『アリゲール デパートではたらく』

植垣 歩子/作　32P　ブロンズ新社

【かわいいワニがデパートで大活躍！】

旅行好きのワニのアリゲールは、家族と一緒にデパートへ行きました。
お腹が減ったアリゲールはレストランに行くことに。そこにはステーキ、ロブスター、ローストチキンなど高級で美味しそうな食べ物ばかり。アリゲールは全ての料理を平らげ、おまけにデザートも。お腹は満たされたのは良かったのですが、食べ過ぎてお金が払えません。そこで、デパートで働いて払うことになりました。

まずはアイスクリーム売り場、化粧品売り場、おもちゃ売り場など色々な場所で働きます。
子どもたちはアリゲールに大喜びですが、大人は驚いて怯えています。どこの売り場に行っても失敗ばかりのアリゲール。

最後に辿り着いたのは屋上のガーデン。そこで紐で縛ってあったアドバルーンを間違えて解いてしまい、さあ大変！アリゲールはアドバルーンと一緒に空に舞い上がりました。

しかし、それが功を奏してアリゲールは喜ばれるのですが、、、。

メルヘンハウスでは4〜5歳の子どもたち絵本をセレクトする際に、お客様によくオススメしていて、とても評判の良い絵本です！

【丈太郎のひとりごと】
デパートの中は古き良きレトロな作りで、銀座の和光や日本橋高島屋などに取材協力をして描かれたようです。細部に至るまで細かく描かれた絵は、見応えがあり楽しい！デパートという誰もが心躍る場所が舞台なだけあって、とても明るい気持ちで読み進めることが出来ます。