『こうえん』

くりはらたかし/作　32P　偕成社

【実はみんなが楽しく遊んでいる公園は、、、。】

子どもたちに大人気の公園「おにがはらこうえん」は、いつも「ぐあーっ、ぐおーっ！」と大きなあくびのような音がしています。

「うーん、むにゃむにゃ・・・・・」という声が聞こえたら、みんなは大急ぎで隠れます。なんと！「おにがはらこうえん」は、鬼のお腹の上にあるのです。

鬼が寝たらまた子どもたちが戻ってきて遊びます。そして、また起きたら大急ぎで隠れます。こんなことを繰り返していたら、遊ぶのに夢中になっていた男の子が鬼に捕まってしまいました。

男の子が泣き出すと、鬼はもっともっと大きな声で泣き出して、、、。

発色の良い色使いと絵で鬼との友情を描いているユーモア絵本です。

【丈太郎のひとりごと】
普段子どもたちが遊ぶ「かくれんぼ」が、このようなお話にすることが、思いもつかない斬新なアイディアな絵本だと思います。ユーモアの中に優しさもあり、メルヘンハウスに来る子どもたちにも人気の絵本です！