『10ぴきのおばけ サーカスへいく』
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にしかわ おさむ/作 32P ひかりのくに
【真夜中におばけたちのもとにやってきたのは、、、。】
森のそばの小さな家におじいさんと10匹のおばけと子犬が仲良く住んでいました。おばけたちは毎日丘の上から街の景色を見るのが大好きだったが、今日はいつもと違って赤い大きなテントが見えます。それにラッパや太鼓の音が聞こえます。
しましま模様の車がサーカスの宣伝のビラを配っていました。ビラは風に乗っておばけたちのところにも飛んでききました。一度も見たことのないサーカスを見たいとおばけたちは思いますが、毎日家族のために忙しく働くおじいさんにはそのようなことは言えませんでした。
真夜中みんながぐっすり眠っていると「ずしっ ずしっ」と地面が揺れて、誰かが「どーん どーん」とドアを叩きました。おばけたちは飛び起きてみたら、子どもの象が喉を渇かして立っていました。急いで水を飲ませて、バナナを食べさせると、おじいさんはこの象はきっとサーカスの象だと言いました。
すっかり元気になった子どもの象はサーカスを抜け出してきた訳を話し出しました。それを聞いておじいさんとおばけたちと子犬はある行動に出ます。それは、、、。
色調豊かにかわいいイラストで描かれていて、どんなことになっていくのか?次のページを開くのが楽しみな絵本です。
【丈太郎のひとりごと】
この絵本はとてもシンプルなお話ですが、とても深いメッセージも含まれています。人間たちに奪われた動物たちのありのままの姿が、可愛く軽快なイラストで描かれています。
僕の住んでいる近くに動物園があり、よく子どもと一緒に行きますがこの絵本を読むとちょっと考えさせられることもあります。
人間と動物の共存、楽しいお話の中に大きなテーマが含まれているような絵本です。
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