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【5月始まり申込み開始!】赤ちゃんブッククラブ(絵本の定期購読セット)
¥2,000
0〜1才の赤ちゃんを対象とした絵本の定期購読です。「子どもたちに良い本を!」と言うメルヘンハウスの基本理念のもと、新旧織り交ぜた赤ちゃんに良い絵本を毎月お届けします。 定番だけでは物足りない方にオススメです! 毎月2冊の絵本を定額制にしてお送りし、絵本代の差額(※)は会員特典として「メルヘンハウスオンラインクラブ」(500円)をサービス! メルヘンハウスが35年間に渡り培ってきた定期購読サービス「ブッククラブ」の良さはそのままに、今の世代にフィットした新たな「赤ちゃんブッククラブ」をお楽しみください。 ※毎月2冊の絵本の合計額は、約1800円〜2000円弱となります。
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【5月始まり申込み開始!】1〜2才ブッククラブ(絵本の定期購読セット)
¥2,500
1〜2才を対象とした絵本の定期購読です。「子どもたちに良い本を!」と言うメルヘンハウスの基本理念のもと、新旧織り交ぜた良い絵本を毎月お届けします。 定番だけでは物足りない方にオススメです! 毎月2冊の絵本を定額制にしてお送りし、絵本代の差額(※)は会員特典として「メルヘンハウスオンラインクラブ」(500円)をサービス! メルヘンハウスが35年間に渡り培ってきた定期購読サービス「ブッククラブ」の良さはそのままに、今の世代にフィットした新たな「ブッククラブ」をお楽しみください。 ※毎月2冊の絵本の合計額は、約2300円〜2500円弱となります。
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【5月始まり申込み開始!】3才ブッククラブ(絵本の定期購読セット)
¥2,600
3才を対象とした絵本の定期購読です。「子どもたちに良い本を!」と言うメルヘンハウスの基本理念のもと、新旧織り交ぜた良い絵本を毎月お届けします。 定番だけでは物足りない方にオススメです! 毎月2冊の絵本を定額制にしてお送りし、絵本代の差額(※)は会員特典として「メルヘンハウスオンラインクラブ」(500円)をサービス! メルヘンハウスが35年間に渡り培ってきた定期購読サービス「ブッククラブ」の良さはそのままに、今の世代にフィットした新たな「ブッククラブ」をお楽しみください。 ※毎月2冊の絵本の合計額は、約2400円〜2600円弱となります。
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【出産ギフトに最適!】はじめまして!赤ちゃん絵本3点セット
¥3,036
『わんわん わんわん 』(理論社) 『まねっこ おやこ』(ブロンズ新社) 『まる さんかく ぞう』(ぶんけい) メルヘンハウスがセレクトした、赤ちゃん絵本3点セットです。 赤ちゃん絵本は有名な絵本が多く、出産祝いなどで被ってしまうことも多々あります。 しかし、この3冊の絵本は「知られていないけれども、良い絵本」として、赤ちゃんと一緒に大人も楽しめる絵本をセレクトをしました。3冊とも個性豊かで方向性も違うため、あらゆる面で楽しめます。
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メルヘンハウス オンラインクラブ
¥500
コラムや絵本を読む際に合うオリジナル音源の配信など、メンバー限定の特別なコンテンツです。
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『くまが うえに のぼったら』
¥1,540
