『よかったね ネッドくん』

シャーリップ/作　やぎたよしこ/訳　42P　偕成社

ただのラッキーボーイじゃない！ネッドくんの主体性が大活躍！

パーティーに誘われたネッドくん、でもたいへん！パーティーは遠いフロリダ。
よかった！でも友達が飛行機を貸してくれた。

でもたいへん！飛行機が爆発しちゃった！
よかった！パラシュートがあって。

その後も紆余曲折を経てなんとかパーティーにたどりつくドタバタなお話。

よかったことと、たいへんなことが交互に起こるハラハラドキドキな展開。
よかったことはカラーページ、たいへんなことはモノクロページでハッキリと違いが描かれています。

途中まで読み進めているとネッドくんはただのラッキーボーイですが、中盤過ぎからは自力でたいへんなことを乗り切っていきます。そんなネッドくんに子どもたちは自分を置き換えて、主体性を感じることでしょう。

シンプルながらも奥深い絵本です。

簡潔な文章には原文の英語も記載があり、英語での読み聞かせにも大活躍しそうです。