『「はい」「いいえ」ほうこく』

浜田桂子/作　32P　理論社

【自分の意思をしっかりと表現することの大切さ】

「はい」と「いいえ」で「いるもの」と「いらない」ものを報告しています。
「はい」では、深呼吸のできる綺麗な空気、美味しい食べ物、頑丈な家、話したいことを聞い
てくれる人、冒険する心など、子どもたちが生きていく上で「いるもの」が書かれています。

反対に「いらない」ものは、叩いたり蹴飛ばしたりする暴力だったり、心に刺さってしま
うトゲトゲの言葉、戦争など痛々しいものばかり。いらないものに対してしっかりと「い
いえ」と言わなければなりません。

いるものに対しても「はい」としっかりといることを表現していかなくてはなりません。それは子どもたちが大きくなるために「いいえ」をなくして、「はい」をいっぱいにすることです。

癖の強くない優しく見やすい絵で描かれており、子どもたちの意思表示の大切さが書かれています。

【丈太郎のひとりごと】
子どもたちにとって、この絵本をキッカケに自分にとって皆んなにとって「はい」と「いいえ」がスッキリと分けられる意思表示できるようになると良いと思います。