アヤ井 アキコ/作 32P ブロンズ新社 【食いしん坊のくまが起こすファンタジー】 お月さまが山の上から顔を出しました。お星さまもちらほら瞬いています。おおきなくまが松の木に登っています。くまは松の木に絡まったやまぶどうの実を食べていたのです。 やまぶどうが美味しくて、もっと食べたいとどんどん松の木を登っていきますが、松の木は先が細いのにくまはどんどん登って今にも折れそうです。とうとうてっぺん近くまで登り「みしみしっ」と嫌な音がしました。 松の木はもう我慢できません。「ひゃーっ やめてーっ!」と叫びながら、根っこから幹のてっぺんまでバネのようになり、くまを跳ね上げました。 「びよーん」くまは空の彼方へ飛んでいきます。空で休んでいる大きな雨雲も突き抜けて、空に飛んでいったくまは、お星さまに「がば!」と飛びつきました。お星さまはあまりの重さに流れ落ちていき、、、。 優しい絵のタッチで、イキイキとしたくまと浮かび上がるような星の色合いが、とても素敵に描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 最近、この絵本の作者のアヤ井アキコさんの名前をよく見ます。そして、どの絵本にも共通しているのが、ふんわりと優しいけれども緻密に描かれているところです。 この絵本のお話は発想が面白く、最後は「そう来たか!」という感じで終わります。読者を裏切らない楽しいくまのお話です。
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『ぼくだけのこと』
¥1,540
森 絵都/作 スギヤマ カナヨ/絵 36P 偕成社 【「ぼくだけのこと」が積み重なって「ぼく」になる】 ようたには兄弟が二人います。三人兄弟の中で「えくぼ」があるのは、ちょっと嬉しいぼくだけのことです。お父さん、お母さんと五人家族で、ぼくだけがいつも蚊に刺されるのも、ちょっと困ったぼくだけのことです。 ぼくには仲良しの友達が六人います。その中でもぼくだけが逆立ちが出来るちょっと得意なぼくのことです。 ぼくには二十人のクラスメイトがいます。その中で芸能人のサインを持っていないのはちょっと悲しいぼくだけのことです。 こうして、学校、町、世界とぼくの周りは広がっていきますが、ぼくだけのことはそんな中でもあります。でも、もしかしたらこの大きな地球のどこかに一人ぐらい・・・・・・。 明るい表情がとても印象的でイキイキとした絵が、ぼくだけのことを楽しく表現しています。 【丈太郎のひとりごと】 自分だけ人と違うと自慢したくなることがありますよね?その一方でそれが悪いことであれば後ろめたい気持ちにもなる。様々な「ぼくだけのこと」が積み重なって「ぼく」と言う人間が成り立っていて、それを個性と呼ぶのでしょう。 そして、かけがえなのない「ぼく」という一人を認めることが出来るのであれば、それは素晴らしい人生を送ることができます。些細ないことでも大きさは関係なく「ぼく」「わたし」探しをしてみましょう!きっと自分にしかないことが沢山あるはずです。
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【小学生必読!】『ぼくは、ういてる。』
¥1,650
なかがわちひろ/作 55P のら書店 【「ういてる」って良いこと?悪いこと?】 主人公の僕は時々浮いています。その時によって違うけれど大体20〜30センチぐらい浮いています。周りからはただぼんやりしているように見えるらしく、叱られたり、笑われたり、置いていかれたりします。 退屈して他の人と違うことを考えていたり、何か夢中になっている時に浮きやすいです。しかし、悪いことだけではありません。浮いてるからこそ思いがけないものが見えたりもします。 浮いていることは悪い気持ちにするだけではなく、良い気持ちになることもあります。よく見ると浮いてるのは自分だけでなく周りの人も全員ちょっぴり浮いてました。みんな揃って3センチぐらい浮いていたので気づきませんでした。 浮いていることが悪いことなのか良いことなのかは答えは出ませんが、自分らしく生きている姿が、文章をよりわかりやすくするような絵で描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 多数の中で自分だけ思考や行動が違うと周囲から「浮いている」」と言われることがあります。それが個性と呼ばれる良いことなのか、協調性や集中力のない悪いことかはわかりません。 この本には浮いていることについて良い悪しの判断はされていません。そんな浮いてる子どもを優しく見守る校長先生もこのお話には登場します。大人が子どもたちと接して必要な時にはフォローをするのが大切だと思います。
