『旅するわたしたち On the Move』

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ロマナ・ロマニーシン　アンドリー・レシヴ/作　広松由希子/訳　64P　ブロンズ新社

【人の足どりの軌跡をカラフルにたどっていく】

人がどのようにして生きてきたか？そして、人はどのようなことを生み出したのか？発色の良い蛍光色で鮮やかに描かれています。

「どんな旅も、はじめの一歩から。」

人は進化してきた。ある事に疲れたならば乗り物を使い、知らない場所に、自分たちの道を求めて旅もしてきた。進化は止まる事なく、空も飛べるようにそして宇宙へも。

でも急速に進む時は、自分を見失わないことも大切。でも立ち止まって考えることも必要。

カラフルな蛍光色でとても優れたデザインで描かれたこの絵本は、眺めているだけでも楽しい絵本です。

各ページには描かれている事象の説明もしっかりと書かれているため、ただ眺めるだけでなく知識も身に付く旅の絵本です。

【丈太郎のひとりごと】
本文中にこんな一節がある。
「国境って、へだてる線ではなくて、出あうための線かもしれない。」
僕はこの言葉にハッとしました。物の見方、考え方を少し変えるだけで意味が変わってくる。国境は国の陣地の取り合いのようなものかと思っていたのが、出会う場所だなんて素敵過ぎる！
この絵本にはそんな素敵なことが散りばめられています！