『キャベツくん』

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長新太/作　28P　文研出版

【キャベツくんを食べたらどうなるの？】

キャベツくんが歩いているとブタヤマさんに会いました。ブタヤマさんはお腹fが減っていたので、キャベツくんを食べると言いますが、キャベツくんは「僕をたべると、キャベツになるよ！」と言って、キャベツを食べたブタヤマさんが空に浮かんでいます。

「ぶきゃ！」

ブタヤマさんは驚きました。そして、タヌキが食べたら？カエルが食べたら？ライオンが食べたら？、、、。と次々に聞いていきますが、キャベツくんが「こうなる！」と言うと、キャベツくんを食べた生き物たちが空に浮かんだ様子を見るたびにブタヤマさんは「ぶきゃ！」と驚きの連続です。

繰り返しのリズムが気持ち良く、ページをめくるごとに大笑い間違いなし！

最後はキャベツくんの優しさも感じ取ることが出来て大満足な絵本です。

さすが「ナンセンス絵本の巨匠」と呼ばれているだけの作者の代表作です。

【丈太郎のひとりごと】
この絵本を読んで笑わなかった子どもには会ったことがありません。それほど子どもたちからは支持を受けているのですが、大人は「こんな絵本読んでどんな意味があるの？」と考えてしまいます。

子どもの感受性と尊敬の念を持って描かれた今作は、大人にはわからない面白さがあるのです。
大人になるって嫌ですねぇ。ずっと子ども心は大切に持っていたいものです。