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『こねことおつきさま』
¥1,650
アルベルティーヌ・ドゥルタイユ/作 ふしみ みさを/訳 25P 徳間書店 【猫と月の素敵なお話】 家もない、友達もいない自由気ままな野良猫がいます。満月に照らされて、なんで月が自分についてくるように見えるのかわかりません。 野良猫はこれから農場にミルクを飲みにいくところです。まずは塀を通って、次は木に飛び移り、芽キャベツ畑を通り、野原でかけっこしますが、月はどこまでも着いてきます。小川を飛び越える時は水面に月が写ります。 そうこうしているうちに農場に着きました。瓶の中に入っているミルクを瓶の下の方まで飲もうとしたところ、猫が、、、。 クラシカルな絵が気品があり上品ではありますが、猫がとても可愛らしく描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 1954年にフランスで刊行された絵本のようです。言われてみれば絵のタッチやストーリーが今時の感じではなく、オーソドックスな雰囲気が出ています。 しかし、70年経った今でもこの絵本を楽しむことが出来るのは、普遍性があるため時代に流されないからでしょう。 しっとりとした質感がとても柔らかく、そして優しくお話の世界に、子どもたちは自然に入っていくことでしょう。夜寝る前に読む絵本にしても良いと思います。
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【読み物】『机の下のウサキチ』
¥1,650
岡田淳 /作 223P 偕成社 【ウサギの跳ねる力を取り戻す冒険ファンタジー】 この本の主人公の小学4年生になる一平は不思議なことを体験しました。ある時、大好きなおじいちゃんが手術をするために入院をしなくてはならなくなりました。 お母さんは付き添いで行くため、お父さんが帰って来るまで、一人で留守番することになりましたが、大好きなおじいちゃんの書斎で遊んで良いことになり、おやつにコンペイトウとお茶の入った水筒を用意してくれました。 そして、留守番をしていたら突然雷が鳴り停電してしまいました。ランタンを用意して机に下に避難しました。そうしているうちにランタン以外の光のような明るいものがありました。そこは通路になっていてツタの葉のトンネルを抜けると草原が広がっていました。 草原の向こう側に何かいるようです。近づいてみると巨大なウサギでした。ウサギは一平を待っていたようで名前はウサキチと言います。ウサキチは一平のことをキョチと呼びました。 そして、ここはキョチの国であることも告げました。どうやらウサキチは「跳ねる力」をなくしたようで、一平と一緒に跳ねる力を取り戻すことを考えていたようです。 さあ二人の冒険の始まりです!果たしてウサキチの跳ねる力は取り戻せるのでしょうか? 【丈太郎のひとりごと】 児童文学の冒険ファンタジーと言えばこの本の作者の岡田淳さんがまず頭に思い浮かびます。今までも学校を舞台にした冒険ファンタジーの本など沢山発表してきました。 今回の舞台はおじいちゃんの書斎が始まりです。大好きなおじいちゃんの書斎から始まる不思議なウサギのウサキチと共に、ウサキチが失った「跳ねる力」を取り戻す冒険が始まります。 児童文学だからと言っても、大人も十分に楽しめる内容になっています。 しっかりとした構成と躍動感のある文章、これぞ岡田淳ワールドという作品になっています。
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『ちらかしさんとおかたしさん』
¥1,540
SOLD OUT
