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【ゴッホ展に子どもと一緒に行く前に!】『ゴッホの絵本 うずまきぐるぐる』(小学館あーとぶっく1)

¥1,584 税込

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結城昌子/構成・文 32P 小学館

【生涯で1枚しか絵が売れなかったゴッホの絵とは?】

ゴッホの激しい感情表現である、渦を巻く独特のタッチに焦点をあて、お話を展開。ゴッホの絵をぬり絵にしたページもあります。アートに対する感覚を、親子でいっしょに楽しみながら養うことができます。

(出版社の紹介引用)

【丈太郎のひとりごと】

先日、愛知県美術館で開催されている「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」を10歳になる息子と観に行きました。

僕は今から30年前、ハタチになった記念でオランダの首都アムステルダムを中心に国内のあらゆる場所を10日間旅してきました。オランダが自由で開かれた国であることに興味を持ち幾つかの候補があった中でオランダにしました。

アムステルダム観光と言えば、ほとんどが当時のままの「アンネの家」やレンブラントが実際に住んでいた家を改築した「レンブラント・ハウス美術館」や私設博物館も多数存在しており「処刑博物館(処刑する際の道具が飾られている!)」なる所や「マダムタッソー館アムステルダム」という蝋人形館など「アート」に関する施設が充実しており、オランダ出身のゴッホの「ファン・ゴッホ美術館」も当然ありました。

当時は別にゴッホに興味があった訳でもなく、観光地のひとつとして訪れた程度だったので正直あまり鮮明な記憶がありません。

しかし、今このように子どもたちに絵本を手渡している仕事をしていると、絵本にとって「絵」がいかに重要であるか?メルヘンハウスに並べる絵本は、手法はどんなものであっても「絵がしっかりと描かれているもの」という基準を持ってセレクトしています。

子どもたちにとって絵本は「最初に出合うアート」だと思っています。

絵に限らず子ども時代にあらゆる「アート」に触れる機会は多ければ多い程良いと僕は思っています。それが子どもでは理解が難しいものであっても、美術館や博物館などで「ホンモノ」に触れることが子どもたちの感性を豊かにしてくれると思うからです。

「ゴッホ展」もそんな想いで息子と行きました。そこに飾られていたものは約140年ほど前に実際にゴッホが描いたホンモノの絵なのです。それらを間近で観た僕はなんとも言えない興奮を覚えました。

思わず「スゴいなぁ!」と感嘆な声が出てしまう程の素晴らしい空間にいました。息子もゴッホの絵に囲まれた独特な空気感を察知してか、大勢の人を掻き分けて絵の正面に行って観るようなことを何度も繰り返しました。

僕たち親子をここまで感動させるゴッホの魅力は何か?それはゴッホ自体が当時の既成概念に捉われずに、自分の編み出した「技法」で描かれていることが大きいからだと思いましたが、その謎は解けませんでした。

その謎を解きたく、ゴッホに関する絵本を探していくうちに、この絵本に出合いました。

タイトルに「うずまきぐるぐる」とありますがページをめくり進めると「そうか!確かにそうだ!」とゴッホの数々の絵には必ず渦巻状の描き方が随所にされているではありませんか!

「嗚呼、この絵本を読んでゴッホ展に行ったならば、もっと楽しめたかもしれない」と、とても悔いが残りました。

既に今回のゴッホ展に行かれた方は「おさらい」のようにこの絵本でゴッホを楽しむことが出来ます。これから行くという方、そして、かつ子どもと一緒に行く予定の方はこの絵本を読んでから行かれるのをオススメします!

きっと「ただの世界的有名画家の展示」ではなく、ゴッホの魅力の渦にドンドン巻き込まれてその多幸感はしばらく続くことでしょう。

愛知県美術館では3月23日(月)まで開催しています。https://gogh2025-26.jp

是非ともこの絵本を読んでから行かれることをオススメします!子どもと行かずとも、この絵本は堅苦しい図録のようなものではないので、大人でも楽しめる1冊です。

さぁ、この絵本でゴッホの渦に巻き込まれながらグルグル回りながら愛知県美術館へGO!

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