『フンガくん』
¥1,386 税込
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国松エリカ/作 32P 小学館
【お母さんはどこ?】
この絵本は4つのお話があります。
「じてんしゃのまき」
フンガくんは友達の新しい自転車を見て、お母さんに新しい自転車が欲しいと言いますが、きてくれません。聞き分けのないフンガくんにお母さんは知らんぷり。フンガくんの「かってえ、かってえ。」と言う大声は近所中に響き渡ります。あれれ?お母さんの姿が見えません。どこに行ったのかな?
「せんとうのまき」
フンガくんはお母さんと一緒にお風呂屋さんにきましたが、行きたくありません。フンガくんのヘソは曲がったままで、湯船になかなか入ろうとしません。「フンッ、おふろなんかはいるもんか!」とフンガくんが石のように座り込んでいると、あれれ?お母さんの姿が見えません。どこに行ったのかな?
「そうじのまき」
朝からテレビに釘付けのフンガくん。「パチッ」ととうとうお母さんにスイッチを消されました。フンガくんはかんしゃくを起こしています。フンガくんはおさまる事なく、お母さんは構わずに掃除機をかけています。「ブーッブーッ ドスンドスン」とフンガくんが鼻を鳴らして暴れているうちに、あれれ?お母さんの姿が見えません。どこに行ったのかな?
「ふとんをほすのまき」
「ジリリリ・・・・・・」目覚ましが鳴っていますが、まだ寝ていたいフンガくんは毛布にしがみついたままです。フンガくんは泣きべそを書いていますが、お母さんは「♪ルルル♪」と鼻歌を歌って上機嫌で布団を干しています。「ワーン、ワーン。」とフンガくんが泣きわめいているうちに、あれれ?お母さんの姿が見えません。どこに行ったのかな?
ポップで明るい色彩でしっかりとキャラクターも描かれており、フンガくんとお母さんの表情から心境が伺えます。
【丈太郎のひとりごと】
フンガくんはわがままですが、お母さんは手慣れたもので相手にしません。しかし、最後はしっかりとフンガくんと向き合い仲良くなります。どうやらお母さんの方が一枚上手のようです。親子の関係性って色々あって面白いですね。
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