『ちっちゃな サリーは みていたよ ひとりでも ゆうきを だせたなら』

ジャスティン・ロバーツ/作　クリスチャン・ロビンソン/絵　中井はるの/訳　32P　岩崎書店

【小さな勇気が大きく物事を変える】

サリー・マクビーは小さな女の子です。だから誰も気づきません。しかし、彼女は全部見ていました。誰も気づかなかったし、誰とも話すことはありませんでした。

木に糸が絡んで捨てられた凧のこと、忙しく働くお掃除のおじさんのこと、トミーが誰かに足を引っ掛けられて転んだことも全部見ていました。

誰かの悪口を言ったり、いじわるな目で見たりしていても誰も知らないフリをしています。サリーは本当にそれで良いのか考えます。悲しい顔は見たくないのです。

そこで、サリーは給食の時間に勇気を出して思いっきり手を上げてました。そして、サリーがみんなに提案したことは、、、。

鮮やかな色合いのわかりやすい絵で、1人の女の子の勇気を描いています。

【丈太郎のひとりごと】
他者と違う思いを抱いていることを表現するのは、とても勇気のいることです。思ってるだけではなくて行動する。そうすると、賛同してくれる人たちが出てくるかも知れません。

みんなが自由に思っていることを表現できる世の中であって欲しいですね。