『ぼくのカメはどこ?』
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バーバラ・ボットナー/作 ブルーク・ボイントン・ヒューズ/絵 川野 太郎/訳 34P 岩崎書店
【いなくなった亀を探すために部屋の片付けをする】
アーチャーはよく物をなくします。ペン、トラックのおもちゃ、野球のバットなども見当たりません。そして大切な亀のケビンも見当たりません。アーチャーは片付けるのが苦手で、部屋は散らかり放題です。
とにかくケビンを探すため、部屋の隅々まで探しますが、見つかったのはおもちゃの青いトラックだけです。ケビンの喉が渇いていたら心配です。外も探すことにしました。アーチャーは庭のあちこちを探しますが、見つかったのは野球のバット。
今度はリビングも隅から隅まで探しますが、見つかったのはペンとスケッチブックのみです。アーチャーは部屋を片付けますが、ケビンは見つかりません。ママからアーチャーがケビンだったらどうするか考えるように言いました。
色々と考えて、ケビンの欲していることをやってみますが、なかなかケビンは見つかりません。果たしてケビンは見つかるのでしょうか?
緻密に実写的に描かれた絵で、アーチャーがケビンを探す感情を表現しています。
【丈太郎のひとりごと】
僕も片付けが苦手なので、よく物を無くします。そして、探している間に他のものが見つかったりして寄り道をしてしまったりもします。ケビンも同じように色々な物を見つけて寄り道をして遊びますが、アーチャーのことが心配でなりません。
ケビンを見つけるために部屋を片付け、ケビンだったらどのような状況を好むか考える姿は、子どもの主体性を表現していると思います。片付けが苦手な子どもにヒントになるような絵本です。
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