食事中にオナラしたら?エレベーターでオナラしたら?みんなに迷惑をかけてしまいます。 しかし、オナラは色んなことが出来るのです。 オナラの力で速く走れる!オナラの楽しいリズムでダンスも踊れる!オナラの匂いで蚊をやっつけられる!etc...。 思いっきり明るくカラフルでポップに絵が描かれていることにより、オナラをネガティブに捉えるのではなく、むしろポジティブに、そして人間の摂理として受け止めることが出来ます。 【丈太郎のひとりごと】 こんなに「オナラ」という言葉を書くことは、これから先もにことでしょう。オナラで思い出すのは、小学生の時に教室でオナラの匂いがすると、誰よりも早く「クセっ!誰かオナラした!と鼻を摘みながら必ず言う男子がいました。 しかし、クラスメイトはみんな知っているのです。オナラをした犯人はその男子だってことを。なので、みんなはそんなことに慣れてしまって誰も何も言いませんでした。 おそらくその男子にとってはオナラは、とても恥じるべき行為で「自分ではない!」という嘘でも潔白を示したかったのでしょう。今思い出しても可笑しくて笑ってしまいます。 そう、オナラが出るのは仕方ないことです。相田みつを的な言い方をすれば「だって人間だもの」 今作はオナラの色がとにかくカラフル!そうポジティブな気分にどんどんなっていくのです!オナラのリズムでダンスを踊るページなんかは最高!そして、オナラがスピリチュアルな世界の果てまで連れて行ってくれます。 最近の韓国人作家さんの作品は、とても良い作品がたくさん出ていますね!韓流ドラマから日本で「韓流ブーム」が始まり、今ではK -POPなどのアイドルグループが日本で大ブレイクし、東京の大久保辺りは「ここは韓国か!」と言わんばかりの立派なコリアンタウンにまで成長しています。 しかし忘れてはいけないのは、日本で一番最初に韓国人アーティストを広めたのは、「ポンチャック・テクノ」の第一人者のイ・パクサを、自分たちの武道館公演の前座として起用し、コラボレーションアルバムまでリリースした電気グルーヴであり、現在の「韓流ブームの源」として、その功績はもっと評価されてもおかしくないと思います。 おそらくこれからもアジア圏の素晴らしいアーティストたちが、どんどん誕生してくることでしょう!現に今も台湾やタイなどのアートシーンなども注目されています。 話が逸れましたが、これだけ「オナラ」って書くと、もう恥ずかしくはないですよ!これを書いてる時も何回かオナラしましたし、オナラがポップな言葉の響きに聞こえてきました。 さぁ、みなさんも我慢せずにオナラパワーを炸裂させてください!ただし、最低限のエチケットは守りましょうね!
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【前作を超える面白さ!】★シリーズ第二弾★『おでかけだ! あかちゃんレスキュー』
¥1,650
中垣 ゆたか/作 32P ほるぷ出版 【今回はナント!特殊部隊までが登場!】 ファン ファン ファン ファン! ほんぶにサイレンがなりひびきました。 いそいでしゅつどうです。 ベビーカーでおでかけのあかちゃんに、きんきゅうじたいはっせい!? あかちゃんレスキューのでばんです! −−赤ちゃんのいるところに、赤ちゃんレスキューあり。どんなことにも対処する、小さいけれど頼もしいレスキューたちが大活躍! ユーモアたっぷりのすみずみまで楽しい絵本。 (出版社の紹介文から引用) 【丈太郎のひとりごと】 シリーズ第一弾となる前作『しゅつどう! あかちゃんレスキュー』(ほるぷ出版)も面白かったですが、今作はダイナミックな迫力で前作を上回るダイナミックさで、より面白くて楽しい絵本となりました。 中垣ゆたかさんと言えば、画面ギッシリに細部に至るまで緻密に描かれて絵が特徴的であり「持ち味」でもありますが、今回はその「持ち味」も活かしながら登場人物が大きく描かれているため、その振り幅が絶妙なバランスでとても見やすいメリハリの効いた絵となっています。 また、敢えて着色してない白い箇所が良いアクセントとなり、今までの作者の画風に新しい風を吹かせています。 そのためハラハラドキドキのジェットコースターに乗っているような感覚で「次はどうなるんだろう?」とワクワクしながらページをめくる楽しみがあります。 しかも、今作では前作では登場しなかった特殊機動部隊「A・R・T・K」(何の略かは読んでからのお楽しみ!)が最新型の車両で登場! 最後までノンストップで駆け抜けるスピード感溢れる今作。これを読むと次が読みたくなる! つまりは「あかちゃんレスキュー」シリーズを待望する声がたくさん出てきそうです。既に僕はシリーズの次作が出るのを楽しみにしています! 「中垣ゆたか、遂にブレイクか⁉︎」 ブレイク前に読んでおきましょう!後から「ブレイク前から知ってたけどね!」なんて自慢が出来るはず。
