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【おはなし会でシュールな大爆笑セット!】

¥2,750 税込

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『ゴムあたまポンたろう』 長新太/作 32P 童心社
『こんもりくん』 山西ゲンイチ/作 32P 偕成社

【ヒネくれるぐらいが丁度いい!】

『ゴムあたまポンたろう』は、タイトル通り、頭がゴムのポンたろうが色々なものにぶつかりながら空の旅をする。

山にポン!とぶつかって飛んで行った先の大男のバットのようなツノに当たり、ホームラン!それからバラのトゲ、オバケのお父さんの頭、木など色々なものに当たっては飛んでを繰り返します。

しかし、何故だかポンたろうの表情はほとんど変わりません。「一体この絵本は何の意味があるのだろう?」と考えれば考えるほど謎ではあるが、この派手で奇抜な色調とダイナミックな構図とストーリーを、読んだ各々の感性で楽しめば良いと思います。

一方『こんもりくん』は、髪の毛を切るのがいやなこんもりくん。髪を切りたがるパパから逃げに逃げ回って、スッテンころりん!そして、なんと自分のアフロヘアーのような髪の中にスッポリ入ってしまいます。

そして、その髪の中には「かみのけーランド」と言うネズミたちの暮らす街がありました。こんもりくんはネズミたちに大いに歓迎を受けるのですが、こんもりくんがオナラをしてしまい、さあ大変!

果たしてこんもりくんはどうなってしまうのでしょう?

【丈太郎のひとりごと】
メルヘンハウスで大人のショートカットの女性が『こんもりくん』をとても気に入って購入されました。理由を聞いてみると「私、こう見えても昔アフロヘアーだったことがあって、なんだか親近感が沸いてしまって、、、。」と表紙を眺めて笑ってました。

『ゴムあたまポンたろう』の作者は、「ナンセンス絵本の巨匠」と呼ばれている長新太。代表作には『キャベツくん』などがあります。この絵本の不思議な所は、シュールな面白さと同時に、哀愁も感じることです。それは一見、派手でナンセンスなストーリーの中に、作者の繊細さがあるのでは?と思ってしまいます。

いずれも「おはなし会」で子どもたちの大爆笑が聞こえてくるような絵本です。意味など気にせずに子どもたちと一緒に楽しみましょう!

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