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『まってるまってる』
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高畠 那生/作 32P 絵本館
【まってる先には、、、】
みんなが待っている行列があります。
「まってるまってる なんのぎょうれつ?」
それはたこ焼きの行列でした。また行列があります。
「まってるまってる なんのぎょうれつ?」
それはドーナツの行列でした。またまた行列があります。
「まってるまってる なんのぎょうれつ?」
こうやって行列は続いていきます。行列には人間だけではありません。動物も鬼もお化けもいます。最後の行列は「ながーい ぎょうれつ」。一体何の行列でしょう?
繰り返される「まってるまってる なんのぎょうれつ?」をユーモアのある絵で飽きさせることなく描いています。
【丈太郎のひとりごと】
この絵本の作者である高畠 那生君は、絵本作家の高畠純さんの息子さんです。絵のタッチは全然違いますが、ユーモアのセンスは似ているところがあると思います。この絵本もシンプルな繰り返しながらも次のページをめくる楽しみがあります。
那生君の他の絵本もユーモアがたっぷり描かれています。色々なタイプな絵本を描いてますが、繰り返し要素の高いユーモア絵本が多いような気がします。
メルヘンハウスに来るお客さんで、作者名を見ずに那生君の絵本を見ると、海外の作家だと思われるお客さんが多いです。それほど日本人離れした絵も魅力でもあります。
僕とほぼ同世代の作家さんなので、応援しています!
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