★夏、海、全開!プカプカしよう!★『うきわんわん』
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乾栄里子/文 100%ORANGE/絵 24P ひさかたチャイルド
【みんなで浮き輪でプカプカプー!】
真っ青な空。真っ青な海。今年も、あの季節がやってきます。
海開きの主役は誰かって?決まってます、浮き輪の「うきわんわん」です!
犬の顔をしたこの浮き輪、ぽんぽん元気よく弾みながら、自分から海へ泳ぎに出かけてしまう、なかなかアクティブな行動力。
そんな、うきわんわんが海を目指して進んでいると、後ろから続々となかまが集まってきます。誰が誘ったわけでもないのに、気づけば大勢で楽しく海遊び!
なかまと過ごす楽しさ、そして子どもたちの中にあふれる元気そのものが、各ページを目一杯使って描かれています。
うきうきわくわくな夏の一日、うきわんわんたちと一緒に飛び込んでみませんか?
100%ORANGEの絵ははっきりした色使いで、弾む浮き輪の躍動感と、なかまが増えていくワクワク感をカラフルでポップ全開!に描いています。
【丈太郎のひとりごと】
100%ORANGEと言えば、僕の年代(今年で51才!)では、雑誌などで大活躍していた印象が強い、及川賢治さんと竹内繭子さんのイラストレーターユニットです。
しかし、今では絵本も赤ちゃん絵本から大人もグッとくるような作品も沢山手がけています。
浮き輪で海やプールで「ぷかぷか」浮かぶのって、とても楽しい!この歳になっても楽しい!つまりは永遠の快楽です!
なかまが次々ついてくる展開、これはメルヘンハウスに夏休みにやって来る子どもたちみたい。朝一番のオープン時は1~2人だったのが、午後になると、あっという間に大勢の子どもたちがやって来ます。うきわんわんの後ろに連なるなかまたちの姿に、メルヘンハウスに集まってくる子どもたちの光景と重なりました。
前作『おわんわん』(ひさかたチャイルド)は食器棚から飛び出す設定でしたが、今回は舞台がまさかの海。屋内から屋外へ、日常から非日常へ、うきわんわんの行動範囲が着実に広がってます!
「さて、次なる場所は何処かな?」
などど、まだ夏まっさかりの「うきわんわん」が主役のこのシーズンに次作までも期待させてしまう楽しさ!
お話は乾栄里子さんによるもの。西村敏雄さんとのコンビ「バルバルさん」シリーズなど、多くの楽しいお話を書いています。絵本だと、どうしても絵を描いた作家さんに注目が集まってしまう傾向がありますが、素敵なお話があってこそ絵が活きてくるのです。
「絵本」という媒体で、もう少し「文章作家」への評価があっても良いのでは?なんて僕は思うのです。
今作は乾栄里子さんのお話と100%ORANGEの絵が見事にマッチングした、夏には絶対に読みたい絵本です!字も大きく書かれていますが絵を邪魔することなく読み易いうえ、24ページと丁度良いページ数。
1才半〜2才ぐらいから大人まで楽しめる!と言うか、この絵本を閉じたらすぐにでも海へと出かけたくなる気分になってしまい、この紹介文を書きながらも僕はソワソワしているのです!
『うきわんわん』は、ウキウキ全開のLet's go Sea!な絵本。
この夏のマストアイテム!
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