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【在庫僅少!】★日本の「アール・ブリュット」の原点がここに!★『しろいくに』
¥1,760
村田清司/絵 田島征三/文・構成 36P 偕成社 【障がいを持つ人が絵を描けば、それは全て「アール・ブリュット」という名の芸術となるのか?】 僕は、昨夜遠い国へ行った。そこは「しろいくに」で、丘も道も家も全てが「しろい」が「しろい壁」には所々色が塗ってあった。 しかし、まちに近づくと白く見えていたものが、実はたくさんの色で溢れかえっていた。家の窓辺で女の子が大声で歌っていた。その家の前は広場で大勢の人が集まってお祭りの真っ最中! 人々はそれぞれ着飾ったり、お面を被ったり、仮装したりしていたが、その広場の隅っこで1人の男の子と出会った。その子の喋る言葉は分からなかったけど、僕らはすぐに仲良しになり、笑ったり、ふざけ合ったりしながら、僕らはまちの外に出て畑や林の自然の中で遊んだ。 僕らはもっと遊んでいたかったが、その時僕らの目の前に恐ろしいものが現れた。そして、、、。 信楽青年寮に住むダウン症の村田清司さんが描いたユニークで斬新な絵の数々を、田島征三さんが構成し、ひとつのお話にした画期的な絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 あるお客様とレジでお会計の際に何気なく雑談していると、明日とある絵本作家の展覧会が地元でやっているので、それを観に行くとのこと。場所はその人の実家がある滋賀県とのこと。そこから滋賀の話になり、何故だか重い知能障がいをもつ人のための施設「止揚学園」や「信楽青年寮」の話になった。 そしたら、そのお客様の実家は「信楽青年寮」の近くで、しかも友人も働いていたことがあると言ったので僕は驚き、「信楽青年寮で生活している方が征三(田島征三)さんと一緒に絵本を数冊出していることを説明し「是非とも読んでみたい!」というので出版社に発注をかけました。 しかし、出版元の偕成社では「田島征三と村田清司の本」というシリーズで、3冊出版されていましたが、その中の1冊『もりへさがしに』は「重版未定」で入手不可とのこと。3冊とも1991年10月に同時期に発刊された絵本です。 しかし、出版社に頼み込んで会社や倉庫に1冊ぐらいないか?確認してもらい、見事に1冊だけ発見され、そのお客様のためにキープしています。 そして、今作ですが征三さんが書いた「あとがき」に村田清司さんとの出会い、そこから絵本を一緒に制作する過程までが詳細に記載してあります。征三さんが村田清司さんの描いた絵に魅了され、周囲の人々の協力もあり絵本にするにはかなりの壁もあったようです。 皆さんは「アール・ブリュット」という言葉をご存知ですか?フランス語の意味でフランス語で「生の芸術」を意味し、美術教育を受けていない人が、伝統や流行に影響されず、自身の内なる衝動のままに表現した芸術に使われる言葉です。 日本では最近「ヘラルボニー」という会社が障がいのある方の作品を商品化して、世界でも注目を浴びています。似たような言葉で「障がい者アート」、「アウトサイダーアート」などとも呼ばれることもありますが、ハッキリとした定義はありません。 そのため「障がい者が創作した芸術作品=アール・ブリュット」として、「ヘラルボニー」の成功を真似するような形で、残念ながら本質を見極めずに、「障がい」を売りにして「お情け頂戴」的なビジネス展開をしている団体なども増加してきていることも事実です。 健常者の創作した作品にも魅了されるものとしないものがあるように、障がい者だからと言って全ての方が人を魅了する作品を創作できるとは限りません。 今作は絵本作家に留まらず、80歳半ばを超えてもアートを生み出している征三さんが「障がいの有無」ではなく、単に素晴らしい絵に魅了され「世に出したい!」というところがスタートです。 