ふしみ みさを/作 ポール・コックス/絵 32P 教育画劇 【全く性格が違う二人だけど、、、】 あるところに、ちらかしさんとおかたしさんが一緒に暮らしていました。家に帰ってくるとちらかしさんは歩きながら、帽子、鞄、上着、ネクタイとぼんぼん放り出していきます。それを後ろからおかたしさんが全部拾って片付けます。 ちらかしさんは喉が乾けば、水を飲み水道は出しっぱなし。コップを出せば戸棚は開けっぱなしです。おかたしさんは蛇口を閉めて、扉を閉めていきます。 畑にはトマトとナスとキュウリが食べごろになっていて、二人で収穫することになりました。庭の草むしりも料理も二人でします。 なんでも二人で一緒にやりますが、お互い全く性格が違う二人が何故一緒に楽しく暮らしていけるのでしょう? デザイン性が高くイラストもとても素敵で、色彩も赤を基調にバランス良く描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 この絵本の第一印象は「オシャレな絵本だなぁ」と思いました。しかし、読んでいくうちに性格が真逆の凹凸コンビの生活がとてもバランス良く、お似合いの二人であることに気付きました。性格が違うからこそ、お互いの足りないところを自然に補いながら暮らしていけるのです。 ユーモアたっぷりの楽しさと優しさに溢れた絵本です。ちなみに僕はどちらかと言えば、ちらかしさんタイプです、、、。
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『いまの きもちは どんないろ?』
¥1,320
SOLD OUT
えがしら みちこ/作 32P KADOKAWA 【こどもの気持ちを色で表す】 「いまの きぶんに ちかいいろは どれ?」とこの絵本は始まります。音にしたらどんな感じか?一日の中でも気持ちは色々と変わっていきます。 ものすごく嬉しい時、とても悲しい時、何かに夢中になった時、怒った時など、その時々の気持ちによって色は変わるし、もし同じことをしていても、その時の気持ちで色が変わります。 その色の違いを楽しめたり、伝えることで分け合うこともでき、伝え方の方法も色々あります。 子どもたちの心の感情を色で表すとどうなるか?水彩画の優しいタッチで、子どもたちのその時々の感情を色で表現し描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 感情は色で表現できることができます。子どもたちには自分たちだけで溜め込むのではなく、その色を大人でも友達でも伝えて欲しいと思います。決して自分の中に溜め込むのでなく、どのような手段でも伝えることが大切であることがこの絵本には書かれています。 ただし、強制的なものでなくあくまでも子どもたちが主体でそこに寄り添うようにして感情を共有するような描き方がされているので、この絵本を子どもと一緒に読みながら、感情の共有をしてみてはいかがでしょう。
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『ファビアンのふしぎなおまつり』
¥2,090
マリット・テルンクヴィスト/作 長山 さき/訳 44P 徳間書店 【お祭りへのワクワク感から空想が広がって、、、】 外から太鼓の音が聞こえてきました。賑やかな声と笛の音もします。今日はお祭りの日なのです。ファビアンは楽しみで仕方ありません。 ファビアンのお祭りへの空想が膨らみます。大人もみんな補助輪がついた自転車に乗っているとか、車の代わりに像が走っていたり、高い木の上に住んでみたり、マシュマロの首飾り、ケーキの帽子、踊りたくなくても体が飛び跳ねるような音楽、本物の星が出てくる花火、空から降ってkるプレゼント、ファビアンの空想は止まることがありません。 ファビアンのワクワクが止まらない中、ようやく外に出ることにしました。そしたら、、、 見開きページも数箇所あり、お祭りの賑わいやファビアンの想像の世界が緻密に色鮮やかに描かれているため、とても楽しくページをめくることができます。 【丈太郎のひとりごと】 ファビアンの空想はとても素敵ですね!現実になったらどれだけ楽しいことでしょう!ファビアンの空想したお祭りが果たしてどんなものになるかは、絵本を開いてからのお楽しみです。 絵のタッチが全体的に明るく、そして細部に至るまで丁寧に描き込まれているため、何度もみても楽しく、数箇所ある見開きページのダイナミックさもとても魅力的です。 子どもの空想って、もう大人ではできない無限性があって楽しいものだと、この絵本は教えてくれます。
