『まよなかのかいじゅう』

阿部 結/作　40P　徳間書店

【大きなおとをたてる怪獣の正体は？】

「ごおー ぷすー ごおー ぷすー」と真夜中にすごい音が聞こえて、れいちゃんは目が覚めました。姉妹のあやちゃんを起こして、家の中で音をするところを探しました。茶の間にもお風呂場にもいません。階段を登って2階にいくことにしました。

「ごおおー ぷすー ごおおー ぷすー」と響いている音の部屋を見つけました。ドアの奥から見たことのない葉っぱがぐんぐん伸びています。驚いたことに怪獣がベッドの上で眠っていたのです。

怪獣の上に登ってぐるりと見渡すと体は山のように大きくて、懐中電灯の光が足の先まで届かないくらいです。れいちゃんたちは探検を始めました。それは本当に大変な調査です。

鼻の穴、大きな唇など探検していると怪獣の呼吸で体が動き、腹の上に来ました。2人ともぽよんと跳ねて楽しくなってきて、ぽんぽん、ぴょんぴょん、走り回って、大騒ぎです。

そんなことをしていたら怪獣が寝返りをうってゴロゴロ転がりベッドから転げ落ちました。2人は急いで部屋から逃げて、怪獣がどうなったか部屋の中を覗いてみると、、、。

怪獣の体のピンク色が特徴的で2人は躍動感に溢れて描かれていて、とても綺麗な絵の絵本です。

【丈太郎のひとりごと】
果たして怪獣の正体は？自分にも覚えがあることので、なんとも言えないのですが、まだ今年の2月に発刊されたばかりの新刊です。

絵がとても綺麗に描かれていて、色使いも少しサイケデリック感がありページを進めていくのが楽しい絵本です。