『世界のまんなかの島 ~わたしのオラーニ~』
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クレア・A・ニヴォラ/作 伊東 晶子/訳 32P きじとら出版
【田舎の町の美しい日常風景】
イタリア・サルディーニャ島の小さな村「オラーニ」。迷路のような石畳のの跡地へと駆け出せば、角を曲がるごとにワクワクすることが待っています。
毎年のように家族揃って、船を乗り継いでサルディーニャ島の「オラーニ」という島に行きます。そこはお父さんの故郷の小さな島です。従兄弟たちと遊んだり、生まれたばかりの赤ちゃんを見に行ったり、粉屋さんで小麦を引いてもらったり、仕立て屋さんで羊飼いの上着を作るのを見に行ったり、都会育ちの私にはどれも新鮮で楽しいことばかり。
「オラーニ」での日常の出来事、風景がニューヨーク育ちの私には、とても新鮮で落ち着く場所です。描かれている風景画は、「これぞヨーロッパの古い町並み」という感じで、とても美しく、何が起こるわけでもないストーリーに読んでる自分が一緒になって溶け込んでいくようです。
【丈太郎のひとりごと】
とにかく風景画が美しく、ストーリーとしては島の日常を描いているだけなのに、ニューヨーク育ちの子どもには懐かしくも新鮮で楽しい出来事ばかりなのが伝わってきます。
10年前に同じイタリアのボローニャという街で、毎年春先に開催されている「国際絵本見本市」に行きました。が世界中の出版社、編集者などが集結し版権の売買の交渉が行われるのですが、その合間を縫ってボローニャの街を散策したのを思い出します。
「オラーニ」ほど田舎ではありませんが、古い街並みの路地を少し入ると、この絵本に描かれているような風景に出会うことがありました。そんなことを思い出しながら、この絵本を読んでみると、また行きたくなってしまいます。
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