『やまがみさまのきょだいべんとう』

大串ゆうじ/作　32P　偕成社

【とにかく細かい！ページの隅から隅まで見どころ満載！】

村では20年に一度「やまがみさま だいまんぷくまつり」と言う大事なお祭りがあります。山の向こうからやってくる、やまがみさまのための巨大弁当を作るお祭りです。

やまがみさまがやってくるのは、桜満開の春の時期です。村中がお弁当作りで大忙しです。お弁当はやまがみさまのサイズに合わせて全てが大きいものです。クレーン車やブルドーザーなども使って色々なものを作ったり、運んだりします。

「どすーん・・・・・・どすーん・・・・・・」とおにぎりやまの方から大きな音が聞こえて来ました。やまがみさまの登場です。早速お腹を減らしたやまがみさまはお弁当を「おいしい おいしい」と言いながら食べます。そして、満腹で寝たやまがみさま。これからが本番です。

やまがみさまのお尻に大きな筒を近づけました。そして、、、。

「これでもか！」と言わんばかりに細部まで緻密に描かれた絵は、何度見ても楽しめます。

【丈太郎のひとりごと】
とにかくスケールの大きいお話ですが、絵は本当に細部まで緻密に描かれていて、何度見ても新しい発見があります。村が存続するために大切な20年に一度のお祭り。さあ、何が目的なのでしょう？