『いとしのロベルタ』

佐々木マキ/作　32P　絵本館

【愛しのロベルタを探しに】

「わたしのロベルタがいなくなってしまった」
「わたしのなにが いけなかったのだろう」

男は色々と考えながらロベルタを探しに出かけます。気に入ってもらうために出来るだけのことはしたのに、怒らせるようなことを言ったのか？と、男は反省しながら必死に探します。

男はずっとロベルタにしてきたことを後悔し、気持ちは焦るばかり。最後は世の中が男を辛い思いをさせていると憎んでしまいます。

そして、くたびれ果てた男が入った店に、なんと！ロベルタがいたのです！そのロベルタとは？

鮮やかでポップな絵でなんとも言えないユーモアな結末を描かれています。

【丈太郎のひとりごと】
作者の佐々木マキさんのイタズラ的でちょっと意地悪なユーモアがとっても好きです。
この絵本でもそんな作者のユーモアがたっぷりと描かれています。

まるでラブレターのような文面の想いを馳せながら探し続ける、愛しのロベルタの姿にきっと皆さんは驚くことでしょう！