『木はいいなあ』

ユードリイ/作　シーモント/絵　西園寺祥子/訳　32P　偕成社

【木と一緒に呼吸をしている】

木の魅力が存分に書かれている絵本です。きが沢山あれば森になり、空を隠してくれるし、森にもなります。たった1本の木でも生えていれば、葉っぱが風に揺れて口笛のような音がします。

秋になって葉っぱが落ちると色々な遊びができます。葉っぱの上を歩いたり、小山を作ったり、焚き火もできます。木の幹に座ってみたり、ロープを吊るして遊んでみたり、海賊ごっこもできます。ブランコだってつけられます。

木は木陰を作り暑い時は牛が木陰でじっとしています。木陰ではお弁当も食べられるし、赤ちゃんの昼寝もできます。

木の色々な魅力をモノクロとカラーページが交互して自然豊かな情景が描かれています。

【丈太郎のひとりごと】
都市部にいると街路樹などしか目にしませんが、田舎の方に行くと山があり、森があり、木があります。木は見ているだけも安らぐし、触ったりしてみるものも良いものです。

とてもシンプルなお話ですが、木の魅力、必要性を再確認させてくれる心落ち着く絵本です。