『チャーリーとシャーロットときんいろのカナリア』
¥1,760 税込
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チャールズ・キーピング/作 ふしみ みさを/訳 32P ロクリン社
【カナリアが結ぶ2人の友情】
ロンドンのパラダイス通りに住むチャーリーとシャーロットはとても仲良しで、毎日一緒に遊んでいました。2人はよく市場の露店を見に行ってましたが、お気に入りは小鳥屋さんです。色々な小鳥がいる中でも2人のお気に入りは一番上のカゴにいる、いつも美しいさえずりをする金色のカナリアでした。
そんなある日、パラダイス通りに突然工事の人がやってきて古い建物を壊し始めました。真っ先に壊されたのはシャーロットのアパートです。シャーロットはお母さんと新しくできた建物の一番上に引っ越して行きました。お母さんはシャーロットに迷子になるから出かけてはダメと言います。シャーロットはベランダからパラダイス通りを眺めますが、チャーリーの姿は見えなく寂しがっていました。
チャーリーも1人ぼっちで寂しくシャーロットの家がどこにあるのかわからず、金色のカナリアを見ながらシャーロットのことを思い出します。チャーリーは金色のカナリアの買えば寂しく無くなるかもしれないと、色々と働いてお金を作り、金色のカナリアを手に入れました。
ある日のこと、チャーリーが裏庭で鳥かごの掃除をしていました。カナリアを外に出したその時、野良猫が飛びかかってきました。カナリアは驚いて飛び立ってしまいました。チャーリーはカナリアを必死に追いかけて行きました。するとカナリアは、、、
各ページの元になる配色が美しく、とても芸術性の高い絵で描かれており、1ページずつが一つの作品のようにです。
【丈太郎のひとりごと】
1967年に発刊されたこの絵本はとても味わいと芸術性があります。キャラクターものの絵本に慣れている子どもたちには少し読みにくく感じるかもしれませんが、お話の内容も絵も素敵なので、是非とも今の子どもたちにも読んでほしい絵本です。
大人はその優れた絵本というよりも、絵画を一枚一枚楽しめるような絵を是非とも見て欲しいと思います。
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