1/3

【シンプルが故に奥深い!だけども理屈抜きで笑えばハッピー!】『おっ!』

別途送料がかかります。送料を確認する

高畠純/作 32頁 絵本館

【とぼけた顔にはハッピーオーラが満載!】

動物たちの後ろ姿がページいっぱいに現れます。「だれかが ふりむいて……」。メーじをめくってみると 「おっ!」 なんともいえないとぼけた表情が飛び込んできます。

シンプルな言葉と大胆な絵で、ページをめくるたびに笑いが起こる、赤ちゃんから楽しめるファーストブックにぴったりの絵本です。

イラストは高畠純さんらしい、輪郭のはっきりとした太い線で絵が描かれており、どこかシュールな表情が自然に読み手を笑顔にしてしまいます。明快でビビッド、ページを開いた瞬間からパッと世界観に引き込む術は熟練の技としか言いようがなく、流石!の一言!

【丈太郎のひとりごと】

「おっ!」って言葉を皆さんはどんなシーンで使いますか?

先日、メルヘンハウスで赤ちゃんに読んでみたところ、とても笑顔で絵本に向かって手を何度も差し伸べていました、。

一方、児童書に興味があまりなく、ママに仕方なく連れられて来られた小学低学年の男の子がつまらなそうにしていたので、試しに「面白い絵本があるんだよ!」と読んでみたところ、最初は警戒心満載だったのが読み進めるうちに笑顔になり、最後は声に出して笑っていました。男の子は「おっ!」のループに見事にハメられたような様相でした。

作者の純さんは発行元である絵本館のサイト上で、「おっ!」はポジティブな言葉。「おっ、いいね」「おっ、やるねー」。確かに! 一方「あっ!」はちょっとマイナス。「あっ、しまった」「あっ、わすれた」と語っています。

絵本のテキストって、とても難しいものだと思います。長いと飽きるし、短いと伝わらない。「おっ!」という一言だけで世界観を創ることは至難の業。しかし、純さんの今までのキャリアを考えると、『わんわん わんわん』(理論社)なども、動物の鳴き声だけで見事な世界観を創っている。

その辺りは言葉数に頼らずも、一目見れば「あっ、高畠純の絵だ!」とわかるような、確立されたオリジナリティとクオリティの高い画力、そして純さんはメルヘンハウスにやってくると、いつも次に出る新刊の見本や下書きなども見せてくれるのですが、常套句として「この新作も子どもは喜ぶよ!」と、常に子どもに対して真摯な創作活動をしているんだなぁと、その姿勢に僕は感心し敬意を持ちます。

赤ちゃんへのはじめての絵本に、迷ったらこれ。つまらなそうにしているちょっと大きな子にもこれ。絵本を子どものものだと舐めている大人にもこれ。

つまり、みんなが「おっ!」って驚き笑う、つまりは誰もがとってもハッピーになれる絵本なのです!

Must Have!

  • レビュー

    (22)

  • レビュー
    (22)
  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥1,540

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品