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『バスにのって』
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荒井良二/作 32P 偕成社
【ゆったりと身を委ねられる時間が流れる絵本】
何もない広野にバス停が一つ。バスに乗って遠くへ行くところの人がバス停でバスを待っています。しかし、バスが来る気配は一向になく、ラジオをつけることにします。
するとラジオから、「トントンパットン トンパットン」と初めて聴く音楽が流れ出します。大きなトラックや馬に乗った人や自転車に乗った人が通り過ぎても、バスは来ません。どれだけ待ってもバスは来ない中、ラジオから「トントンパットン トンパットン」と言う音楽だけが延々と流れます。
そんな中やっとバスが来たと思ったら…。
特に何かが起こるような起承転結があるわけでなく、広大な大地に一本の道とバス停だけが描かれている一画面で描かれています。しかし、そんなシンプルな構成でも読み手を惹きつける作者の絵は、とても可愛くてオシャレさを感じます。
【丈太郎のひとりごと】
余白たっぷりの一画面構成に、同じ音楽が鳴り続けるだけで遠くに行きたくとも行けない状況。しかし、もどかしさを感じることなく、なぜだか自然にこの絵本に身を委ねてしまう不思議な絵本です。
これぐらいの「ゆとり」や「気の大きさ」を持って、寛大な心で生きていきたいものです。
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