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ユリ シュルヴィッツ /作 さくまゆみこ/訳 31P あすなろ書房
【ページをめくるごとに徐々に変化していくグラデーションが最高!】
冬は昼が短くなり、夜が長くなります。そんな中、犬を連れた男の子と黒髭のお爺さんが散歩に出かけます。
大きな川まで来ると沈んでゆく夕陽が見えたり、街の方に行くとみんな忙しそうです。家に帰る人、買い物に行く人、それぞれ目的は違いますが、みんな何処か楽しそうです。
自然の光が消えていくと、街の灯りが点り、どんどんと賑やかな「光の世界」の街へ。
見事なグラデーションを普遍性の高く味わい深い色合いで、クリスマスの夜への期待がページをめくるごとに大きくなるように描いてあります。
【丈太郎のひとりごと】
ユリ・シュルビィッツと言えば、代表作は『よあけ』(福音館書店になるでしょう。孫とお爺さんが湖の湖畔でキャンプしていて、段々と夜が明けてくグラデーションはとても綺麗で、毒死をずっと魅了してきた絵本です。
今作は『よあけ』であり、陽が沈んでいく代わりに街の灯火がクリスマスという特別な夜を、見事に表現されています。
共通項としては孫とお爺さんという組み合わせでしょうか。『よあけ』対して、意図的に作家がクリスマスの夜の光景を描いたのか?その真実はわかりませんが「こんな素敵なクリスマスの夜があるなんて!」と街の光景が鮮やかに描かれています。
今作は日本では2014年に訳されて、今もなお重版(増刷)がコンスタントにされている点から、出版社自体も大切に、皆さんのお手元に届くようにしているのだと思います。
一時的なヒット作品ではなく、長く読み継がれていくであろうこのようなロングセラーは、僕も一書店員として、しっかりと紹介していきたいと思います。
陽が沈み、その代わりに街を灯す街灯に徐々に灯りがついていく、自然と人工的な明るさのフェードインアウトがとても自然に流れるように描かれています。
やはり僕はこんなずっと読み継がれていく絵本が絶やされる事なく、手渡していきたいと思います!
レビュー
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