まだ、重い知能障がいをもつ人たちが「ちえおくれ」と呼ばれていた時代で、そのような方々が描いた絵や美術作品などに誰も関心を持っていない、もちろん「アール・ブリュット」などと言う言葉が存在しない時に、征三さんが見出したものでした。 今作は村田清司さんが様々な種類のペンやクレヨンなどで、紙も様々なものに描かれた絵を征三さんが得意分野とする「絵本」という作品に仕上げたものです。 正直、最初にこの絵本を読むとしたら戸惑うでしょう。お話も絵も非現実的であり統一感もありません。まだ幼い子どもが描いたような絵に見えることでしょう。しかし、そこには「アール・ブリュット」の本来の意味でもある「加工されていない、ありのままの表現」がされているのです。 皆さんは幼い子どもが描いた絵に感動したことはありませんか?そんな感覚に近いものがあります。 何をして「アール・ブリュット」と言うのか?定義するのか?これからの課題ではあると思います。まずは今作を手に取った皆さんが、どのようなジャッジメントをするか?それは自由です。 僕の個人的な感想は、とても素敵な「2人のセイちゃん」が融合し、素晴らしいコラボレーション作品になっていると思います。 まずは繰り返し絵本を開いてください。そうすると不思議なことに自分の邪悪な面が炙り出されるような感覚になり、自らを恥じる想いをする方もいらっしゃるのでは?と思います。 何故なら僕がそう思ったからです!そう、絵本の中に飛び込んでいく楽しさを再認識した僕は、今とても清々しい気分なのです!なんだか気持ちが良いのです。
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【おかいものぶくろ(エコバッグ)の愉快な珍道中!】『おかいものぶくろのうーちゃん』
¥1,760
SOLD OUT
高畠 じゅん子/作 青山 友美/絵 32P BL出版 【うーちゃんの珍道中が楽しい!そして、うーちゃんは賢い!】 うーちゃんは「おかいものぶくろ」です。いつも、おかあさんと一緒にお買い物に出かけてスーパーでぎゅうぎゅうに色々なものを詰められますが平気です。うーちゃんは強いからです! ある日の夕方、うーちゃんがうたた寝していると、なんと!おかあさんがうーちゃんを忘れてお買い物に出かけていきました。 「あら たいへん!」と、うーちゃんは直ぐにおかあさんを追いかけました。 「おかあさーん、おかいものぶくろをおわすれですよー」と、道端でうーちゃんが言うと、お母さんではなく、誰かのおかあさんが拾いあげパン屋さんでお買い物をして知らない家へ。 そっと、うーちゃんが家から抜け出して道端に出て、おかあさんを探すのですが、今度は男の子の手に!ハプニング続きのうーちゃんは、このままおかあさんに会うことは出来ないのでしょうか? 輪郭がハッキリと登場人物や物などが大きく愛嬌のある表情で、色合いも優しく全体的に「のほほん」とした雰囲気で描かれているので、3才ぐらいの幼児さんから楽しめる内容となっています。 【丈太郎のひとりごと】 なんとなく「この2人(高畠 じゅん子と青山 友美さん)で絵本を作ったら面白そうだなぁ。」と思っていたら、ナント!実現されていました。 そして、その予感は的中!どんなママでも「わかる!わかる!」と頷いてしまう内容。おかいものぶくろと称してますが、エコバッグのことだと思います。ここ数年で一気にエコバッグは必需品になりましたよね! 僕もエコバッグとして薄手のトートバッグを使用しているのですが、たまにリュックに入れ忘れてスーパーで一番小さい3円のビニール袋を買わざる得ない時は、なんとなく敗北感を感じるのです。なんだろう、3円と言えども有料というところに敗北感を感じているのでしょうね。 文章も絵も出来るだけシンプルに描かれているところが、この絵本の特徴であると思います。とにかく最近の絵本は文章も絵も情報量が多くて子どもたちが、その世界観に入る隙間のない絵本が増えています。極端に言えば「教科書」みたいなものです。 しかし、今作のような「余白」のある絵本がしっかりと出版されることに安堵し可能性を感じます。 日常の生活の中での、うーちゃんのちょっとした冒険物語は、子どもたちの感情移入もし易く、結末に安心することでしょう! このコンビで今後も作品が創作されると、もっともっと楽しい作品が出てきそうな予感がしてワクワクします。 まずはこのコンビでの今作をお楽しみください!