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『ぶらぶらどうぶつえん』
¥1,540
井上洋介 /作 32P 小峰書店 【動物園の色々な動物を観察してダイナミックに描く!】 動物園の色々な動物について、作者が感じたことが書かれています。動物の特徴を捉えながら、そこに自分の想いを載せていきます。 例えばこんな感じです。 「しまの もようは なんて きれいだ ぼくも こんど しまの しゃつをきる」 「くじゃくが はねを ひろげてく れた わたしも りょうてを ひろげてみせた いっしょに とじて いっしょに ひらく おひるの たいそう いちに」 動物と同じ目線で同じ呼吸をするように動物に寄り添う形で文章が書かれています。 文字も独特な手書きで絵も荒々しくダイナミックに描かれているのに、どこか優しさを感じます。 【丈太郎のひとりごと】 動物園が近いので息子とよく自転車で出かけます。檻の中に入っている動物たちは何を思い考えているのだろう?と思うことがあります。本当は自然界で生きていくのが良いのかなぁとか、沢山の人に見られながら生活する気持ちってどんなだろう?とか、色々と想像をしてしまいます。 この絵本はそんな僕の思いを代弁するかの硫黄に色々な動物への想いが描かれています。少し皮肉混じりではありますがユーモアさを感じます。 一見、荒らしく描かれているように見えますが、よく見るとしっかりと動物が観察されて描かれていることがわかります。 今度、息子とまた動物園に行ったら読んでみたいと思う絵本です。
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『おやすみなさい』
¥1,430
ヴィルジニー・アラジディ カロリーヌ・ペリシェ/作 エマニュエル・チュクリエール/絵 カヒミ カリィ/訳 24P アノニマ・スタジオ 【暗闇の中に光る動物たちの「おやすみなさい」】 おやすみの時間です。もうすっかり夜で、夜は真っ暗な布団で森を優しく包みます。 「しー・・・・・・さあ おやすみなさい」 静かな静かな音は夜の音です。大きな夜空には輝くお月様がひとつ、静かな月明かりです。 「しー・・・・・・さあ おやすみなさい」 夜の自然の様子が、とても丁寧に書かれており、ゆっくりと時間が流れます。そして、我が子を愛する気持ちが溢れています。 濃いグレーの中に浮かび上がるように描かれた蛍光オレンジのリスの親子や色々な親子がとても美しく、心が清らかになり、シンプルな思考になっていきます。 【丈太郎のひとりごと】 訳しているのはカヒミ カリィ。90年代に音楽業界に旋風を巻き起こした「渋谷系」と呼ばれる音楽家たちの中の1人です。まさか絵本でカヒミ カリィに再会するとは思っていませんでした。 しかし、訳されたストーリーは言葉ひとつひとつを丁寧に選んで夜のおやすみの時間を見事に演出しています。そして、絵も素晴らしく動物たちの親子が暗闇に浮き上がるように描かれているのですが、何故だかとても自然に受け入れることができます。 寝る前のちょっとした時間をこの絵本で子どもと一緒に、優しく開いてみたくなります。 アートブックとしても十分に楽しめる優れたアートワークな絵本です。
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【おはなし会とかで大ウケ間違いなし!】『チーターじまんのてんてんは』
¥1,430
SOLD OUT
