『ぼくのともだちは、あたまに はながさいている』

ジャーヴィス/作　まきもりれい/訳　30P　岩崎書店

【ともだちを思いやる気持ちを大切に】

僕の友達のデイビットは頭に花が咲いています。デイビットは頭の花びらのようにふんわりしていて優しいのです。みんなもデイビットが大好き。いつも一緒に遊んだり歌ったりしていました。

そんなある日のこと、デイビットの頭の花びらが取れてしまいました。頭は折れそうな小枝見たいになってしまい、みんなは危ないからデイビットに近づこうとしませんでした。

そして、僕は良いこと考えます。紙で花びらを作ってくっつけました。みんなも協力してくれて、デイビットの頭は戻ったような気がしました。

そしたらある日、デイビットの頭には、、、。

華やかにそしてふんわりした質感で描かれた絵は、とても心を温かくしてくます。

【丈太郎のひとりごと】
この絵本では頭に花が咲いている子という設定ですが、自分とは違う他者理解と一緒に共有する気持ちが描かれています。異なるものを排除するのではなく受け入れていく優しさがとても素敵な絵本です。