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【大人気!重版中につき予約受付中】【PUNKから見える日本の現在!】★丈太郎的パンクエッセイ付き★『スペクテイター〈54号〉パンクの正体』
¥1,320
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エディトリアルデパートメント/作 160P 幻冬舎 【パンクロックの誕生の背景から現代に至るまで知ることにより、現在の日本の在り方が見えてくる!】 イギリスでは1970年代の中頃にパンクロックが流行しました。その背景には当時のイギリスが抱えていた社会問題が大きく関わっています。 その社会問題こそが今日本が抱えている問題点と共通点が多いのです。 原油価格の高騰、極端なインフレ、上昇する失業率など、今まさに日本で問題視されていることなのです。 パンクロックというと、見た目も激しく近寄りがたい若者たちが暴力的に反体制と歌っていると思われているかもしれません。そして、それは一時的な若者の流行であり外見のファッション的な現象だったと考察される専門家もいます。 しかし、その後、世界各地に「パンクロック」が広まり、日本の音楽シーンにもパンクロックバンドが多く誕生し、今も多くのパンクロックバンドが存在します。 それらのバンドはサウンドはパンクであり、歌詞のメッセージは当初の社会に対する不満などを訴えるものではないバンドも増加しましたが、未だ日本のパンクシーンの先駆者たちが「本物のパンク」を還暦を超えても掻き鳴らしているバンドも存在します。 そして、パンクロックは音楽のジャンルに留まらず「パンク的な思想」で行動をしている人なども「パンク」と指すことも出来ます。 例えば東北大震災後の反原発の集会や、沖縄の米軍基地建設への反対の座り込み運動なども「パンク」と言っても過言ではないでしょう。乱暴に言えば、その言動、行動が現在の社会に対しての反対的なものであり、何故反対なのか?ではどうすれば良いのか?自分なりに考えがあってのものであれば、それらは「パンク」と言えるでしょう。 この雑誌にはサウンド面だけのパンクではなく、このような多方面からのパンクの捉え方が漫画やインタビューなどにより形成されていることにより、パンクとは無縁だった方も現代社会を考えるひとつのヒントとして読むことができると思います。 【丈太郎のひとりごと】 「何故、児童書専門店がパンクを特集した本を紹介するのか?」と疑問に思った方は多くいることでしょう。そもそもメルヘンハウスが誕生したのは1973年、初代店主で私の父が「日本ではじめての子どもの本専門店」をオープンさせてのです。 それまでの一般書店でも児童書の扱いがあまりにも酷く1人の青年が「子どもの本屋がないなら自分が作ってうやろうじゃないか!」という熱量だけで、周囲の反対を押し切って行動に移したのです。 そう、つまりは私の父がメルヘンハウスをオープンさせたことが「パンク」そのものだったのです。しかもパンクロックが誕生した同時期に! そして、私は「パンクロック」に大きな影響を受けて今日まで生きています。絵本の中にも「パンク」を感じることが多々あります。それらを子どもたちをはじめ皆さんにお伝えしたいと思っています。 児童書とパンク。相反するようでかなり親密性がある児童書もたくさんあります。 是非とも多くの方に「雑誌」という形態から気軽に手に取って読んで欲しいと思います! なお、ご購入された方には「丈太郎的パンクエッセイ」を同封します!