みやけ ゆま/作 32P BL出版 【チーター自慢のてんてんが飛んでいく〜!】 体に沢山のてんてんが自慢のチーターがいます。いつもより、なんだか寒い日のことです。冷たい風が吹いてチーターは体をブルブル震わせました。それから鼻をひくひく、ひく ひく ひく ひく ひく ひく・・・・・・。 「ハーックション!」 とうとうおおきなくしゃみが出た途端、チーターの自慢のてんてん体から飛んで行ってしまったのです。そして、てんてんは草を食べていたシマウマに!てんてんシマウマはゆらゆら揺れる草がすぽっと草が鼻に入ると・・・・・・ 「ヒッヒヒッ ヘェーックション!」 チーターの自慢のてんてんはまたくしゃみと一緒に飛び出してしまいました。てんてんは次に像に、そしてまたくしゃみをしたら今度はシラサギたちに。チーターの自慢の点々が次々に違う動物に飛んで行ってしまいます。果たしてチーターの自慢のてんてんはどうなるのでしょう? 色鮮やかにダイナミックに描かれた絵は迫力満点で、動物達も迫力を感じます。 【丈太郎のひとりごと】 とても発想が面白い絵本です。チーターの点々が旅をするかのように次々違う動物についてしまいます。ここではオチは言えませんが、とても面白いものになっています。 おはなし会などで読むと、きっと子ども達は大笑いするに違いないでしょう!是非とも子ども達と一緒に楽しんで欲しい絵本です。
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『びっくりさんちのみつごちゃん』
¥1,540
SOLD OUT
角野 栄子/作 西巻 かな/訳 32P 童心社 【かわいい三つ子ちゃん達が次々やってくる!】 アーちゃん、レーちゃん、マーちゃんは三つ子の3歳の姉妹です。それぞれ得意技を持っています。ある日、ビックリママとビックリパパが出かけていきました。 「とん とん とん 」とドアをノックする音がします。どうやらお客さんのようです。ドアを開けて見ると、3歳の猫の三つ子ちゃんでした。一緒に遊ぼうときたので、家に入ってもらいました。 「とん とん とん 」とまたお客さんのようです。今度は3歳のサボテンの三つ子ちゃんでした。またも一緒に遊ぼうときたので、家に入ってもらいました。 「とん とん とん 」とまたお客さんのようです。次から次へとお客さんがやってきて、しかもみんなアーちゃん、レーちゃん、マーちゃんと同じ三つ子で3歳です。 夜になり「おそくなっちゃったわ」とビックリママとビックリパパが走って家に帰ります。家の中に入ると2人ともビックリ!そこには、、、。 ふんわり軽快に色々な三つ子ちゃん達を可愛く描いています。 【丈太郎のひとりごと】 「とん とん とん 」とドアをノックしてお客さんが来るリズムが気持ちよく、この絵本のように3歳前後の子どもから楽しめそうです。とにかく絵が軽やかでスーッとお話の世界に入り込んでいけるようです。 乳児から幼児へ変わるぐらいのタイミングの子どもにピッタリの絵本です。もちろん大人もこの可愛さにメロメロになって楽しめますよ!
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『まってるまってる』
¥1,320
高畠 那生/作 32P 絵本館 【まってる先には、、、】 みんなが待っている行列があります。 「まってるまってる なんのぎょうれつ?」 それはたこ焼きの行列でした。また行列があります。 「まってるまってる なんのぎょうれつ?」 それはドーナツの行列でした。またまた行列があります。 「まってるまってる なんのぎょうれつ?」 こうやって行列は続いていきます。行列には人間だけではありません。動物も鬼もお化けもいます。最後の行列は「ながーい ぎょうれつ」。一体何の行列でしょう? 繰り返される「まってるまってる なんのぎょうれつ?」をユーモアのある絵で飽きさせることなく描いています。 【丈太郎のひとりごと】 この絵本の作者である高畠 那生君は、絵本作家の高畠純さんの息子さんです。絵のタッチは全然違いますが、ユーモアのセンスは似ているところがあると思います。この絵本もシンプルな繰り返しながらも次のページをめくる楽しみがあります。 那生君の他の絵本もユーモアがたっぷり描かれています。色々なタイプな絵本を描いてますが、繰り返し要素の高いユーモア絵本が多いような気がします。 メルヘンハウスに来るお客さんで、作者名を見ずに那生君の絵本を見ると、海外の作家だと思われるお客さんが多いです。それほど日本人離れした絵も魅力でもあります。 僕とほぼ同世代の作家さんなので、応援しています!
