『アベコベさん』
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フランセスカサイモン/作 ケレンラドロー/絵 青山 南/訳 24P 文化出版局
【生活全部がアベコベな家族!】
昔ある所にアベコベさんの家がありました。アベコベさんの家ではいつも起きるのは夜でした。みんなが起きてパジャマに着替えて2階のベッドルームに夕ご飯を食べに行きます。その後は学校の時間です。学校の次は夜の公園に行きます。
そう、やることなすこと全てがアベコベなのです。逆立ちしてテレビを観たり、朝ご飯を食べてから寝たりしています。ある日、アベコベさんが午後に寝ていると隣のプラムさんがやってきて、急用があるので、子どものルーシーの面倒を見て欲しいとお願いに来ました。家族揃ってパジャマでプラムさんの家に行きました。
プラムさんの家に入ってびっくりしました。何もかもめちゃくちゃ(整頓)されているからです。みんなで走り回って綺麗(散らかっている)にしました。
ある時、プラムさんの家に泥棒が入りました。アベコベさん一家のお客様のお出迎えは、泥棒に食べ物を投げたりすることでした。泥棒が怖くなって逃げていき、プラムさんが急いで帰ってきました。泥棒が家に入って行くのを見たとのことでした。しかも、部屋はめちゃくちゃで驚きました。
お母さんは「めちゃくちゃって?」と疑問に思います。
何もかもがアベコベなことが当たり前のユーモアをポップな絵で描かれています。
【丈太郎のひとりごと】
「部屋を片付けなさい!」なんて子どもを怒ることはないですか?それはアベコベさんに言わせれば整理整頓されていることなのです。考え方が逆になると子どもたちはきっともっと楽しく遊んでばかりいられますね!
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