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【今、若手作家でとても勢いのある作家の傑作!】『しんごうきピコリ』
¥1,430
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ザ・キャビンカンパニー/作 34P あかね書房 【しんごうきの色って3色だけ?】 信号が青に変わったら、車はどうするかな? とパトカーが信号機の色を見ながら話をします。 ところが、ピコリ! 信号機がとつぜんピンク色に変わりました。なんと車は、さかだちをしなければいけません。 信号機がどんどんめずらしい色に変わるたび、車たちにはいろんなことが起こります。ピコリは何色光るのでしょう? 信号機のルールのお話かと思いきや、ふしぎな信号機のピコリに、パトカーと車たちがふりまわされる楽しい絵本。 オリエンタルチックなオリジナティ溢れる独特な絵で、楽しく次のしんごうきの色はどうなるだろう?とページをワクワク感を見事に描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 ザ・キャビンカンパニーの2人とはデビュー当初からの付き合いで、前店舗ギャラリーで原画展をしたり、ワークショップをしたり、イベントのブッキング企画をしたりと親交があります。 その時に、まさかこんなビッグになるとは思いませんでしたが、未だにフレンドリーでたまにやり取りをしたりしています。彼らとの面白エピソードも沢山あり良き思い出です。 今作は、多作な彼らの作品の中でも代表作と言っても過言でないでしょう? 子どもたちの年齢にもよりますが、2才半〜3才ぐらいから楽しめる絵本です。この絵本が発刊されてからの勢いはとても凄かった覚えがあります。 今作は信号機の色が増えていくとどうなるか?と、子どもたちの想像力を掻き立てるユニークなナンセンス絵本となっています。 特に終盤の色鮮やかで見開きいっぱいに描かれた絵は「明日への希望」とも言えるでしょう! 決して信号機の色を子どもたちに教える「教科書」のようには扱って欲しくない、純粋に子どもたちが想像力を自由に使って色々と考える楽しさを優先してあげて欲しいです。 彼らがブレイクして、どんどんこの世に絵本を送り出している創作の泉が枯れないのは「天才」としか表現できません。 まずは入門編として今作をお手元に!
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【在庫僅少本!】★非売品『長新太さん没後20年哀悼フェア 小冊子』付き★『うみちゃんのまど』
¥1,320
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中川ひろたか /作 長新太/絵 32P 偕成社 【行くさきは、ひこうきとのしりとりで決まる!】 うみちゃんが1人で窓の外を見ていると、ひこうきが「ブーン」といって通り過ぎました。うみちゃんはひこうきに「おーい、ひこうき!」って言ったら、ひこうきがいきなり、 「なんのようか ここのか とおか」 と言って窓から入ってきました。うみちゃんは変なひこうきと思いながらも乗せてもらうことになりました。ひこうきから見る世界は素晴らしい世界です。海岸線、山々、もこもこの雲、初めて見る景色にうみちゃんもびっくりです。 しかし、行き先はどこでしょう?ひこうきはうみちゃんに尋ねると「しりとり」で決めることになりました。 うみちゃんが「ひこうき」と言うと、ひこうきは「きいろ」と答え、行き先は「きいろのくに」に決まり辿り着いてみると、人も犬も木も道も車もポストも信号も全部「きいろ」の国でした。 さて、しりとりは続き「きいろ」の次にうみちゃんは「ろくでもないくに」と答えました。そうすると、計れないはかり、座れない椅子、蓋の開かないオレンジジュース、被れない帽子、そして、人も動物も変なばかりです。 こうして飽きっぽいうみちゃんはひこうきに乗って、様々なおかしな次なる場所へ向かうのでした。 ショッキングピンクや派手なオレンジやちょっと変わった緑など「これぞ!長新太色!」