『こどもってね……』

ベアトリーチェ・アレマーニャ/作　みやがわ えりこ/訳　３５P　きじとら出版

【こどもってね、みんな素晴らしい！】

物語というよりかは基本的に「子どもってね、」で始まる「詩」のような絵本です。

「こどもってね、」ちいさい人、早く大人になりたい、へんてこはものが好き、よく泣く、スポンジみたい、学校に行くのが好きじゃない

「こどもってね、みんな いつか おとなになる ちいさいひと。」

「こども」を着飾ることなく、素直に書かれた文章がなんとも潔く、もっと「こども」のことが知りたいと思わせてくれる等身大の絵本です。

世界で注目されるイタリア人作家のベストセラー絵本のようですが、描かれている「こども」は、みんな良い表情をしrている訳でもなく、喜怒哀楽がアーティスティックに表現されています。

【丈太郎のひとりごと】
「子ども讃歌」のような本は沢山ありますが、この絵本は讃えるだけでなく、子どものリアルな部分もしっかりと描写されています。

子どもが読むというよりかは、大人に読んでほしい絵本です。「そうそう！」と頷くこともあれば「そんなことも？」なんて、子どもの色々な側面が見えて面白いですよ！