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『はらぺこハロルド、なにがみえたの?』
¥1,540
ケヴィン・ウォルドロン/作 いしいむつみ/訳 32P BL出版 【食いしん坊でイスが好きな犬のお話】 犬のハロルドはいつもものすごくお腹が空いてます。食べ終わると散歩に出かけ必ず居心地の良いイスで、くつろいでいます。このイスが食べ物と同じくらい好きなのです。 ある朝のこと、ハロルドはご飯を食べに行く途中でイスがないことに気づきます。家中探し回ってもイスはありません。ようやくイスを見つけたと思ったら、ゴミ収集車に持っていかれるところでした。ハロルドは夢中でゴミ収集車を追いかけますが追いつくこともできず、おまけに迷子になってしまいました。 その時、お腹が鳴りました。朝ごはんを食べていなかったのです。ハロルドの頭の中にはご飯と帰り道のことだけになりました。知らない町をで美味しそうなものを沢山見ながら、なんとか家に辿り着きました。そして、イスのことは忘れて朝ごはんを食べました。 食べ終わるとそこにあったものは、、、。 食べ物だけが実際の写真のコラージュになっており、とてもお洒落な色使いと絵でハロルドとその周りの様子が描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 とにかく絵とコラージュがなるほどな!と思うような工夫がされていて、デザイン性も高く読んでいて気持ちの良い絵本です。ストーリーはシンプルなだけに絵に目がいってしまいます。こんな洒落た絵本を子どもの頃から読むことは、子どもの感性に大きく影響を与えると思います。 子ども達には芸術性の高い絵本に沢山出合って欲しいと思います。
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『ねずみに ぴったりの のりもの』
¥1,650
マリー・ホール・エッツ/作 こみや ゆう/ 訳 36P こみや ゆう 【夜にねずみが見つけた素敵なものは、、、】 ねずみの家族が2家族地下室に住んでいました。ある夜、男の子のジョニーはベッドで寝ていました。そのころ2家族のねずみは地下室の階段を静かに登っています。階段を登ると耳を澄ましてジョニーと家族がぐっすり眠っているからです。 ねずみたちは部屋のあちこちを走り回って色々と物色します。子ども部屋に来るとねずみ達は目を丸くして嬉しそうに「チューチュー!」と鳴きました。子ども部屋におもちゃの自動車と汽車と飛行機とトラックがあったからです。 のりもののおもちゃにぴったりのねずみは、早速、飛行機とトラックに2家族分かれて乗り込みました。2家族は汽車と自動車に乗り込みましたが、ぶつかり合って倒れてしまいました。ねずみ達は地下室に逃げ帰るのですが、1匹のねずみだけが汽車の下敷きになって身動きが取れなくなってしまいました。 翌朝、ジョニーが目を覚まして子ども部屋に行ってみると、おもちゃが散らばっていました。そして、片付けようとしたところ、汽車の下敷きになって身動きが取れなくねずみが見つかってしまいます。一体、ねずみはどうなるのでしょう? クラシカルな絵で細部に至るまで描き込まれ、ねずみの躍動感が伝わってくるような動きのある絵で楽しませてくれます。 【丈太郎のひとりごと】 アート的にも絵が素晴らしく、1964年に描かれた絵本の復刊です。60年前にこんなにお洒落に絵が描かれている絵本があったことが驚きです。そして、その長い間親しまれて読み継がれてきたと思うと、絵本の持つ力の凄さを感じます。 いつの時代に読んでも普遍性の高い絵本は楽しめます。このようなクラシカルな絵本はこれからも大切に読み継いでいかないといけないと思いました。
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『ツリーハウスがほしいなら』
¥1,540
カーター・ヒギンズ/作 エミリー・ヒューズ/絵 千葉茂樹/訳 32P ブロンズ新社 【憧れのツリーハウスを手に入れたいのであれば、、、。】 ツリーハウスが欲しいなら、まずはゆっくり慌てずに空を見上げることから始めます。そして木に囲まれた空に浮かぶ家を思い浮かべます。 まずはどんな木が良いか探します。背の高い気が良いのか?枝がたくさんある木が良いのか?そして、どんな家にするのか?まずは設計図から始めて梯子を高く立てかけて柱に板を渡します。そして突っ張りを入れたらボルトでしっかり留めます。 ツリーハウスにはブランコかロープもなくてはなりません。小さな図書館があっても楽しい!夜は星に手が届きそうで懐中電灯があれば夜空を独り占めにもできます。 細部に至るまで緻密に緻密に描かれた絵は、ツリーハウスの構想がどんどん広がる楽しみが広がります。 【丈太郎のひとりごと】 ツリーハウス、憧れですよね!子どもたちはツリーハウスに限らず、秘密基地など隠れ家的なものが大好きです。僕も少年時代に友達と秘密基地を作って楽しんでました。 この絵本はとても想像力を刺激するお話となっています。絵を見ているだけでワクワクが最後まで止まりません。子どもだけでなく、大人も楽しめる内容となっています。 さあ、家のゲーム機を置いて木のあるところで、まずは空を見上げてツリーハウスを想像してみよう!きっと新しい色々な発想が生まれてくることでしょう。