と言う色がふんだんに使用された絵は、意外にも風景や物などがしっかりとした構図と輪郭があり、お話も起承転結がしっかりしており、しっかりとお話に沿った形で描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 6月ぐらいから始まった「絵本作家・長新太さん没後20年哀悼フェア」ですが、在庫僅少本がどんどん旅立っていくなかで、奇跡的に数作品だけ残っている「在庫僅少本」のうちの1冊です。 このフェアをやってみて、長新太さんの色々な絵本を読むと、ちょっとした特徴が浮かび上がってきました。 それは「長新太が作絵の絵本は炸裂具合がものすごいが、他の作家の書いたお話に絵を描くときは、長新太節はあるものの「ちょっと控えめ」だってことです。 やはり、これはお話の作者への気遣いなんでしょうか?お話を書いた作家は、おそらく皆「長新太節全開!」を期待してのオファーだと思うのですが、何故かしっかりとお話を壊さないように「ほどほどに」描かれているケースが多く見られました。 今作も、中川ひろたかさんのお話自体が既に炸裂しているにも関わらず、しっかりとお話に沿って描かれています。 長新太ファンとしては「もっとやれー!」と思うのですが、このようなお話を書いた作家をしっかりと立てて、自分なりの表現をしている長新太さんは、やはりとても優しい人なんだと思います。 とは言え、それは長新太の絵本に関しての話。他の作家と比べれば「しっかりと炸裂」しているのでご安心を!
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【「うろおぼえ一家」シリーズ好きは絶対に好き!】★丈太郎のエッセイ付き★『ビーバーのギイコははこびたい』
¥1,650
出口 かずみ/作 32P ほるぷ出版 【ギイコはとにかく運ぶ!なんでも運ぶ!】 ビーバーのギイコはしょっちゅう何かを運んでいる女の子です。とにかく運ぶことが大好きなのです。 ある朝、ギイコはお母さんに、お父さんのお弁当を運ぶように頼まれ、お気に入りのひきぐるまを一緒に持っていくことにしました。 家を出てすぐに「ねずみほいくえん」の子どもたちが座っていて、訳を聞くと先生が足をくじいてしまったようです。ギイコは迷うことなく、子どもたちと先生をひきぐるまに乗せて運ぶことにしました。 しばらくすると、あひるのおじいさんが散歩の途中で疲れて座っていました。ギイコは迷うことなく「ついでだから」とおじいさんをひきぐるまに乗せて運ぶことにしました。 それからも川を登る途中のさけ、お客さんを乗せて運ぶのに飽きたタクシー運転手と次々に乗せていき、ギイコが気付いた時にはたくさん運ぶことに! さて、ギイコはお父さんにお弁当を届けられるのでしょうか? 独特のキャラクター性を持つ動物たちを、飛び抜けた明るさとユーモアで描かれており、誰もが思わず笑ってしまう絵本です。 【丈太郎のひとりごと】 作者の出口かずみさんは「うろおぼえ一家」シリーズで一躍注目度があがった作家さんです。 今年(2025年)のメルヘンハウスギャラリーのスタートは、そんな「うろおぼえ一家」シリーズの原画展で幕を開けました。子どもたちとのワークショップやサイン会など、いつもニコニコと穏やかに優しく対応されていたことが印象的で素敵な方でした。 そんな出口かずみさんですが、やっぱり期待は裏切りませんでした!メチャクチャ面白い! 「うろおぼえ一家」シリーズにハマってしまった子どもたちや大人は全員マストな絵本です! 出口さんの作品に「要領の良さ」はありません。むしろ「要領が悪い」のが特徴として挙げられると思いますが、そこに優しさや思いやりみたいなものがユーモアに描かれているため、中毒性があります。 スマートに事が進まないことにイラつくのではなく、良い意味で目一杯の「脱力感」を読者に与えてくれます。 効率化、結果主義、デジタル化など「要領の良さ」を追求する窮屈な生活に追われる日々を過ごしている人に超オススメです! これで良いんです!まさにこれが良いんです! まさにこれこそが「My Way!」
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【8月下旬新刊!】『うさぎかぶしきがいしゃ』
