『おまたせクッキー』

ハッチンス/作　乾 侑美子/訳　24P　偕成社

【クッキーを食べようとすると、、、】

お母さんがクッキをたくさん焼いてくれました。12個あったので2人で6個ずつ子どもが分けて食べようといたら、玄関のベルが鳴りました。

そしたら友達2人がやってきました。みんなで4人になったので、1人3個ずつ分けることにしました。またベルが鳴りました。友達1人とその弟がやってきました。子どもの数は6人になったので、1人2個ずつ分けることにしました。

またベルが鳴りました！今度は6人も！子どもの数は12人になったので、1人1個ずつ分けることにしました。そして、またベルが鳴りました！これ以上、子どもの数が増えたらみんなの分がなくなっちゃう！そのベルを鳴らしたのは、、、。

クラシカルな見やすい絵で、ベルが鳴るたびの子どもたちの微妙な表情などもユーモアに描かれています。

【丈太郎のひとりごと】
この絵本は子どもの頃から何回読んでも好きでした。同じことの繰り返しなのに何故か引き寄せられるものがあります。

この絵本は数字の計算を覚える目的の絵本ではありません。純粋にみんなでクッキーを分けて食べるお話です。絵本は教科書ではありません。そこだけはご注意を！