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『はちうえはぼくにまかせて』
¥1,320
SOLD OUT
ジーン・ジオン/作 ガレット・ブロイ・グレアム/絵 森 比左志/訳 36P ペンギン社 【家がジャングルになちゃった!】 夏休みにどこにも行かないトミーが家で、近所の人の鉢植えを預かって世話することになりました。トミーは鉢植えの世話が上手です。水の分量も鉢植えに合わせて変えたりもします。 鉢植えを預かってから1週間経ち2週間が過ぎました。鉢植えの植物はどんどん伸びて絡まりあって家がジャングルになりました。部屋の中までジャングルのようです。ある晩、トミーは植物がどんどん伸びていき家に入れなくなる夢をみました。 そして、あくる朝トミーは良いことを思いつきました。それは、、、。 黄色と緑のコントラストを基調とした優しく描かれた絵は、軽やで爽やかな気持ちでお話を楽しむことができます。 【丈太郎のひとりごと】 一時期、観葉植物などに憧れていましたが、サボテンすら枯らしてしまう自分には世話はできないと諦めました。トミーは植物に囲まれて楽しそうです。そして、いつ何時も嬉しそうです。 この絵本を読んでいるとなんだか植物を育ててみたくなると思います。その時は家がジャングルにならないよう程々に。
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『ぼくのへや』
¥1,430
伊藤ハムスター/作 32P KADOKAWA 【他と比べることに意味はあるの?】 僕は衝撃を受けました。遊びに行ったあの子の部屋は、どこもぴっかぴかです。しかし、あらいぐまの部屋はそれが普通らしいのです。それに比べて僕の部屋は散らかっていて、あらいぐま失格です。 より良いあらいぐまになるように決心しました。物が多過ぎるので思い切ってみんなにもらってもらうのです。そうすると部屋はすっきりして素敵になりました。しかし、なんだか落ち着きません。色々と返してもらうことにします。 市場、海の中、遊園地、宇宙などに手放した物を探しに出かけます。そうしてあらいぐまの部屋は、、、。 カラフルでポップな絵で、自分にとって本当に大切なものは何か?という想いがシンプルに描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 僕の部屋もこのあらいぐままでいかなくとも、散らかっています。雑誌とかみると洗練されたお洒落な部屋とかに憧れます。 しかし、自分にとって大切なものは何であるのか?他と比べてどうなるか?この絵本はそんなことをシンプルな文章で語りかけています。
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『あみあみあみちゃん』
¥1,650
麻生 かづこ/作 うえの よう/絵 32P ポプラ社 【ふんわりやさしい気持ちになれる絵本】 あみこちゃんは、髪の毛を編み込みにしてみました。お花も木の実も葉っぱも木の実も編み込みしてお花畑のようになりました。 そしたら、うさぎがやって来て、「いーれーてー」と言うので編み込みの中に入れてあげました。次にくまさんも「いーれーてー」と編み込みに入り、でんぐり返しをして遊びます。そこにりす、ことりもやって来て編み込みに入り、みんなで楽しい音楽会をしました。 そんな楽しいことをしてる時に、ねこが跳ねてきたのです。そしたら、ことりが羽を広げてあみちゃんは空を飛びました。空はふわふわでとても良い気持ちです。そこへ灰色の雲も編み込みに入って来ましたが、「ぽたん・・・・・・。」と雨が降ってきました。あみちゃんはどうなってしまうのでしょうか? あみちゃんが楽しんでいる光景を、優しい色使いと表情豊かなかわいい絵で描かれています。 【丈太郎のひとりごと】 一時期、長髪にしたことはありますが流石に編み込みまでしたことはなかったです。子どもだった頃に4歳年下の妹が、毎朝父に編み込みをしてもらって楽しそうにしていたのを何故か覚えています。 この絵本はとてもシンプルで優しいお話なので、時がゆっくり流れているように思います。まだ先月(3月)に発刊されたばかりの絵本です。これから多くの子どもたちを気持ちの良い空気感に誘っていくことでしょう。