【本当に怖い!僕はビビりました。】『いただきます。ごちそうさま。』
¥1,650 税込
残り1点
別途送料がかかります。送料を確認する
あさのあつこ/作 加藤休ミ/絵 東 雅夫/編 32P 岩崎書店
【なんでも食べてしまう恐怖の少年!】
「ぼくは、たべるのが だいすきです。なんでも たべます。たべられます。」
このなんでもない一文で始まるお話がまさか恐怖の展開になっていくとは、この時点ではわかりませんでした。
野菜、お肉、お魚、ニンジン、しいたけ、ゴボウ、とんかつ、やきそば、エビフライetc、、、。
「なんでも たべます。たべられます。」
ママはなんでも食べて偉いと褒めてくれます。パパも好き嫌いがないのは良いことだから、もっともっと食べるように促します。パパもママもにこにこです。
ぼくはどんどん食べて大きくなり、大きなぼくに大きな犬が吠えてきました。そして、大きな犬を食べました。
友達がぼくを見て太り過ぎ、風船みたいだと笑います。
「よくも、わらったな。たべちゃうぞ。いただきます。」
そうやって友達を、、、。
何処か薄暗い感じで土着的な迫力のある絵で、恐ろしい様子が迫るように描かれています。
【丈太郎のひとりごと】
絵本を見てこんなに怖い思いをしたのは本当に久々でした。
「怪談絵本」とあるだけあって本当に怖いです。食べ物も種類も半端なく多く登場します。表紙の絵からして何処か不気味な感じはしましたが、ここままでとは思いませんでした。
この恐怖を上手く表現しているのはクレヨンとクレパスのみで絵を描く加藤休ミさん。今までも多くの美味しそうなものを描いてきましたが、この絵本でも食べ物は美味しそうに描かれていますが、ちょっといつもの美味しそうな絵とは違って見えます。
タイトルだけ見ると、何かほのぼのとしたお話を想像しますが、中を開いて読み進めていくと、、、。是非この恐怖を味わって欲しいものです。絵本でここまで恐怖を感じることはないと思うほどの傑作です!
-
レビュー
(2)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥1,650 税込