¥1,540
ふくながじゅんぺい /作 32P こぐま社 【月にうさぎがいるって、そういうことだったのか!】 夜が終わりになると、まんまるのおつきさまが森の中に静かに着陸します。 「ガチャ」「ウィーン」と音を立てて、おつきさまの入口が開きます。そして、中からうさぎたちが降りて来て、やって来たのは「うさぎかぶしきがいしゃ」と書かれている建物です。 社員はも勿論うさぎたちで、実はつきが空に登るのは彼らの仕事なです。 仕事終わりは楽しいご飯タイムです。飲んで、歌って騒ぎ疲れて、なんと寝坊をしてしまいます。 さて、つきはしっかりと今日も登るのでしょうか?少々不安を抱えながら、、、。 古き良きアメリカンコミックのような色遣いと絵。そして、それを活かすような少しザラついたような紙質。時にコマ割りなったり、見開きいっぱいに描かれていたり緩急のついたページ構成が、読者を飽きさせることなく次のページへ誘導していきます。 【丈太郎のひとりごと】 『へび ながすぎる』(こぐま社)の、まさかの展開に驚いた方も多いことでしょう!今作と比較するとかなりシンプルに、1才半〜2才ぐらいの子どもたちに分かりやすく描かれていたのだと思いました。 そして、今作は『へび ながすぎる』と比較してお話要素の高い、3才ぐらいの子どもからが対象になると思います。 古き良きアメリカンコミックテイストの絵、コマ割り、紙質などが何処か懐かしく安心感を持ってお話を読み進めることが出来るのが特徴です。 月とうさぎは密接な関係性があるのは、皆さんご存知のとおりだと思いますが、それが「うさぎかぶしきがいしゃ」という会社で運営されていたとは驚きです! 株主総会とかあるのだろうか?上場企業なのか?福利厚生とか充実してるのだろうか? 一社会人としては「株式会社」という事もあり、いろいろな憶測をしてしまいます。しかし、子どもにはそんなことは関係せずに楽しめる内容になっていると思います。 それにしても、かなり重要な任務を仕事としている会社の割には「のほほん」と「だらだら」と勢い任せであったり「本当に月をうさぎに任せて大丈夫なの?」と終盤にかけてのユーモア性(心配)があがっていくところが面白い絵本です!
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『くまくまパンまつり』
¥1,540
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西村敏雄/作 32P あかね書房 【パンまつりのフィナーレが最高にハッピー!】 どうぶつの国では、年に一度、パンやさんが森の広場にやってきて、パンまつりを開きます。 さるのパンやはバナナジャムの入ったパン、いぬのパンやはわんわんドッグと、ごじまんのパンばかり。お客さんは、木の実やくだものなどをもってきて、パンとこうかんします。 たくさん材料が集まったら、広場に大きなかまがはこばれます。さて何ができるのでしょう? みんなが、もっているものを分け合い、できることをしていく優しい物語。 (出版社紹介文より引用) 【丈太郎のひとりごと】 「くまくまパン」シリーズの最新刊です! 注目すべき点は、今まで既刊の3冊は「くまさん」と「しろくまさん」がメインでパンを作ってきましたが、今作では様々な動物のパンやさんが登場することです。 それぞれの動物のパンが、その特徴を活かされたオリジナリティあふれるパンが色々と登場します。この類のお話だと「パンのコンテスト」みたいな「どの動物のパン屋さんが一番か?」と競い合うような事が多いのですが、そうではなく、「くまさん」と「しろくまさん」が中心になって、みんなで協力して大きなパンを作り上げるのです。 みんなで一つのパンを作っていく光景はお祭りらしく賑やかに、そして、誰もが主役であることが、この絵本を読んだ子どもたちは幸福感や達成感を感じる事でしょう! ★西村敏雄さんは基本的には表舞台に出ない方で、サインなどもあまり描かれません。今回は特別に、しかも「希望の宛名入サイン本」を描いて頂くことを快諾してくれました!とても貴重な機会ですので、お見逃しなく!★